素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダービルド 第1話~第4話

2020-02-28 09:09:08 | 仮面ライダービルド
仮面ライダービルドの再放送が始まりましたよ!
こどもと一緒にまったり視聴しつつ、感想を適当にメモ。
ちなみにビルドは本編視聴済み、劇場版もそれなり、Vシネはグリスを見てます。
ネタバレありありなので、未見の方はご注意願います。

第1話「ベストマッチな奴ら」
桐生戦兎は仮面ライダービルドに変身してスマッシュと戦う天才物理学者。記憶喪失である彼にとって、過去を探る唯一の手がかりが「人体実験の記憶」。
家主に家賃滞納を指摘され東都研究所に就職した戦兎は、ある日万丈龍我という殺人&脱獄犯を拾い、ついうっかり家に連れ帰ってしまう。

・ごらんアレが1話冒頭で張った伏線をシリーズ最終作ラストで回収するという超ロングパスの「朝までホテルで語り明かそうか」
・パンドラボックスを開けたの、石動さんなんだよな(顔がまったく見えない
・ビルド変身。めっちゃポーズ決めてるな!
・ラビット×タンク。ウサギを倒すのに戦車を持ってくるとか、「獅子は兎を倒すにも」を超えてる。
・はりねずみフルボトル!あんなにトゲトゲしてた? これ本編で使ってないよね!(いやいやこれが本編です。
・このラストのシーン、見るたびに「万丈の窓、確認するの忘れてた!」ってなる。毎回。
・巻き戻して確認しましたが、ちゃんと(ちゃんと?)開いてますよ。

第2話「無実のランナウェイ」
万丈もまた、戦兎と同じ人体実験を受けていた。冤罪を主張する万丈に仕組まれた罠の気配を感じる戦兎。事件の鍵を握っているのは、万丈を犯行現場へ誘導した婚約者の香澄? ナシタの地下で拘束された万丈は、真実を知るため、鎖を引きちぎって逃亡し香澄の元へ向かう。

・こうやって聞いてみると、ナイトローグの声が幻徳そのもの。
・「話を聞かせろ」と言われ、生い立ちから話そうとする万丈。
・これ、最初からちゃんと聞いてたら、いきなり謎が解けてたかもしれないよね!
・「そういや冷蔵庫、閉めてない!」←しめてる
・「マッチ落としたかも!?」←落としてない
・薬の袋、香澄ちゃんの指にはまるぶかぶかの指輪を映して
  それだけでほぼ全てを語るという演出、初見時からすげぇなって思いました。
・飛んできたスマッシュを見て「タカだ!」「ホークだ!」と騒ぐこどもたち。
・「いやアレは、香澄ちゃん=ドラゴンっていう流れだから」「違うよ!青くないじゃん!」
・君たちは親の意見を全否定してくるな!(浄化前は透明ですってば
・ゴリラ×ダイヤモンド。好きなものが「ダイヤモンド」で、それを壊すのが「ゴリラ」か? ゴリラにも壊せないと思うけど。
・「コウモリ野郎」「・・・ナイトローグだ(ド低音」「名前なんかどうでもいい!」
・相手してあげて!ここ幻徳くんの見せ場だから!!(爆笑

第3話「正義のボーダーライン」
コウモリ男の手によりスマッシュ化させられた香澄は、冤罪事件に看守・鍋島が関わっていたことを告げ、命を落とす。冤罪事件と人体実験をつなぐ糸に奮起する万丈とは裏腹に、ビル活(ビルド活動)を優先する戦兎。そんな戦兎を理解できない万丈は、またもや鎖を引きちぎって逃亡、記者である紗羽と共に鍋島の家族がいる西都へ向かう。

