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65オヤジのスタイルブック

美的グルメ

常々僕が思うことですが、美味しければ良いと言う考え方には同調できないところがあります。

美しさの点で言えば、フランス料理や懐石料理などは、味と盛り付けの美しさがあって成り立つと思います。

そこには、料理人の感性みたいなものが反映されていて、アートの仕事をする人間として共感を持ちます。

最近は、一億総グルメの世の中で、高級料理ではなくとも、美味しいと感じる料理が増えてきました。

特にラーメンなどは、食材からその調理方法に至るまで、かなりの手の入った店が増えました。それにともない、いっぱい800円ほどのラーメンが増えて、もはやお酒の後にいっぱいなどと言えない状況です。

どちらかと言えばB級グルメ好きの僕ですが、価格相応の味と盛り付けなどの美しさを総合的に見て、そのお店のセンスを判断します。

美味しければ文句ないだろうと思ってる料理人に限って、調理が雑だったり、お店が清潔でなかったりするものです。

残念ながら、このようなお店は、例外なく長続きはせず一時のブームで終わってます。

一方で、きたなうまい店などが、番組で取り上げられ、本にもなりました。そんなお店も、逆にいいものだと思います。それは、そのお店には、ことさらに主張する事無く、価格を上回るある味が存在しています。

しかしながら、美味しいものを、美しく出す。その単純な行為のなかに、本物の味があると、僕は固く信じてます。

※写真は、名古屋の博多ラーメンの人気店がやってるつけ麺のお店一番舎。濃厚なとんこつスープに太麺、丁寧な仕事と清潔感のある店内が印象的です。


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