あげちうのブロマガ

楽しめない権利書の数々

面倒なのだ。

ニコニコ動画が「お金を稼ごう!」と言い出したら、あちこちが顔色を変える。

「なら、クトゥルフRPGのルール利用料として、何%か頂きたいのですが」
「艦これのロイヤリティは」
「このMMDフィギュアは幾らです」
「楽曲の利用料としてジャスラックですが」

「利益性が無い」からこそ、この辺は全て、黙認されているのだ。

利益性を!と言うなら、まずオリジナルである事は大事だ。更に掲載の前に「ここに登録された奴なら無許可で使えます」利益の一部は徴収しますが、そう言う話は入る。オリジナルを主張してても、パクリは面倒な話を呼ぶ。それらを全て回避する事を目論むと、結構面倒な処理はどうしても必要になる。不意に気づくのだ。

何したかったんだっけ?

「お金を稼ごうとしてるに決まってんだろ!」と、明確に言い切るのは、意外と少数派なのだ。そのベクトルに同意するからこそ、その他全ての制約を許容し得る。ぶっちゃけ、多くは都合の良い事を考えてるに過ぎない。人気のコンテンツを利用出来れば自分らもワンチャン?その是非は、今のニコ動では問われない。

だから、こういう動画を創っても、苦笑いで済む。

利益性は考えてないから、だ。
「創作は楽しい」そこは大事な話だ。

想定での「かむろぎ」は、それらを総じてクリアするシステムを駆使し、同人的な創作を何とか利益に代える、それを主眼として有る。この時、ニコニコ動画的には、理念とスタートの失点等々から、色々と威圧はされる。この辺、DOS/Vの顛末と似た何かは有って。違うのは、DOS/Vは自分も失われる事に否定感があるが、”ここ”は、それほどでも無い事だ。

そいつが王になったら、ニコ動は消えてしまう訳だが。

ここの「経営者」的には、出来る事はしている、気はする。ただ、この混沌を残したままでは、経営に重い懸念は残り続ける。しかし、今まで酷い否定を続けた「かむろぎ」その方向性を許容した時、過去の過失はニコニコ動画に何をするだろう?「中華思想の皇帝」それを王に、その先を目指した結果、重い加害と共に、そんな混沌の中に居る。その中心には、何かの殺意さえ有って。

ニコ動は、残るのだろうか。

「大賀さん」は果たして、何を選択するか。


皇帝の居なくなった世界の中で、先行きの見えない状況が続いている。


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