・ていうか、前回も鎖を外されたのに、なぜまた今回も鎖でつないだのか。
・そもそも鎖を引きちぎった時点でアレじゃないのか。宇宙人テイストを疑っても良い状況ではないのか。
・葛城巧(自分)が開発したベルトを、「さらに俺が改良しました!」とドヤる戦兎。
・なぜかベストマッチがわかる万丈に「なんで?なんでわかるの!?」と興味津々なマスター。お前。
・「見返りを求めたら、それは正義とは呼べない」と言い、仮面の下で人知れずくしゃっと笑う、
  それは、記憶をなくしたとは言え、かつての「悪魔の科学者」なんですよね。
・いま、この生き方を心から喜んでいるのは、葛城巧だった頃の、ままならない生き方をしていた反動っていうか、
  人生をゼロからやり直してるからこそ、葛城巧が本当にやりたかったことを、やってるのかなって。
・おばあちゃん万丈。いやおじいちゃん?
・ここから数話、万丈のコスプレをお楽しみください。
・戦兎の決めセリフ(?)って、時々、地下アイドルの美空ちゃんに似たものを感じる。
・同じ屋根の下で生活してる影響だろうけど、なんかやっぱり、傷を持つもの同士の絆みたいな物も感じたり。
・ホークガトリング。好き。ビルド全フォームの中でも一番好き。
・鷹×ガトリング。タカを倒すのにガトリング銃。基本的に火力が強過ぎるw。
・スターク、ここでようやくの初登場なんですね。

第4話「証言はゼロになる」
鍋島から冤罪事件に隠された真実を聞きだすために、万丈は彼の妻子を確保。しかし鍋島は、記憶障害を起こす人体実験を二度も受けたことで、完全に記憶を失ってしまっていた。
一方、コブラ男の毒を受け倒れた戦兎は、「ファウストのアジトで見た謎の盤面(パンドラパネル)」の記憶を取り戻し、パンドラボックスを保管する東都研究所に探りを入れる。

・上堀内監督じゃん! ていうか、3-4話がカミホリ監督担当回ですね。
・毒に冒されていた戦兎を心配するマスター。お前!自作自演だよ!!
・考えてみると、あそこで毒攻撃をしたのは鍋島を戦兎に渡さないため、だよな。
  ってことは、鍋島は葛城巧殺害事件にかなり関わっていた、
  現場は見ていなくても、現場から運び出される戦兎の顔は見てたのかもしれない。
・鍋島の記憶が消えてなかったら、展開変わってたかもですね!
・ボトルが出来た瞬間、ベッドを飛び越える戦兎。ベッドって助走なしで飛び越えられるっけ???
・今回の万丈のコスプレは、宅配便のお兄さん。
・「こんな治安の悪いところに」と嘆く鍋島の妻。治安悪くてごめんねって思う西の民である。
・こどもにあやとり見せられて、適当に受け流すでもなく真っ向から「わかんねぇ」と返す万丈。良い。
・ダンボールに親子を詰めて運ぶ万丈。
・いやここは! ダンボールは囮で、襲われたところで「残念こっちは偽物だよ!」っていう展開じゃないのか!
・素直か!
・コンクリの壁をぶち抜くワゴン車から、爆発間近にギリギリ船に飛び乗るまでのシーン、
  はっきり言って無茶なんだけど、でも熱いよな! これはワクワクせざるを得ない!
・パンドラパネルに気づく戦兎。「いや家(ナシタ)にもあるじゃん!」とつっこむ、うちの7歳児。
・2周目だと「なんで今まで気づかなかったかな!」て思うよね。見るからにパンドラパネルだよ。
・バイトに行ってバイトから帰ってくるマスター。タイミング完璧にスタークとリンクしてるw。
・恐竜公園で戦うホークガトリング。羽根が美しいよホークガトリング。
・ビルドがピンチになったタイミングで、ドリルクラッシャーを投げてくる万丈。最高。
・「戦兎のピンチに万丈登場」は、これが初ですね。バディー物素晴らしい。
・二週に渡り、ガトリンガーの乱れ撃ちをくらう鍋島。可哀相すぎる。
・家族を見て笑顔になる戦兎。あれが彼の言う「顔がくしゃってなるんだ」だよね。いいよね。

■おまけ
スターク視点で整理すると、もっとわかりやすくなるんじゃないの?
と思ったので、まとめてみました。ただし推測と妄想が入り乱れます。
ある程度視聴した時点で、思い出しながら書いてるので、見落としや記憶違いがあるかもです。
(推測・妄想部分は赤字表記)

[第1話]
パンドラボックスの情報と引き換えに、難波重工と密約を結ぶ
同盟のお土産として紗羽をもらう。
 (紗羽は難波重工がスタークに差し向けたスパイだった説)

