素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

小説版 仮面ライダークウガ

2016-09-04 14:34:38 | 仮面ライダークウガ
気づけばクウガ完走してから一週間です。
ひたすら圧倒されまくったあの最終3話を見てから、「たった一週間しか経ってないの?」という気分なんですが、
その間にもツイッターのフォロワーさんを捕まえては、あれやこれやとクウガの話をしたり
小説を買ったり、勢いでブルーレイを買って画面の美しさに狂喜したりと
なんやかやで、まだクウガ熱に浮かされた状態でもあります。

というわけで、今回は「小説 仮面ライダークウガ」の感想を、
前半ネタバレなし、後半は内容にも触れつつメモっときます。
(ちょうどgooブログで「読書感想文を書いてください」というお題を見つけたので、お試しでそちらにも参加してます)

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

小説 仮面ライダークウガ [ 荒川稔久 ]価格:668円(税込、送料無料) (2016/9/3時点)


クウガが2000年に放映されていた番組なんですが、この小説が発売されたのが2013年。
小説の舞台も2013年で、登場人物も同じだけ歳をとっている設定で、
間をおかずに読んでる私などは「一条さんが39歳!?アラフォー!?」と混乱していますが、
長年クウガを追いかけてきた人たちにとっては、登場人物も同じように年齢を重ねて生きているという
リアリティを追求するメインライター荒川さんのこだわりというか、ファンへの心配りみたいなものを感じます。

そして、いままで刑事としての一面しか見せていなかった一条さんが主人公なのが嬉しい。
一条さんがどんな部屋に住んでるのか、休みの日は何をしてるのか、
飲みに行ったらどんなお酒を頼むのか、椿先生との馴れ初めは、
そして、なぜ彼女を作ろうとしないのか、等々
いままで見られなかった一条さんがたくさん見られます。
まぁ全て意外性のかけらもなく「一条さんらしい」設定なんですけどね(笑)

個人的には、結婚式に呼ばれた一条さんのスピーチに対する
「新郎新婦に対する感謝や経緯を憎いほど適切にまとめ」の
「憎いほど」という形容詞にグッときました。
相変わらずソツがない(笑)

そして、ところどころ回想される未確認生命体に関する一連の事件について
一条さん目線で語られるのは、ファンとしてとても興味深かったです。
第2話の「一生の不覚だ・・・」に込められた心情も予想外でしたし、
とくにダグバとの最終決戦、本編では語られなかった、一条さんの見た光景についても書かれていて
それだけでも一読の価値があります。

「未確認生命体が消えてから13年後、謎の不審事故が相次ぎ・・・」という本編も、もちろん充分に読ませる内容で、
とくに最後の戦闘シーンは「これ映画で観てみたい」と思わせる、迫力ある展開ですよ。



以下、本編の内容に触れますので、未読の方はご注意ください。

本編ラストを終えて、みんながそれなりに前を向いて歩き出したと思っていたんですが、
一条さんは未だ帰らぬ五代くんに、対グロンギ戦でのダメージの深さをあらためて知らされています。
そして、青空を見るたびに「いまは、見るのが一番辛い色でもある」と感じています。辛い。
五代くんのくれた青空は、そんなもののためではなかったのに。

懐かしい人たちが登場し、五代くんを待ち続けている様子がつづられますが
なんだろう、なんかもう、「ここにはいない五代くん」が
まるで神様か何かであったような気持ちになってきます。
あのときは確実に、血肉をもって、ここに存在していたのに。

そして、神様を血で汚してしまったから、もう二度と帰ってきてくれないのではないかと、
そんな置いていかれたこどものような、寂しい気持ちになってしまいます。

いや、でもおかしいだろ、誰も悪いことしてないんだよ。
あぁ、だけど「悪いことをしたから不幸になる」という決まりなんてないんだ、
世の中は不条理なんだよなあぁぁぁ。

同じ過ちを繰り返さないために(過ちじゃないけど)
二度と五代くんの拳を汚してしまわないように、一条さんは全力を尽くします。

しかしその結果は。
また「相棒」を、かつてあれほど「力」に怯えていたはずの人を、
それと気づかぬうちに五代くんと同じように「力」の犠牲にしてしまい。
浄化されつつあった五代くんを、再びクウガの姿に変えさせてしまった。

