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同人サークルA-COLORが北海道をうろうろしながら書いているブログです

ターミネーター3

2004-04-10 18:39:00 | 映画-2004年

「違うタイトルで公開していたら……」

 個人的には、ターミネーターの続編ということで期待していたけど、監督がキャメロンではないということで、すでにテンションが下がっていた。
 で、実際に観てみたら……
 なんか、かなりガックリきた。

 まず、根本的な問題として、前作、前々作の話が「なかったこと」にされてしまうのが。
 一応、リンクしていることにはなってるんだけど、最後のちゃぶ台返しのようなエンドには、納得いかないというよりも、呆然としてしまった。
 細かいこといえばきりがないけど、とにかく、このブッチギリ感が虚脱感を増幅させる。

 あとジョンがブッサイクになったな~、と。
 エドワード・ファーロングがアレしちゃったから、仕方がないのかもしれんが。
 もうちっと、なんとかならんのかな、と。
 まあ、社会に適応できない、墜ちた英雄としてはニック・スタール=ジョン・コナーも良かったんだけど。
 だけど、なんか釈然としない。
 ついでに釈然としないといえば、サラがおっ死んだことになっているのも。
 だけど、武器は確保してる(笑)。
 もう、何なんだよ、ってカンジ。

 前にも書いたけど、『ターミネーター』は自分の中でもフェイバリットな作品なので、こういう続編はショックが大きいな。
 初恋の人と風俗で出会したような。なんか、そんなカンジ(笑)。

 とまあ、前作との関わりばかりで観ていると、どうしてもこういう厳しい見方にならざるを得ない。
 んじゃあ、前作を「なかったこと」にした場合……。
 そこそこは面白い映画かも、しれない。

 とりあえずシュワちゃんが出てるし。
 バンバンぶっ壊すし、無理してギャグしてるし。
 選挙前のシュワちゃん、在庫一掃セールみたいで良くはないけど、悪くもない。

『猿の惑星』の最終作みたいなエンドも、なんかチープなSFっぽくて、まあいい。

 女ターミネーターは、ちょっと時代の波から外れてるけど。

 違うタイトルで公開していたら……そこそこに楽しめたかもしれない。

 もっとも、「T3」を名乗れなければ、そんなに大金は稼げなかっただろうし。

 そもそも、俺がこれを観ることもなかっただろうな。

『ターミネーター3』
監督:ジョナサン・モストウ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、クリスタナ・ローケン、 ニック・スタール、他
評価:5点(『ターミネーター』の続編としては2点)


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