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同人サークルA-COLORが北海道をうろうろしながら書いているブログです

DVD見てました

2011-09-19 21:13:15 | 映画-2011年

この三連休は、ずっと雨にたたられた上に、いろいろ用事もあったので空いた時間でDVDを見てました。
見たのは、
・ゾンビ(ディレクターズカット版)
・サバイバル・オブ・ザ・デッド
・ブラック・エンジェルズ
です。
特に『ゾンビ』は、どこのレンタルショップに行っても置いてなくて、ようやく見つけることができました。

以下、3本の感想を簡単に。

『ゾンビ』
子どもの頃に見ているはずで、そのころの記憶では「スーパーマーケットに立てこもって、ゾンビ軍団(+暴走族)との生死を賭けた恐怖のバトル映画」って記憶だったんですが…。
今、改めてみるとそんなに怖くないし、バトルってほどに緊迫したものでもなかったです。
『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』にもあるように、むしろゆるいぐらいです(音楽も、またのんきな感じ)。
子どもの頃の記憶っていい加減だな~w
その一方、生きている人間同士で殺し合う姿ってのは、まさに世紀末的でした。
自分が助かるためにかつての仲間を殺すなど、アクションの緊迫感とは違った人間の感情がぶつかり合ったせめぎ合いに、むしろ緊張感がありました。
っていうか、ゾンビ=化け物が襲いかかる、ってイメージだったんですが。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』以来、ロメロのゾンビ映画って、ゾンビが直接手を下すんじゃなくて、人間が勝手に自滅するパターンなんですね。

『ゾンビ』(DVD)
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー、デビッド・エンゲ、ゲイラン・ロス他
点数:7点


『サバイバル・オブ・ザ・デッド』
現時点では、ジョージ・A・ロメロの最新作です。

なんで、西部劇風なのにサバイバル? ってカンジでした。
生と死に対する二人の老人の態度が、そのまま小さな島を舞台に人々の対立に発展するという、ロメロ風の社会風刺が効いています。
とはいえ、この辺の感覚(小さな島で2つの家が、西部劇風なスタイルでいがみ合うというシチュエーション)が私には良く理解できなかったので、終始、感情移入はできずに疎外感のようなものがあったのですが。
もしかすると、それは島の部外者である軍曹たちが感じていた、違和感のようなものと同じなのかもしれませんが…。

『ドーン・オブ・ザ・デッド』的なハイスパートなゾンビアクションと比べるべくもなく、相変わらず『ゾンビ』的なゆったりした展開です。
それがロメロらしくて良いとも思えるし、派手なノリに慣れちゃったから退屈とも思えます。
子どもの頃に見た『ゾンビ』が途轍もなく恐ろしい映画に思えてた、あのころの自分の感性や時代とは違うからなんでしょう。

『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(DVD)
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:アラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウェルシュ、リチャード・フィッツパトリック、他
点数:5点


『ブラック・エンジェルズ』(DVD)
原作が大好きなので、さほど期待せずに見ました。
『デビルマン』的な、『ドラゴンボール・レボリューション』的な、そんなカンジで。

でも、思っていたよりはいいカンジでした思います。
原作が現代の『必殺仕事人』テイストなので、こういう安っぽいカンジの作りには合ってるような気がします。
とはいえ敵役が…外道は外道なんですが、ド外道というほどに腐ってるシーンが直接描かれてなかったのが物足りない。
公式サイトに上がっている、平松伸二先生のマンガでは十分にド外道なんですが。
実写版だと、すっかりパワーダウンして、頭がおかしいスケベオヤジでしかないってのが……。
もっとVシネマっぽいカンジで、外道が外道らしく描かれていて、最後はスカッとぶち殺されるカンジの演出にしてもらえたらよかったのにな~、と思いました。

『ブラック・エンジェルズ』(DVD)
監督:内田英治
出演:落合モトキ、矢島舞美、他
点数:4点


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