今回は、一条さん自身の手でライオの止めを刺すことに成功しますが、
かつての相棒と新しい相棒を、自分の力不足で汚してしまうことになった。

いや一条さんのせいじゃないんですよ!一条さんすごく頑張ったんですよ!
なのにこのラスト。辛い。
一条さんはこの先ずっと、この枷をつけたまま過ごしていくんでしょうか。
このラストに救いはあるんでしょうか。
これが、クウガのラストなんでしょうか。

すみません。やっぱり納得がいかないです。困った。

仮面ライダークウガ 視聴後感

2016-08-28 12:27:23 | 仮面ライダークウガ
29話の感想でこんなことを書いてた。

「はるか闇へ続く一本道を駆け下りるしかないのに、
 背後で見守る人たちに笑顔でサムズアップする。これがクウガだよ」

だけど、そうじゃなかった。


すべてが闇に閉ざされた世界、闇の底へ続く坂道の前で、見守る人たちに笑顔でサムズアップした五代雄介は、
大きく助走を取ると、目の前に広がる闇に向かって飛んだのだ。
高く、高く、大きく。

闇が晴れて青空が戻ったときには、もうそこに彼の姿はなかったけれど、
私たちは、だから、彼を想うときは空を見上げるのだ。
彼が大きく飛んだその背中を、思い浮かべながら。



などと考えていたら、エンディングテーマの最後の歌詞が「僕は、青空になる」ですから。
冒頭の五代くんのメッセージといい、このEDの歌詞といい、
緻密なシナリオにそって確実に作られた感じがすごい。ほんとすごい。

さて。クウガについてつらつらと語っていきたいと思います。長いよ!



■1話冒頭の五代くんのひとり語り

本文でも触れましたけど、再掲。

「8歳のときに、ネパールって国の、アンナプルナって山で遭難しかけたことがあったんだ。
 死ぬかもしれなくて、怖くて泣きたくなった。
 けどそのとき一緒にいた現地の案内人のこどもが、
 俺と同じくらいの年なのに『大丈夫』って笑顔なんだよね。なんかかっこいいなと思った」

第1話の感想で「うわぁスタイリッシュな導入だな」とうっとりしてたんですが、
ところがどっこい。このメッセージが重い呪縛となって、こんなに苦しめられることになるとは。

見ていて何度「大丈夫じゃねーよ!」と叫びたくなったことか。
なんなら大丈夫という言葉すら出なくて「もう、全然OKです」とか言い出すこともあって(29話)、
いやもう本当に、いま思い出しても「全然OKじゃないよ!」って叱りたくなります。

あのさ、五代くんの命は五代くんひとりのものじゃないんだよ、
関わるみんなが作り上げていったものなんだよ。
それを、自分ひとりの判断でどうこうするって決めたらダメだよ。そんなん絶対ダメだよ。
例え、そうするしか道がないとしても。

と。そりゃもうこの呪縛のせいで何度も悶々としたわけですが。
でも、これが五代くんを五代くんたらしめる大事な要素でもあったわけで。

んで思ったんですが。この呪縛はひとつのカラクリにもなってるんじゃないでしょうか。
例えば小学校低学年くらいまでの小さいこどもだったら、五代くんの笑顔の意味に気づかないんじゃないかなって。
五代くんが笑えば安心する。大丈夫と言えば信じる。
「これが終わったら、すぐ冒険に行く予定です」と言えば、あぁ冒険に行くんだなって思う。

クウガのメインターゲットであるこどもたちの目線で見たら
五代くんは、いつも笑顔を欠かさない頼れるヒーローに見えるのかもしれない。
だとすれば。そのこどもたちが10年経ってもう一度クウガを見たら、
かつて自分たちが見ていたものとまったく違うことに驚かされるのでは?

