拮抗する5つのチームの頭文字から「SWORD地区」と呼ばれているそのエリアは、湾岸連合軍との苦しい戦いに勝利し、穏やかな時間を取り戻していた。そこに暴君・林蘭丸率いる悪名高いスカウト集団「DOUBT」、王者・ジェシーを筆頭とする武闘派集団「プリズンギャング」が突如現れ、恐怖によるSWORD支配を目論む。さらに、カジノ建設を視野に、権力と癒着する反社会組織「九龍グループ」と、その陰謀を暴こうとする琥珀、九十九、雨宮兄弟の激闘も絡み、SWORD地区は未曾有の緊張状態へと突入する。
観に行ってきました。
いつもだったら映画の感想をわざわざブログにまとめたりしないんですが、
ここ1週間くらい、気になるツイートを何度もRTで見かけておりまして。
いわく「ハイローの劇場版チケットをお譲りします」と。
条件は公開週に観に行くこと。観賞後に感想文を書くこと。
感想文と言われたら気になるじゃないですか。
自慢じゃありませんが、感想文を書くという行為については、
この一年間に書いた文字数では、おそらく日本でも一番じゃないかと自負しておりまして。
(ただし内容に関しては以下略)
そんなわけで、「感想文書いてください」なんて言われて、
つい挙手したくなったんですが、
たぶんおそらく、求められてる人材は私じゃないよね?っていう。
なので、企画に乗るほどの勇気もないビビりなんですが、
「感想文を書いて欲しい!」「動員数を少しでも増やしたい!」という気持ちにお応えしたく、
一方的に感想文書いてみることにしました。まぁ、特撮と親和性の高い作品ですしね。
なお私のハイロー視聴歴は以下のとおり。
○ シーズン1
× シーズン2
× HiGH&LOW THE MOVIE
○ HiGH&LOW THE RED RAIN(※ただし金曜ロードショー放映版)
まずはネタバレなし感想。
過去作を完走してないので不安もあったんですが、全然大丈夫でした!
まったくの初心者でも、たぶん大丈夫なんじゃないかな?
いつものSWORD地区の紹介や、いままでの粗筋の案内もあるし。
いまさらながら「HiGH&LOWの構成がうまいなぁ」と思ったのは、
もう本当に、登場人物がめちゃくちゃむちゃくちゃ多いんですけども
全員が何かしらのグループに属してる。なので、グループ単位で把握すればオッケーなんですね。
そのグループも、せいぜい10個くらい?
登場人物が10人と思えば、ぐっと敷居が低くなりますよね!
しかもそれらが激しく個性的。デザインやカラー、テーマ曲でくっきり色分けされてる。
ググったら公式の「キャスト紹介動画」がありました。こんなのあったのか。
不安な人はこれ再生しとけば安心ですが、見なくても大丈夫。自分の知識、これ以下でした。
「っていうか、いきなり10個も覚えられねーよ!」という方なら、
最低限、コブラ(@山王連合会)と雨宮兄弟(@雨宮兄弟)を覚えておけば大丈夫。
HiGH&LOWのストーリーはめちゃくちゃ単純なんですよ。売られたケンカを買う。それだけ。
彼らに協力してくれる人たちが味方で、ケンカ売ってくる人が敵です。それでたぶん間違いない。
量で攻めてくるけど、基本は単純。要は「画の美しさ」です。
リアリティーがない、ありえないとかツッコミいれるだけ時間の無駄。
かっけぇ!ただひたすらかっけぇ!と、口をあけて呆然とするタイプの作品です。
ただ、まぁなにしろ量はすごい。量がすごいので、
見ていくうちに、それぞれのチーム内のメンバーとか気になってしまうという
間口が広くて奥が深い、みたいな構成なんですよ。マジですごくない?
