「エマオの道で 365日の霊想」です。
著者は米国の元アズベリー大学学長のデニス・キンローです。イムマヌエル綜合伝道団出版部から出版
「三位一体の交わり」の抜粋を紹介致します。
神ご自身の内にある3つの各位の人格(位格)は、他の人格に自らを与える程の愛を注いでいるのです。
万物の始まり、神以外に何も存在しなかった時も
神は決して孤独ではありませんでした。なぜなら
神の内には御父、御子、御霊の三人格相互の愛の交わりが存在していたからです。
イエスは、御父について、こう述べておられます
「まことに誠に、あなた方に言います。子は父がしておられる事を見て、行う以外には、自ら何も行う事はできません。すべて父がなさる事を、子も同様に行うのです。」(ヨハネ5ー19)
あるいは、御子に関する父なる神の、み言葉は
「これは私の愛する子。私はこれを喜ぶ。彼の言う事を聞け。」(マタイ17ー5)と述べておられます。
更に、御霊についての、み言葉を取り上げれば
「しかし、その方、即ち、真理の御霊が来ると、
……御霊は自分から語るのではなく、聞いた事を
すべて語り、これから起こる事を、あなた方に伝えて下さいます。……御霊が私のものを受けて、あなた方に伝えると言ったのです。」(ヨハネ16-13、)
三位一体の神の内には完全で、かつ、親密な交わりがあります。その交わりの中では、お互いが自分以外の人格に栄光を与えるために存在しています。これこそが、神が私達、人間との関係において望んでおられる事です。
神は、ご自身の主導権のもとで、私達が行動する事を望んでおられます。そうすれば、私達は神に栄光を帰する事ができるのです。
神の愛する子供となって、神との交わりの中で
体験した事を、この世と分かち合う事ができます。
それほどまでに、神と親密になれるでしょうか。
聖書は、それが可能であるばかりか、そのために
こそ、私達は造られたと明言しています。
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主はあなたに告げられた。
人よ。何が良いことなのか。
主は何を、あなたに求めておられるのか。
……
へりくだって
あなたの神と共に歩む事ではないか。
(ミカ6ー8)