それって、一粒で二度美味しい「クウガの楽しみ方」だよなと。
そしていま、私の目の前に二人の男児がいるわけですよ。ふっふっふ。
しかしなにしろ49話だからなぁ・・・ちゃんと最後まで見てくれるかな。
ライダーも戦隊も、30話あたりで脱落しちゃうんですよいつも。(そして私だけが熱中するという)

もしもこどもたちと一緒に見るんだったら、画質の悪いアマゾンプライム(←失礼)ではなく
せっかくだからHDリマスターされた美しい映像をテレビで楽しみたい。
というわけで、かなり本気でブルーレイディスクの購入に悩んでいるのです。3巻でろくまんえんか・・・。
商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 1 【Blu-ray】 [ オダギリジョー ]価格:19599円(税込、送料無料) (2016/8/27時点)





■wikipedia関連とかもろもろ

・アルティメットフォームのフィギュアが発売されて、黒目の画像を見るたびに「怖い怖い!」って思ってたんだけど
 本編には出てこなかった。いやぁ無駄に踊らされたね(安堵の笑顔で)

・アルティメットフォームのライジングアークルには
 「心清き戦士 力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝の身も邪悪に染まりて永劫の闇に消えん」と記されているが、
  赤目の場合は「清らかなる戦士 心の力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝自らの邪悪を除きて究極の闇を消し去らん」
 に変化している。らしい。
 もうそれ、テレビ見てるだけじゃわかるはずないぜ!っていう。設定細かいぞ!
 
・他にも、心優しい先達から「アメイジングマイティの手甲の『雷』のリント文字が、
 47話では『戦い』になっている」との情報をいただきました。ありがとうございます。細かい!

・なんかもういまにして思えば。「聖なる泉枯れ果てしとき」云々の碑文は
 「使う人の心によって効果が変わりますよ」くらいのガイダンスだったんじゃないかなって気がしてきている。
 五代くんの気持ちに寄り添う鎧だったよね。最初からそうか。考えてみたらそうだったね。

・ゴウラムってリント語を話してたっけ!? そういやなんかワンワン鳴ってたような記憶はあるけど。
 つか、吹き替えをオダギリジョーが担当!? 何話を見たら確認できますかそれ!!

・五代くんの技は、1番が「笑顔」で2000番が「クウガに変身する」だそうで。
 12話にて思い出の小学校で神崎先生と待ち合わせをした五代くんですが、
 たぶん、このときに習得した技を見せてると思うんですよ。
 だから神崎先生は五代くんがクウガであることを知ってたんだな。
 しかし、かなり遅い時間から技披露タイムが始まって2000の技を全部見せるとか、想像するだけで面白くて仕方ない。
 クウガに変身するころなんて先生も「終わりか、これで終わりだな」しか言ってなさそう。クウガなのに(笑)

・「神経断裂弾は撃ち込んだ弾丸が体内で炸裂することで、グロンギの驚異的な回復力の源である神経組織を
  連鎖的に爆発させ、ダメージを与える。第48話で一条がバルバに撃ち込んで倒した(ただし、弾丸は貫通している)」
 うわぁ!そういえばそうだよ! そっか人間体だから装甲がない分、柔らかくて貫通しちゃったんだ。
 バラのタトゥーの女、生きているフラグ!

・まぁ、これについては「劇場版に続く」フラグのようです。
 イベントですごく盛り上がっている様子をyoutubeで見まして。公開いただきありがとうございます公式。
 んでwikipediaでその企画がポシャった流れまで見て泣いてるところです。切ない。



平成ライダーの中で、なぜかクウガはノーチェックだったんですが、
いやもう、こんなすごい作品だと思わなかった。平成ライダーの中では群を抜いて名作だと思う。次元が違った。

なんかもう素晴らしすぎたので、続編とか劇場版とか蛇足では?とか思ったりしてますが(←失礼)
お勧めされてる小説版と漫画版は読まねばなりますまい。
・・・と思ったんですが、ごめんなさいコミック版は表紙の昆虫テイストがちょっと怖くて購入を見送った。
ブルーレイという大物が標的に入ってきちゃったので財布の紐がきつくなってます。いずれ!買いますから!

