ぴろんとミミのHAPPY LIFE

歌と花と愛犬ミミ(マルチーズ)をこよなく愛するぴろんの日々…

METライブビュイング

2014-05-27 22:11:44 | オペラ
《MET(ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場)ライブヒューイング》

今期あと1作残して

私の最近のお気に入りの歌手

スザンナ・フィリップス



フィオリデリージを演じている

【コジ・ファン・トゥッテ】

を友人と観て来ました。




指揮は、2年間の休養期間を経て

復活した

ジェイムズ・レヴァイン。


さすがにレヴァイン。

モーツァルト特有の

音楽の創りや、

弦楽器の響きのバランス、

重唱のアンサンブルの響きの絶妙な感じ、、、。

ビンビンに感じた感じた!

私の

お腹のちょっと上付近の


ちょうど裏側あたりが


ビュューン。。。


と震える感覚を!

おーっ、これこれ❗️


スザンナ・フイリップスと

ドラベッラのイザベル・レナードの息のあった姉妹の声の融合感や

息のあった自然なやり取り

又、

ドン・アルフォンソのマウリツィオ・ムラーロ

フェルランドのマシュー・ポレンザーニ

グリエルモのロディオン・ポゴソフ

の5重唱、

全てが素晴らしかった!!



個人的な好みになるけれど

私が最高に感動したのは

1幕の3重唱。

そして2幕の

フィオリデリージのアリア。

と記しておこう。


スザンナ・フイリップス、

経験が少ないから、と謙虚に言ってたけれど、

いえいえ、

そこはそんな事はありません、

芯は強いけれど

誘惑に対しての

複雑なフィオリデリージの心の内面を

思う存分たっぷり表現していたと思う

歌唱も本当に素晴らしかった!




友人にお誘いを受けて

初めてMETライブビューイングを知った
訳なんだけれども

あれから

何度か足を運んで

結果的にハマりにハマってしまった私な訳ですが。。


何故なんだろう?と思った時、

さほど困ることはない。


先ず絶対と言って良いほど

全てが素晴らしいのだ。

ハズレが先ず一つも無い。


来週は

ロッシーニの【ラ・チェネレントラ】。

超絶技巧がオペラに魔法をかける

というタイトル。


確かにロッシーニは

大変だ。


私自身も学生の頃

ロッシーニの歌曲から

オペラを学んだことが有る。

相当な技術と体力が必要である



でもね

わたし思うんだけどね、

モーツァルトらしさを追求するということを前提とするのであれば

モーツァルトのオペラは

派手では無いけれど

遥かに最高に難しいのではないかと思います。

❗️


『モーツァルト歌い』

という

固有名詞が有りますよね。



誰もかれもがそう簡単に歌えるわけ無い

楽器をやる人も歌う人も必ず

モーツァルトをやるとなると

どんなプロだって

先ず基本に忠実に

基礎から矯正するんです

勉強し直す人もいるくらいだからね。


恐るべし。モーツァルト。

だけど

大ーい好き!


モーツァルト!


しかし


世界最高峰の歌い手が

この歌劇場で歌うということは

どういうことなのかということを

彼らは知り尽くしている

だから

百パーセントの力を

出し尽くしている