ウルトラマンジード抹殺を誓った伏井出ケイが、大胆にも単身星雲荘に乗り込んできた!! レムのプログラムは消去され、星雲荘は制圧されてしまう。レムの機転で運良く外へと逃げられたリクたちは、一人の女性と出会う。「私、レムです」 なんとレムはひそかに作り出していた人造のボディに自分を移植し、生き延びていたのだ! 安堵し、星雲荘を取り戻すことを決意するリクたちだが、その前に思いもよらない敵が現れる・・・。
憩いの場である自宅に、いきなり敵が殺す気満々で現れるという
ひどい展開で始まりました19話。
私が密かに憧れてるタコのリアルぬいぐるみ(欲しい)が投げつけられ、
ケイに叩き落されるという切ない展開もございましたが、
素手で攻撃力の劣るリクがライハを背にかばう(ペガも!)とか
男の子って格好いいな!って思いました。
さて私事ですが、前回と今回の間で珍しく
ショートストーリーを1本書き上げてまして
(いわゆる二次創作です)
それが、伏井出ケイを中心とした話だったんですね。
その中で、星雲荘はかつてケイが使っていた基地であるとか、
緊急時に利用できるよう最低限のシステムを残しておいたとか、
そういう設定にしていたので、「おお!おおお!」って一人で喜んでました。
いやしかし逆に。二次創作では「ケイは新しい基地に転居してる」てな感じにしてたので
本編のケイは本拠地ないの!?とかちょっと意外でした。
地球侵略なんて簡単に済む話なので、宿無しでもいける!って思ったのかな。
実際、困ったときは星雲荘を制圧して回復することができたわけだし。
でもレムはリクをマスターだと断言してるし、今回もケイを排除しちゃうわけで、
その辺きちっと、最終的には自分が支配権を握れるようにロックしておくべきだったよなと思うんですが。
そこはそれ。そこまできっちり締めておかなくても思い通りにできるだろうと思ってたケイの油断とか
「レムは、人間みたいに成長してるんだよ」っていうリクの言葉どおり、
レムの成長がケイの計算を超えたってことなのかなとか。
序盤は完全なるゲームマスターとして、「ジードが勝てる試合」を演出してきたケイですが、
用無しになったジードをどん底まで叩き落したのに、なぜか再び立ち上がり自分を否定してきたことで(
12話)
完全にペース狂わされてる感じがあります。
・・・つか、12話の感想見直したら、
この時点でショートストーリーの原案を書いてたのか私は。
2ヶ月も経ってから突然「うぉおおおお!書くぞ!」ってなったのはなんでだっけ。
「その屍に抱きしめらたまま、彼の血で全身を真っ赤に染めたまま」←これ忘れてた、やれば良かった(笑)
まぁそんな感じで。今週はショートストーリーを書き上げるのに一生懸命だったので、
「解釈違いとかしてませんように」と祈りながら見るという、謎の視点でドキドキしながら見てました。
ケイをマスターと呼ぶレムが出てきたときは冷や冷やしたけどね、
あれは、ケイの命令で走らされてる星雲荘のレムだから! レムを娘と呼んだ彼女じゃないから!まだセーフ!
そんなん、もう完全に私の個人的な感想でしかないわけですが。
「あいつはいつも、私が大事にしているものをめちゃくちゃにする!
私が全てを与えてやったというのに!」
というケイのセリフは、私のSSを前回との間に挟むと、なお生き生きとする内容だったので
すっげぇ嬉しかったです。
あと。冒頭からレムの書いた「小説」が入ってきたのもびっくりしましたよ。
こういうの。他人様が作った土台で、好き勝手キャラを動かして喜んでるわけで
あんまり褒められたものじゃないことは重々承知なんですが、
なんだろうな、あれを書いたことで、よりテンション高くジードを見てます。許していただきたい。
SSとか書くのも1年に1回ペースなんで、許していただきたい。
「ストルム器官?」
「はい。ここで治療をした記録が残っています。
ストルム器官とは、エネルギーの位相を反転する器官です」
「・・・? どういうこと?」
「熱いものは冷たく。右向きの力は左向きに。
そうして力を打ち消しあい、攻撃を無効化するバリアを、
ストルム星人は張ることができます」
位相反転については、
11話でも触れてました。
「その罪を贖う機会を与えよう。命を捧げる覚悟はあるか?」
「ございます」
「ならば。ウルトラカプセルを自らにうち、力を解き放て」
「私の体に!? しかし・・・」
「お前はストルム星人。
体内の位相反転器官、ウルトラカプセルのエネルギーを邪悪なものに変質させるだろう」
「お望みであれば」
その結果の暴走であり、それで壊れてしまった位相反転器官を今回修復した感じですね。
いや、複数のウルトラカプセルの力を反転させるとか無理ゲーですし
そもそも中和・無効化が特性なのに、さらに逆方向に捻じ曲げてみせろとかひどい話なんですが、
それを乗り越えて生き残ってるとか、ケイどんだけ強靭なんだよっつー。
ところで、中和・無効化ってラノベ主人公の特権的なヤツですよねそういえば。
単独では何の役にも立たないけど、強力な敵が現れたときに、切り札的な力を発揮するやつ。
そんなケイが、これから地球の人たちを悪夢に陥れると豪語してるんですが、
その能力って、中和・無効化なのか。それとも反転系なのか。
いずれにしろ、対象と同じだけの出力がないと無効化できないんだよね?
例えばジードの光線とか、無効化は厳しいですよね。ケイ、巨大化とかしないし。
(怪獣カプセル使えば可能なのかな)
あと。暗躍してるアリエの動向も気になります。
今回のアリエは、ゼロが戦場に出てこないよう封じる役目かなと思いましたが
目的はそこじゃなく、位相反転の仕掛けを作りにきてたのかも?
レイトのon/offがメガネに左右されてるとは思わなかった。
「リク、私の名前ですが・・・」
「あ、もしかしてわかっちゃった? ヒロインの、レム! ・・・ダメかな?」
これはもう既に
1話の感想で「リクの態度から察するに~」とか思ってたので
予想どおり!っていう。ここで回収されてすげぇ嬉しかったっす。
最後にレムの小説を転記しとく。
「ずっと昔、僕には静かな世界があった。
でもある日、町は炎に包まれた。
全てを失った僕は、暗闇の中で気が付いた」
「僕は、暗闇の中で気が付いた。
僕の力で運命が変えられないことを。
そして、闇の支配者に全てを委ねた」
「僕は、暗闇の中で気が付いた。
一人じゃないことを。
僕には仲間がいたから。そしてわかった。運命は変えられる。自分の力で」
この「僕」は、ケイのことかと思ったんですよね。闇の支配者に全てを委ねた。
うーん。あるいはこれ本当にケイのことで、
ラストは自分の運命を変えたりするのかな? レムの未来予知小説。
前のエピソード <<< >>> 次のエピソード