1993年 夏
私は 母親になりました..
それから30年
それから30年
やっと授かったひとり息子は
幸い 気立ても良く
社会人として 当人の望む職場に就職
子育てにおいては
両親を「反面教師」として
親になる とは..?
と 自問自答しながら
かつて満たされなかった自分の心を
わが子には味合わせたくない..と
努力してきたつもり
そう 努力
自分に備わっていない心を育てながら
「親になる」努力を
様々なシーンで自問自答して来ました..
概ね 息子との間は良好です
けれども
子細なところでは..
備わっていなかった私の心 が
親から受けた仕打ち=縛りのために
自制しきれずに
子どもの幼い日の思い出の中には
矛盾するものとして刻まれているようです..
この矛盾からの脱却
これは 私の永遠の心のテーマです
理想とする自分
しかしながら
根深く 傷ついた心
汚れちまった悲しみ を
ぶつける相手はもう
他界してしまっている..