聖書と共に

その人は慰められん

現在、夜の聖書通読はヨブ記に入りました。
ヨビ記は、いつ読んでも切なくなります。
「ウズの地にヨブと言う名の人がいた。この人は、潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっていた。(BC2000年頃)
彼には7人の息子と3人娘がいた。
彼は、羊7000頭、らくだ3000頭、牛500匹、雌ロバ500頭、それに多くの僕を持っていた。
それで、この人は東の人々の中で一番の富豪であった。」
ヨブは神様の自慢の人でした。しかし、サタンが出てきて、神様に異議を唱えます。神様はサタンの異議を認め、サタンの活動を許します。
すると、10人の息子、娘は滅ぼされます。
又、家畜もすべて、取り去られます。
その時、ヨブは立ち上がり、その上着を引き裂き
、頭をそり、地にひれ伏して礼拝し、言った。
「私は裸で母の胎から出た。
また、裸でかしこに帰ろう。
主が与え、主が取られたのだ。
主の御名はほむべきかな。」
全て、この事においてヨブは罪を犯さず、又、神に向かって愚かな事を言わなかった。
しかし、更にサタンはヨブを撃ち、その足の裏から頭の頂まで、いやな腫れ物をもって、彼を悩ました。ヨブは陶器の破片を取り、それで自分の身をかき、灰の中に座った。
又、ヨブは、「我ら神より福祉を受けるので、災難をも受けざるをえない」と言います。

毎日読んでいる榎本保郎牧師の「旧約聖書一日一章」のヨブ記の解説にあった文を紹介します。
日本基督教団出版部から出ている
「その人は慰(なぐさ)められん」と言う書物の中の富士見町教会の島村亀鶴牧師の次の様な文章が記されている。
「慰められるために、多くの人の、お話を伺い、数々の本も読んでみました。ひとりの女の子を失ってしまった家内が、いつまでも台所で働いているのを見ると、気の毒にもなります。慰めてやりたくもなります。しかし、言葉だけの慰め、本で読んだ真理だけでは、この悲しみを慰める事の
できないことを、私はよく知知っています。
『妻に言わでいること多し暮れの春』
これは、慰める言葉を知らない私の句です。
ただ、相談し、それぞれが悲しみの壷を心の中に抱いているより他に、しかたはありません。
『思い切りお泣きなさい。あなたの涙だけが、いちばんよい慰めです』と言うよりほかはありません。』





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