しかし、視聴を終えたテンションでwikipedia読んで、
youtubeにあがってるインタビュー動画を片っ端から再生して
ついでに自分のクウガ記事を最初から読み直して復習して。
いやぁ今日は1日クウガに浸りきってしまいましたよ。

明日からどうやって生きていこう。
次はアギトです。

仮面ライダークウガ(EPISODE 48・49:最終話)

2016-08-27 08:18:50 | 仮面ライダークウガ
第0号を倒すため「凄まじき戦士」になることを決意した雄介は、最終決戦を前に、彼を支えてくれた人々に改めて挨拶をするため、一人バイクを走らせていた。一方、バラのタトゥの女と遭遇した一条は強化型神経断裂弾を撃ち込み、その存在を海に沈めることに成功。そして雄介は一条と共に、第0号の待つ九郎ヶ岳へと向かう。


究極の闇をもたらす者、ン・ダグバ・ゼバを倒すため、凄まじき戦士、アルティメットフォームに変身した雄介。白一色の雪原を赤い血で染めながら続いた文字通りの死闘は、ついに決着した。そして、それから3ヶ月の時が経った。


さすがに最後は耐えきれず、2本まとめて見てしまいました。
よかったです。素晴らしい作品でした。

48話。
この戦いは、「変身体ではなく人間同士の姿で見たい」と思ったところで、
お互いが霊石を破壊して元の姿に戻ったので、すごくよかったです。

よかったのですが、すごかった。凄絶でした。
五代くんの「『これ』を使うと、すごく嫌な気分になる」というのがまざまざと伝わってきて。

五代くんが一発、一発、全身全霊をこめて殴る。
でもダグバは何度でも起き上がり、楽しそうに笑いながら殴り返してくる。
五代くんはそれをさらに殴りつける、泣きながら。
精神力を、心を、魂を削り合うだけの殴り合い。

「これ」を使うだけでは何も解決しない。
ただひたすらお互いを削り合って、最後は何も残らない。

「本当は4号なんて、いない方がいいんだよ」

みのりちゃんの言葉。力による解決を最後まで否定した「クウガ」の結論。


最終話。
仮面ライダーの最終話は後日談にあてて欲しいって、いつも思ってたんですよ。
だって50話近いボリュームがあるのに、起承転結の「転」の部分をギリギリ最後まで引っ張るから
最後の「結」が10分程度しか描かれない。
でも、その「結」を、もっともっと見たいと思ってたんです。いつも。

クウガでは、その大事な「結」が丁寧に描かれていて、本当に嬉しかったです。
本当に素晴らしい最終回でした。

終わった・・・。




(2016/12/1 追記)2周目感想

47-49話は、子供達の反応次第では、ひとつの記事にまとめたいなぁと思ってたんですが、
47話と48話の前半(五代くんが友達に一人ずつ会いにいくシーン)は、ほぼ自由に遊びまわっておりまして、
とくに47話はずーっと戦闘機ごっこしててうるさかった。ドラマパートはそんなもんです。

ただ、47話冒頭は立ち尽くして見てたけどね。
「これ!一話飛ばしてるよ!間違えてるよ!」って言われたので、不覚にも笑ってしまった。

48話。対ダグバ戦はすごく真剣に見てました。

んで。49話もほとんど遊んでて見てなかったんだけど、
「ダグバはどうしたの?やられたの?」「こないだ倒したじゃん」と言ったら
「五代くんも死んだんだね」と。
そう思うよね。同じ「究極の闇をもたらす者」どうしの戦いだから、倒れるとしたら一緒だよな。

とはいえ。五代くんが生きてて、やっぱり「良い最終回だな」と思ったし、
あらためて見ると、五代くんの険しい表情に胸が痛くなるエンディングでした。

見終わった6歳児が「ライジングアルティメットを見たいよ!」と騒ぎ、
ブルーレイのメニュー画面に出てる黒の2形態を見せるも「これじゃなくて!」と言うので
いやもう君の言いたいことがさっぱりわからないわ、と思ったら。

これだった。


うん、たぶんこれは、クウガはクウガでもディケイドのクウガじゃないかな?(未見)

仮面ライダークウガ(EPISODE 47)

2016-08-26 08:15:55 | 仮面ライダークウガ
クウガや警察の活躍によって怪人ゴ・ガドル・バは倒された。しかし、それは同時に第0号が究極の闇をもたらすことを意味していた。雄介は、黒の金のクウガとなってこれに挑むが、ダグバの完璧な非道さの前に敗れ去る。なんとしてもダグバを倒したい雄介は、遂に一つの結論にたどりつき、そのことを一条に打ち明ける。


