ばれるずBLOG

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やっぱり日本酒を呑もうよ♪

2016年10月14日 22時23分31秒 | 三重県全域
突然ですが、みなさんは日本酒好きですか?
日本酒のイメージってどうですか?
悪酔いしやすい? アルコール感がキツイ?
おっさんが呑むもの? そもそも種類がよくわからない?

こんにちは、日本酒大好きかねこさんです。

ここ何年かは日本酒も見直されて、女性も日本酒好きの方もいらっしゃいますね。
数回前の伊藤のブログもぜひご覧になってください。


今回はそもそも日本酒ってどうやって呑んだら良いのかわからない方向けに、
かねこの視点で失敗しにくい日本酒選びをご紹介したいと思います。

日本酒が好きでもう7年以上も呑んでますが、私自身銘柄をたくさん覚えてるわけではありません。
しかし、なんとなく自分の好みやお酒の特徴を知っているので、美味しい日本酒に当たることが多いです。

それと、選ぶ日本酒で次の日もしんどくなるような日本酒とそうでない日本酒があることがわかりました。
これは個人的な身体の反応なので、すべての人に当てはまるとは思いませんが、
「日本酒で悪酔いする」という方は一度試されるといいかもしれません。


では本題へ。

ある程度いろんな種類の日本酒が置いてある呑み屋さんに行きましょう。
かねこの最初の選び方は大きく二つ。

「純米酒」か「本醸造酒」かです。

純米酒はお米と糀と酵母と水だけで作られた日本酒のことです。
対して本醸造はアルコール添加ということを行っています。
一般的にアルコール度数を調整するためと言われていますが、
用は醗酵によって管理しなければならないアルコール度数を添加させることで、
その手間を簡略させているともいえます。
これを略して「アル添」と言います。

作り手さんは、「品質を安定させるため」「熱燗用だから」と言いますが、僕は体質的に合いません。
次の日に花粉症のような症状がでるのです。

本醸造酒はアミノ酸を入れて味付けをしている場合もありますが、
アル添と同じで本来醗酵で熟成される旨みを味付けで簡略させています。
こちらも作り手さんに言わせると「品s(ry


上記のことから僕はなるべく純米酒系のお酒を呑みます。
次にお酒のランクですが、上から(普通値段の高い順)

「大吟醸」、「吟醸」、「特別」、「なにもなし」

これは精米歩合の違いのことです。
精米歩合とはお米の表面を削って残ったお米のパーセンテージのことで、
大吟醸酒=50%以下  吟醸酒=60%以下  特別酒=60%以下
と定められています。
ですが、わざとしたのランクのをつけることもあるので、精米歩合はある程度の目安にしかなりません。
精米歩合が高ければ高いほど美味しいというものでもないですし。
ちなみに僕は純米吟醸か特別純米クラスが一番好きです。(いわば純米酒の吟醸ランクという感じでしょうか)


お米はもともと外側にタンパク質、内側に炭水化物(デンプン)が多く含まれています。

タンパク質は酵母菌に分解されるとアミノ酸に変わります。
炭水化物は分解されると糖分に変わります。
糖分がまた違う酵母菌に分解されるとアルコールに変わります。

日本酒は醸造酒の中ではアルコール度数の高いお酒ですが、
酵母菌を何度も足すことによってアルコールをたくさん作っています。

アミノ酸(=もとはタンパク質)はコクを出すために非常に大切な成分ですが、多すぎると雑味になり、
日本酒の繊細さや上品さに欠けます。
それゆえ、上品なお酒の最高峰として、タンパク質の多い部分をそぎ落とした大吟醸酒が作られています。
1粒のお米で35%ととか40%ぐらいしか使用しない大吟醸もざらにあるので、
原材料のお米の半分以上を使わないとなると材料費が高くなるのは当然ですね。

これは完全に好みの問題ですが、大吟醸はあっさりすっきりしているのが多いので、
食中酒にすると料理に負けてしまい、味がわかりにくくなります。
お酒だけで味わうには最適だと思います。まぁほんとに好みの話ですけどね。

「純米」か「吟醸」か、クラスが「大吟醸」「吟醸」「特別」「なにもなし」と
選ぶだけで、だいたい美味しいお酒にあたります。

あとは辛口とか甘口とかありますが、それは「日本酒度」という表記で表されます。
簡単にいうとプラス(+)が辛口、マイナス(-)が甘口です。

これは瓶の表記をみるか、良心的なお店ならメニューに書いてあります。
何もない場合は店員さんに「甘口が好きなんですが~」と言うのもありだと思います。

ただ、日本酒度だけでは後味の甘さ辛さはわかりません。
これは地域性なのかもしれませんが、ここ三重県のお酒は後味が甘めのものが多い気がします。
東北・北陸は後味あっさり。 四国はパンチの効いた辛めのものが多いというイメージです。
あくまでも主観ですので!

あとは、冷やで呑むか熱燗で呑むかです。寒いと熱燗が欲しくなったりしますが、一応解説を。

一般的には熱燗は風味が飛びやすく、気化したアルコールを鼻から吸い込むので酔いやすいと言われています。
なので、冷酒の方がお酒の本来の味がわかりやすいのですが、稀に熱燗の方が美味しく感じるお酒もあります。

お酒の香りは少し温めた場合に広がることもよくあり、あえて少しだけ温める「ぬる燗」で呑む人もいるくらいです。

呑み屋さんでアル添したいわゆる「本醸造酒」を熱燗用としてオススメされますが、
「熱燗は本醸造でないといけない」というルールはありません。
純米でも純米吟醸でも熱燗で美味しく呑めます。
それを知らずに本醸造酒を「熱燗はこれしかできません」と言ってくるお店はいかがなものかと思います。
同じお酒でも冷や、ぬる燗、熱燗と呑み比べると、とても楽しめると思うのです。

同じ銘柄でもいろいろタイプがありますが、ここまで覚えるとだいたい日本酒選びは困りません。
詳しいお店の場合は、自分の好みを伝えるのが一番です。


ちなみに限定的に「生原酒」とか「初しぼり」「中汲み」などがありますが、
話が長くなってきたので、さらっといきます。

生原酒は生酒と原酒にわけらてます。
生酒は火入れをしないで、製品化(ビン詰)されたお酒です。
酵母が生きていることが多く、日持ちがしません。
ところが風味が強く残っている場合が多いです。

原酒は加水していない、という意味。
アルコール度数の調整のために、あとから水を足すという作業をしていません。
品質が安定しにくいですが、こちらも風味が残りやすいです。

両方足して「生原酒」となります。
香りがフルーティで、僕はとても好きです。
たまに微発泡しているものもありますが、酵母菌が生きて活動しているとガスを発生するからです。

初しぼりとか中汲みは作ったタイミングのことで、もろみをしぼって日本酒を抽出するのですが、
最初にしぼったものか、ある程度絞った中間のものか、です。

初しぼりは「いかにも初物!」なので、ちょっとレアな気分ですし、
中汲みは品質が安定しているので、ハズレが少ないです。

まぁこの二つは、定義がまだ決まっていないので、蔵元がそういうプレミア感を出しているだけなのですが、
お酒はその時その時でしか味わえないものですので、のっかかっていきましょう。


長々と書きましたが、要はいかに楽しんで呑めるかというのが一番大事なので、
美味しいお酒と美味しいおつまみ、楽しい仲間がいれば最高じゃないですか。

酒は呑んでも呑まれるなってことで、楽しく美味しい日本酒ライフを実践してみてください!
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