本日の映画レビューは、デヴィッド・O・ラッセル監督による豪華俳優陣でお届けするほぼ実話のサスペンス「アムステルダム」です。
今回の作品は、第1次大戦後にある陰謀に巻き込まれた人たちの、ほぼ実話のサスペンスです。監督はアメリカンハッスルや世界でひとつのプレーブックのデビッド・O・ラッセル。さらにオスカー俳優やノミネート常連の俳優たちがずらりと顔を並べてます。その顔触れは、クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ラミ・マレック、 ロバート・デ・ニーロなどなど、さらに歌姫テイラー・スイフトまで出演してます。この顔ぶれだけでも、満腹状態です。
物語は、第一次大戦で知り合ったクリスチャン・ベール演じる薬注医師のバートと弁護士のハロルド、看護師のヴァレリー。バートとハロルドはある事件に巻き込まれ殺人犯の汚名を着せられ逃亡、ヴァレリーの再会によって、巨大な陰謀に巻き込まれたことを知ります。汚名返上と陰謀を暴くため三人はある計画を進めます。
言葉を並べて説明するとリアルで重苦しい雰囲気な作品のように思えますが、そこはラッセル監督、随所にユーモアを交えながら陰謀に核心に迫っていき楽しく飽きの来ない演出に終始しています。実話に基づく陰謀も最初はまったくの不明ですが、陰謀に絡む人間が少しづつ明らかになることで「ああ、そう言うことか」と合点が来ます。
俳優陣の配役も適材適所で意外性があり面白いし、新たな一面を見せてくれたように感じました。信じるか信じないかはあなた次第的演出が逆に功を奏した作品だと思います。