タイトル :ローマの休日
ジャンル:ラブロマンス
1953年に作られた名作。ってことは50年以上も前の作品。なんだけど、今回観たのは、映像をCGで綺麗に修正しているバージョンです。もちろん白黒の映像。
名作なので、存在は知ってましたが、初めての観賞。TV放映していたのを録画していました。
簡単なあらすじ
ヨーロッパの各国を親善旅行中のある小国の王女アンが、目を盗んで、ローマの街に1人とび出す。そして、そこで知り合った新聞記者と恋に落ちる。
さすがに白黒の映像には抵抗が・・・。と思ったら、とんでもない。ストーリの前半で、あっさりと心を掴まれました。凄く良い…。
年代も文化も違う作品ですが、恋愛感は共通なんだと再認識しました。
オードリー・ヘプバーンは物凄く綺麗でキュートでした。
何れは終わってしまう恋と判かりつつも、動き出してしまった衝動に2人は、戸惑い、苦しみながら、最高に幸せな永遠の1日を過ごします。ラストシーンは素晴らしい。言葉では言い表せない感覚があります。
恋愛には、どうしようもない現実が妨げになり、破局を迎えるものがあります。その妨げには、いかなる努力も無力でしかありません。。。
しかし、どんな状況であろうとも、その瞬間のその場所に、愛が生まれ育ったことは、誰も否定は出来ないし、消すことの出来ない、揺るぎない現実です。
その愛を終わらせなければならない時、どうすることで、相手のためになるのか…をお互いで思いやり、行動します。それは言葉ではなく、感覚的なものですが、この映画には、その感覚が、旨く表現されています。
愛とは、同じ時を過ごした時間の長さや、情の多さで表現出来るものではないと考えています。(もちろん、この考えの方もあるし、完全に否定するものではありません)
愛するということは、最大限に相手を思いやり、どれだけの情熱を注ぎ、費やすことが出来るか…ということだと感じました。
心を打たれる映画を観ると2、3日間程、私生活で、頭がぼーっとしないですか?w
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