65オヤジのスタイルブック

復活ブーム

往年のクイズ番組の「クイズダービー」が復活するそうです。大橋巨泉さんが、司会を務め、はらたいらさんや竹下景子さんなど、名解答者を生み出した番組です。

茶々丸オヤジにとっても、田宮二郎さんの渋い司会振りが印象的だった「タイムショック」と共に好きな番組でした。

最近、この復活なる言葉が耳障りになり、久しぶりに辛口になってみます。

正直、復活の言葉と共に、かつての名番組や一時代を築いたバンドには、まったく興味がありません。

震災以降の、一時的なバンド復活は、社会的意義からも認めざる得ない面はあるものの。引退してブランクのあるアーティストの復活など、かつてのノスタルジックな思い出に浸る人々に対しての商業主義しか考えれません。

かつてのビッグアーティストが、高いチケットで大きな箱で動員をはかるドームツアーを組んで、醜いお腹をさらに膨らませて稼ぎにくる。そんな手には僕は乗りたくないです。

ストーンズが現役であり続けて、新しいファンを獲得したり、ロックのカリスマだったエルビス・コステロがジャズシンガーに転向して、新しい音楽性を見出すように、Charが、ロックギタリストとしてあり続けるように、やはり現役であり続けるアーティストが、僕は好きです。

復活番組なんてオリジナリティーのないテレビ局の二番煎じでしかないです。かつての視聴者を取り込む苦肉の策としか思えません。

テレビの衰退も、こうしたかつての栄光にすがった復活番組と言う名の程度の低いコピーとしか言えないと思ってます。

復活とは、もっと深い言葉と思います。復活を、ブームにしては、やっぱりいけないと僕は思ってます。


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