(いやもうなにも書くこと出てきません)

仮面ライダークウガ(EPISODE 46)

2016-08-25 08:34:57 | 仮面ライダークウガ
第0号との戦いのために金の力を強化しようとしていた雄介は、金の力を操るようになっていたゴ・ガドル・バによって倒された。雄介の想いを桜子から聞いた椿は、再び雄介への電気ショックを試みる。一方、ひかりが完成させた神経断裂弾でゴ・ガドル・バ、さらにはラ・ドルド・グに挑む一条は、バラのタトゥの女と遭遇する。


いや、もう、最後にこの二人の姿が見られたので、それだけで良かった。
五代くんのサムズアップを見ながらも、倒れたりするんじゃないかとヒヤヒヤしましたけども。

榎田先生問題。
実はね、ずっと気になってたんですよ。これ榎田先生が男性だったらどうだったのかって。
例えば一条さんや椿先生がシングルファーザーだったとして(すごい仮定だな!)
親に預けたまま仕事場に泊まり込んで娘の顔をろくに見れない生活してても、
榎田先生ほどは、責められないんじゃないかなって。

言い換えれば「制作サイドは、榎田先生が女性だから家庭との両立を問題として取り上げたのか」
ってな話ですよ。いやそれほど目くじらたててる訳じゃないんですけど、なんとなく。

でも、今回五代くんのお父さんの話が出てきたでしょ? 初めて。
五代くんのお父さんなんて世界中を飛び回っていて、家に帰るどころか
半月に一度、手紙を送ってくれる程度の関わりしかなかったことがわかったんですが、
それでも、そのお父さんの素晴らしさは、五代くん兄妹にちゃんと伝わってる。

このタイミングで五代くん父のエピソードが紹介されたことで、
「みんなの笑顔のために必死で働く親の姿を、こどもたちは決して親失格だなんて思わない」ということが、
男親女親問わず語られたのでスッキリした次第です。
むしろ、お母さんを応援するための設定だった。ありがとうございます。

しかし、ジャンが初めて科警研に来た日、電話で話す榎田先生の様子に足を止めたところから始まって。
長かったなぁここまで(笑)

「いつか、みんなが笑顔になる日のために」

五代くんの考えの中心にあるものの、その絆の強さに、あらためてクウガすごいって思いました。

神経断裂弾の完成によりようやく、人間の手で未確認を倒すことが可能になりました。ようやく。
もっと早く完成していたら、五代くんの負担ももっと軽減されていたんだろうな、とも思うけど
ダグバと対決する力を得るためには、これまでの経験が必要不可欠だったのも事実なわけで。難しい。

というわけで残り3話ですよ。
先日のクウガイベントで上映されたのが47-49話だという話を聞きましたので、
とうとう次回からが最終回セット、ですよね。

しかしダグバにとってみれば、クウガも「すべてのゲゲルを阻止する」というルールでゲゲルに参加して、
唯一ゲゲルをクリアしてザキバスゲゲルに進んだ、みたいな扱いになってて、辛い。ゲームじゃないんだぞ。



(2016/11/24 追記)2周目感想

45話を見て「クウガもうイヤだ!」と絶叫した6歳児が、まさかの「クウガ見る!」リクエスト。
お前は前回の展開を覚えていないのか。

ともあれ。1周目は「怖い怖い」と震えて見てたので、いまのんびり見るとやっぱ面白い。盛り上がる展開ですね。
「さすが『ラ』だな」と言われてましたが、ラ族はゴ族と同等に強いのかな。
しかしドルドは殺されても爆発しなかったですね。もしかして死んでないのかな?

ブルーレイの高画質で見たら、ダグバの額に4本角の戦士のタトゥが入ってるのを確認できました。
いま初めて知ったよ(笑)

そして、ライジングマイティは金のすね当てが右足のみ装着なのに
アメイジングマイティはそれが両足に装着されていて、
キックのときには両足が金色に光るし、ガドルの胸にも封印の印が2つつく、ということを
6歳児の指摘で初めて理解しました。誰かと一緒に見ることって大事だな。

さていよいよ残すは3話。うちの子供達にはまだ伝わらないだろうけど。