学生科学賞県審査 安房高が論文で知事賞
安価なニッケルで燃料電池
第53回日本学生科学賞の県審査がこのほどあり 県立安房高校(青木寛校長)化学部が科学論文の部で最高賞の知事賞と科学技術賞を受賞した 同部の研究は 県代表としてさらに中央審査へと進み審査される
受賞した部員は 鳥海崇紘さん(普通科2年 館山三中出身) 井上雄貴さん他
パラジウムと 白金媒体を超微量で混合した後に
ニッケルを加えた方法ではニッケルは多量に使用するが白金使用量は
最先端の燃料電池のわずか135分の1となり
それまで電池1個あたり300円ほどかかっていた触媒 が
性能を落とすことなく一挙に2円あまりという〝ただ同然〟の値段で
つくれることがわかった
パラジウムとニッケルと白金は周期表で近い。