「ビギニングものって流行なの?」
『CUBE2』で、すっかりミソを付けたカンジがあるけど、これは『CUBE』以前のお話とのこと。
面白いかどうかはさておきCUBEの謎が解けるのかと、けっこう期待しながら観ました。
んで、これにもガッカリさせられた。
とりあえずCUBEの裏方さんの話は、それなりに面白かったけど。システマチックにできてると思われていたCUBEが意外とアナログだったりして。
ハイテク機器だと思ってたら、中でオッサンが必死にペダルを漕いでいたみたいな、そんな面白さはあった。
とはいえ、そういうオッサンたちの苦労は窺えるけれど、そもそもなんでCUBEなんてものがあるのか――なんで『CUBE2』ではハイパーキューブになったのか――という回答は結局与えられていない。
とりあえず人体実験をしてるんだなって、ことだけわかった。
ゴア描写がパワーアップしてるけど、別にゴア描写を見たいわけでもないしなぁ。
そのゴア描写に至るまでのトラップの恐ろしさや、そのトラップを前にして人間性を失っていく人々が恐ろしかったのに。
『CUBE』に続くエピソードもあったりしたけど全体的に消化不良は否めなく、とうてい『CUBE』より優れているとも思えない。
っていうか『CUBE』より前の話なんだから、もっと続きに対して因果を含ませるような、そういう作りにならなかったのかな?
と思いながら、『CUBE』はあの立方体の中だけで完結しているから面白いのであって、そこから外に出ると、もはや魅力はなくなってしまうのではないか、と思ったりした。
『CUBE ZERO』(CATV)
監督:アーニー・バーバラッシュ
出演:ザカリー・ベネット、デヴィッド・ヒューバンド、ステファニー・ムーア、他
点数:4点
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