というわけで、かく言う私も視聴直後に
「これはDVD買っちゃうか?」と悩んでる有様です。悩んでる時点で買うフラグ立ってます。
以下ネタバレ感想。
感想とは言いながらも、ほぼ「すごい」しか言わないよ。
導入は無名街から。
やっぱRUDE BOYSのアクションは気持ち良いですね、空飛んでるみたい。
これまでの粗筋を挟んでから、前半は雨宮兄弟vs九龍会。
日本刀のお兄さんが不死身過ぎて怖い。
目の前に現れるたびに「もう勘弁してください」ってなってた。
あれはえげつないわ、あれはないわ(絶賛の意)
カーアクション!めちゃくちゃっすよ。めちゃくちゃっす。
いや、最新のハリウッド映画とかあんまり見てないのでアレなんですけど
「今のカーアクションはこんなことやってんの!?」って驚くレベルです。
危ない。映画の最後に「安全には十分に配慮してます」って注意書きあったけど、いやマジすごかった。
後半はSWORDvs新勢力。
こちらは、達磨の日向さんが言ってたようにお祭り状態です。まさに物量作戦。
開始当初こそ、白vs黒の明確なケンカだったんですが、
追加に次ぐ追加。さらに追加さらにドン!みたいな感じで
なんかもうぶっちゃけ、ケンカしてる本人もどれが味方だかわかんないよね?っていう。
そんな中でも鬼邪高校のノリが良かった。
お前らこんなノリだったんかい!村山くんいいぞ!好きだ!っていう。
さらに。RUDE BOYS。かれらはもう芸術ですわ。言葉もないわ。
あとね。九十九さんのセリフ。
「ケンカじゃなにも解決しない」っていう、うわぁ全否定しちゃったよ!の直後の
「でもケンカしようっていう気持ちは大事だ」っていうのが、すごく良かったです。
そのあとの、九龍グループ善信会会長の背中に蹴りいれちゃうコブラも、大変に良かった。
しかしまぁ、チーマーのケンカにヤクザが乗り込んできちゃって
どうすんのコレ!?っていうところで、次回へ続きました。
次回?劇場版なのに次回!? ってことで、
次回作は11月公開ですって。見に!行くよ!そりゃ当然だろ!!!(泥沼)
その他。
そもそもこの映画は貴利矢さん・・・じゃねーやキリンジこと小野塚勇人さん目当てで行ったんですが、
終盤に入ったあたりで「あ。これは九龍グループ家村会の出番ないじゃん」ってことに気づいた。
そこからの、予告での小野塚さんアップ!小野塚さんの突撃シーン!
ありがとうございます!ありがとうございます! 11月には必ず会いに行きますから!!!
そのほかにも特撮関係者を楽しみにしてたんですが、ほぼ見つからなかったなぁ。
まぁ画面に見入っていて、探すの忘れていたっていうのがほぼ正解。
・KIZZY(稲葉友:詩島剛/仮面ライダーマッハ)
出番多かった。しかし彼はなぜ女性的な配役ばかりまわってくるんだろう。
・COSETTE(松田凌:城乃内秀保/仮面ライダーグリドン)
探すの忘れてた。
・LASSIE(西川俊介:伊賀崎天晴/アカニンジャー)
いた。
・中園(陳内将:エンター(ゴーバスターズ))
探すの忘れてた。上記の紹介動画では確認できた。
・シオン(永瀬匡:仁藤攻介/仮面ライダービースト)
探すの忘れてた。
・ユウ(佐野岳:葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武)
探すの忘れてましたが、セリフあったので見つけました!
佐野岳の運動神経ならさぞ目立つだろう!と思ったのに
RUDE BOYSの皆さん身体能力が半端なさ過ぎて目立たないという、レベル恐るべし。
・加藤鷲(小澤雄太:伊賀栗レイト/ウルトラマンゼロ)
いま旬なので見ればわかると思ったんだけど、まっっったくわかんなかった。
・平井(武田航平:紅音也/仮面ライダーイクサ)
見つからなかった。上記動画見てから行けばよかった痛恨。
以上、かな?
彼らが見つからなかったことで、よりDVDが欲しくなってしまうという罠。
さらに蛇足。
単純でわかりやすいストーリーではありますが、
劇場内に幼児?と思われる感じの飽き飽きした声がかなり響いており
(後半聞こえなくなったので連れ出されたのか、あるいは寝落ちしたか)
まぁなんだ、さすがに幼児には不向きだと思います。
ちなみに私の隣に座っていたのは推定10歳くらいの男児で、
こちらは存在を忘れるほどに静かに見ていたので、連れていくなら小学校中学年以上かな?と。
なおこの推定10歳男児は山王連合のTシャツ着てたのでガチ勢であったと鑑賞後に判明。
いいなぁあのTシャツ欲しい。