「女性宇宙飛行士の名前を知っている人は教えて下さい」
今さら言うまでもない、SF映画の古典とも言うべき作品。
実は私は、チャールトン・ヘストンが出た映画って、『猿の惑星』しか観たことがない罰当たりだったりするけど、でもこの映画だけは何回も見ている。
っていうか、ウチの親が馬鹿の一つ覚えのように、この映画をビデオで借りてくるから、ついつい観てしまうのだけれど。
幼い頃に観た記憶では、やっぱり猿のメイクアップに驚いた。
今になって見てみると、さほどスゴイわけじゃないけれど、CGなんかなかった、あの当時(30年以上も前)の状況を考えると、やっぱりスゴイ。
で、次いで驚かされるのは、やっぱり衝撃のラストシーン。
一応、ネタバレになるから詳しくは書かないけれど、映画史の中でも屈指のラストシーンだと思う。
だって未だに、あのラストシーンを観ると鳥肌が立ちそうになるんだもの。
ハッキリ言って、あのラストシーンだけで、この映画は全てを語ることが出来ると言っても過言じゃないだろう。
科学的考証や矛盾点など、アラを探そうと思えばいくらでも見つかるんだけど、そういうのを指摘しても意味がない。
あのラストシーンに込められたメッセージこそが、この映画の本質とも言えるわけだから。
その点、その後に作られた続編は、どうもいまいちというか迫力に欠けていた。
訴えるものがないというか、偉大なる1作目を越えられなかったという印象が強い。
っていうか、何回も観ているはずなのに、どれがどういうストーリーだったのか覚えていないし。
そういえばティム・バートン版はまだ観てないな~。
『猿の惑星』好きとしては、1作目を越える傑作であることを祈りながら、ビデオ化されるのを待っています。
『猿の惑星』(テレビ)
監督:フランクリン・J・シャフナー
出演:チャールトン・ヘストン、キム・ハンター、ロディ・マクドウォール、他
評価:10点
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