・戦兎、石動(=スターク)の紹介で東都研究所の入社試験を受け、満点合格する。
・紗羽、ライターとして幻徳・戦兎に接触。
・万丈のハザードレベルを上げるために、ネビュラガスを吸わせてみる。
・逃げられる。
・ファウストに追わせる。取り逃がした場合も考慮して、戦兎も向かわせる。
・万丈を捕まえた戦兎がナシタに連れて帰ってきちゃう。
  ホントは刑務所に連れ戻して、さらにあれこれする予定だったんだけど、
  目に届くとこに来てくれたので、結果オーライ的な。

[第2話]
・紗羽、ナシタに盗聴器を設置。(スターク=石動とは気づいていない?)
・万丈のハザードレベルを上げるために、
  彼の婚約者である香澄をスマッシュにして戦兎たちにぶつける。

[第3-4話]
・香澄の証言から、鍋島がファウストのメンバーであることがバレてしまう。
鍋島の証言から「戦兎=葛城巧」とバレてしまうのは、まだ早い。
そうだ、戦兎にはちょっくら西都まで遊びに行ってもらおう!
戦兎に戦ってもらえば、西都の軍事力もわかるし、そのあとでビルドの情報を教えてあげれば
  難波重工に恩も売れるし!

・まずは、葛城忍が馴染みにしてる密航船のオーナーをスマッシュにして、
  戦兎に助けてもらうことで、西都行きの足を確保してもらおう。
自分が西都に行くわけにはいかないから、紗羽を同行させて映像記録をとってもらおう。
・対スマッシュ戦で大げさすぎるテンションで撮影する紗羽。
・紗羽の情報から西都を目指すことになる万丈。
・戦兎への反感から、戦兎を置いて紗羽と二人で西都へ向かう(予想外)
・仕方ないので、戦兎は毒で足止めする。
・その間に鍋島の記憶を削除。

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Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」

2019-09-26 23:19:25 | 仮面ライダービルド
桐生戦兎が創造した新世界では、人体実験を受けた者にだけ旧世界の記憶がよみがえり、記憶がよみがえった者の中から、新世界を「科学の力=兵器」によって支配しようと企む者がテロリスト集団「ダウンフォール」が生まれる。ダウンフォールの魔の手は戦兎や万丈龍我、そして一海にもおよび、一海が愛する美空が人質にとられてしまう。美空を救うため、一海と彼を支える三羽カラスは反撃を開始するが・・・。


先日の三連休は、若くて可愛い男の子とデート三昧してきました。
※ただし次男6歳

んで。時間がビミョーに空いてしまったんで
「映画でも見ちゃう?そういえばグリスやってんじゃね?」
っていう思いつきだけで、前情報ゼロで行ってきました。仮面ライダーグリス。

というわけで感想です。もちろんネタバレありです。ネタバレしかありません。



記事冒頭の引用文は映画館の作品紹介から引っ張ってきたんですけど、
この情報すらなかった。
「人体実験を受けた者にだけ旧世界の記憶がよみがえり」っていうナレーションを聞いて
なるほどそんなことが・・・っていうレベルですよ。
本編終了までの情報のみで行っちゃいましたよ。
「あ、クローズをアマプラ課金で見ておけば良かった」って、
劇場に向かいながら思いましたよ。遅い。

でもね、前情報なしでもすっげぇ面白かったです。

登場する三羽ガラスに「なんで生きてるの!?」と驚愕する次男。
新しい地球になったからだよ~と答えるも、
幻徳の父が生きてるのを見て「え!?」と驚く私。五十歩百歩。

「人体実験を受けた者だけ旧世界の記憶がよみがえった」とのことで、
ライダー達&三羽ガラスは覚えてるのね。ん?みーたんも?
みーたん人体実験受けてたっけ? ネビュラガスに絡んでればアリなのか?
ん???内海さんは逆に覚えてないの? なんで? まーいいかっていう。
あれですよね、平ジェネforeverで「思い出したのか!」「やっぱり覚えてねーのか!」みたいな展開を見たので
何はともあれ、みんなが思い出せてよかったね~と感無量です。

