コロナに効く医薬品のリストに、イベルメクチンが最有力で加わった。北里大学のノーベル医学賞受賞大村智教授の受賞理由になった天然化学物質で土中微生物が作り出す。
イベルメクチンは寄生虫を殺す薬として非常に有効でアフリカを中心に世界中で多用されてきた。4/7のニュースでコロナウィルスが増殖しなくなる試験管レベルの報告が海外グループからあった。4/27には実際の重症コロナ患者に投与して改善効果が、別の海外グループから報告された。
中でも注目は、最重症に近い人工呼吸器をつけた患者にも効果があり、死亡率が大幅に下がっていることだ。
静岡のゴルフ場の土中から見つけたという逸話が有名なイベルメクチン。
大村智先生は、医学者ではない。天然化学物学者、化学者なのだ。化学は元々、天然化学物質の解析から始まった。人間が頭で考えつくような合成物質には、限界がある。また、安全性も未知だ。天然由来の化学物の安全性は、同じように未知だが、心理的には親和感がある。さらにイベルメクチンは実際に多くの人に投与されて命を救った実績がある。
今回、コロナウィルスへの効果も通常投与量で現れている。化学を学んだ1人としても大きく期待してる。