【二刀流と二面からの観察】二刀流で検索するとちゃんと大谷翔平さんが出てきてくれて良かった。野球に疎いと検索エンジンにはバレている。私のスマホの検索結果は宮本武蔵さんの二刀流の記事がほとんどだった。
ベーブ・ルースさんも投打で活躍したが、ルースさんは投手から野手へ変わる過程の二年間で投打共に活躍したという。
大谷翔平さんは投手としての経験が打者としても生きる。互いの立場がどちらも分かるから心理戦に勝てるのだという。つまり野手、投手と役割を固定して専門家に育ててしまう人材育成や人材活用方法を変える余地が大きいとも言える。
私は大学時代に新しく学びはじめる瞬間の観察力がイノベーションに繋がることを学んだ。一筋にその道を究めることは尊い。だがいつしか視野が狭く固定されてしまう。
私は21才大学四年生で大先輩大先生たちの研究室に加えられて、しっかり観察してレポートすることを学んだ。大学院に進学するとテーマを新たに頂いた。世界で誰も見たことがない材料の研究だった。そこでも観察とレポートという教えを守ることで論文にまとめることができた。
新しい分野に飛び込んだ瞬間に、観察する一番のチャンスがある。新人だから先輩方から懸命に教えを乞うのだ。お忙しい中で先輩も新人になら少し教えてください。
大谷翔平さんは二刀流を続けて成功している。野球を2つの面から見ることを再発見した。
私は、これまで新人として挑戦することで、外から見る面と、内から見る面の二刀流をしてきた。
新人として教えを乞うのが厳しい年齢になってしまった。自分なりに二刀流を自分の周りに見つけたい。
自分の目と自分を見る若者からの目を使って、二刀流になるのが理想だ。若い世代とたくさん話せる環境を探してる。
https://www.jiji.com/jc/v4?id=ohtanishimura21060001