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映画 パリに見出されたピアニスト

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フランス期待の新鋭ジュール・ベンシェトリ主演のヒューマンドラマ「パリに見出されたピアニスト」を鑑賞

 

最近、フランスの社会問題をベースにしたドラマが数多く制作されヒットしています。移民の受け入れにより貧困による格差が進みながらも、真正面から問題解決に進む人々の交流には共感を持ちます。また、それがフランスのヒューマンドラマの魅力だと思います。今回の作品も貧困の中で音楽を愛しながら目標が見つけられない不良青年を主人公にしたサクセスストーリーが展開されています。

パリ、北駅の無料ピアノを弾くマシューに、惹かれた音楽学校の講師ピエールが、マシューが仲間と盗みに入った家で捕まったことをきっかけに、音楽学校の無償奉仕をすることで音楽学校に招き入れます。ピエールは、マシューにピアノコンクールの代表としてマシューを指名。夢を持てず、周囲の環境とのギャップに悩み、葛藤しながらも、指導教官のエリザベスの猛特訓のもとコンクール優勝を目指すという内容です。

クラシックピアノの力強く美しい旋律と共に進むドラマは、いたってオーソドックスなドラマ手法です。しかしながら、その中にマシューとかかわる人々の恋愛や仲間との確執や友情、家族愛、過去と現在の師への思いなど多彩なドラマがリズミカルにテンポよく展開されています。

芸術の都パリを舞台にした音楽をテーマにした秀作がフランス映画にはここ数年誕生していますが、こうしたドラマが好きな僕にとっても記憶に残る逸作です。

映画と音楽が心地よく絡み合う世界が好きな方には、ぜひ観てほしい作品です。

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