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映画 離ればなれになっても

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新年も一週間余りを過ぎて、何かと忙しい正月を過ごしました。寒中お見舞い申し上げます。今回は、年始に3本の映画を鑑賞したので紹介します。今回のレビューは大晦日に公開され密かに話題となったガブリエレ・ムッチーノ監督の「離ればなれになっても」です。

本作はウイル・スミス親子共演で知られる「幸せのちから」でハリウッドデビューを果たしたムッチーノ監督によるもので1982年から40年間にわたる男女4人の出会いと別れを描いたヒューマンドラマです。後から知ったのですがインスタのフォロワーさんでイタリアレビュアーの方の情報で1974年のエットーレ・スコラ監督の「あんなに愛し合ったのに」の時代背景を移したリメイク作品と知りました。

物語は高校時代の親友三人が、転校してきた一人の女の子と甘い青春時代を過ごした後に女の子の突然の転校で別れることなり、再会と別れを繰り返すいたってシンプルな内容です。40年後のある主人公の証言により物語はフィードバックしながら進んでいきますが、よくある薄幸の女性となった女の子を取り巻く愛と憎悪が繰り返されます。しかしながら、イタリア人気質が反映された軽いノリと激しい愛憎劇がコミカルで面白く飽きの来ない構成でした。

親友三人は、後に弁護士、教師、俳優の人生を歩んでいきますが、ここにも若き頃からの性格がうまく反映されおり、主人公の女性との友情も外から見れば奇妙な関係に見えますがとてもウイットに富んでいて個人的には楽しめました。そこには人生は山あり谷ありでも素晴らしい。そんな感じにさせてくれる映画です。


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