そして、相変わらず健在なカズミンの一人劇場。
ていうかもう、武田航平さんの表現力が素晴らしい。素晴らし過ぎる。
これでライダー卒業せずに、またバンバン出て欲しい。
こないだドラマでもお見かけしましたが、それも良かったですよ。

そんなカズミンの変身シーンが3回あったんですが、
1回目は「いや、相手にパワー吸われて変身できねーから!尺とってる場合じゃねーから!
 ・・・って、あれ?変身できるじゃん」と落ち着いて見るどころではなく、
でも久々に見るあのポーズ、最高でしたわ。カメラ位置が良かった。

2回目と3回目はですね、決死の覚悟のグリスブリザードと
三羽ガラスの命を背負った最終フォームへの変身だったわけで、
もうポーズとか取らないんですよ。本気だから。
その本気が伝わってくる勢いがあって、
もうね、あの変身見るために支払った鑑賞代だったな!!って感じですよ。
表現力!表現力が素晴らしい!!ありがとう!!!

みーたんはカズミンのことを、とことん「グリス!」と呼んでて
ま~不自然だなぁと。その不自然は逆にアレか!アレなのかよ!って思ったりしますが、
本編でも最後まで、「おま、ここでもグリス呼びを続けるんかい!」ってなってたわけで、
それがね、この最終章の最後で回収されましてね。いや、結局最後はカズミンって呼ぶんかい!っていう。
いや良かったけどね。ちくしょうお幸せに!
しかし最後はみーたんの方から告白するとはな。やっぱりアレだったのかよ。

その他。

葛城パパが戦兎のことを「もうひとりの息子」と呼んでて
え?あ、・・・あぁ確かに息子じゃん、って思ったわけですが、複雑な(笑)
葛城巧はパパのことを受け入れきれずにいて、
そんな葛城巧の様子に、戦兎は仲良くすればいいのにーって思ってて。
いや戦兎の方こそパパと仲良くしたらいいんじゃない!?ていう。
ダメなのか、顔が違うとダメなのか。

つか、戦兎と葛城巧が物理的に接触できてる段階で
「なにこれ!なにこれうわぁぁあ奇跡かよ!」ってなるよね。

そんな戦兎は、「すごいでしょー?俺って天才でしょー?」と
うわぁ懐かしいぞこのテンション!っていう感じで戦兎を満喫してましたが、
中盤、三羽ガラスの命と引き換えに新アイテムを作るとかいう話になって
三人が苦しみにのたうちまわってるのを見ながら、手を止めないんですね。
いや、いくらそれしか手がないと言っても!本人達の了解がとれてると言っても!
それはNGなんじゃあないかなあぁ!

とか思ってたら、最後に三羽ガラスが超絶元気に登場するし。
そこで戦兎の「悪魔の科学者ですから」のニヤリで
そうなの!? 命が危ないとか言ってたところからブラフやったんかい!っていう
悪魔!マジ悪魔だな!だがサイコーだぜ!ってなりました。
脚本良し。いや脚本良しって知ってるけど!

ファントムガスの説明画面のテキトーさも良かったです。
そこ、そこそんなにゆるい感じでいいの!?っていう。

敵がビルドのハザードフォーム(っぽいヤツのタンクタンク)に変身して
三羽ガラスとの戦闘になるシーン。
本編のリプレイみたいな意図だと思いますが、「ちょ、精神的にきついからこの絵面はやめて!」ってなった。
あれはビルドのmaxトラウマ回だったと思う。あのバラアマゾンの坂道んとこな。

生方直進。
気づかなかったー(笑) エンディングのスタッフロール見て「え?」ってなりました。
多分だけど、農場に帰ったときにカズミンに状況報告した若者だよね。
てれびくんプレゼンツのクマテレビ編、持ってるよ。

幻徳とさわさん。
いや、順当と言えば順当なカップルなんだけど、
1話冒頭のシーンを最終章のラストで伏線回収するとか
これじゃあまるで、仮面ライダービルドは二人のための物語みたいじゃないか。え?そうなの?
6歳の子に「朝まで語り合いました」は刺激が強過ぎると
目を隠してしまいたくなりました。いや考え過ぎだってば。

またビルドを見直したくなる一本でしたよ。
テレビ版をDVDに焼いて保存するという貧乏人なことをやってるので、また見直します。