歓喜よ天使よ神の光を
聖なる世界へ導き給え
歓喜の魔法が
ほころびた世界を
再び一つに結び合わせる
アーレ メンシェン 全ての男 と女
フリューゲル バルト 翼のもとへ
77年前の8/6は広島にアトミックボムが落とされた。
8/9は長崎だが、別の都市に落とす予定だともいわれる。アトミックボムは全部で10本程度作り終えていた。
事前のアメリカの砂漠での実験で、威力は分かっていた。狙いは戦意喪失よりも人間の遺伝子への影響を調べるためだ。
77年の間に放射線治療の技術がすすみ、放射線を受けた人体や遺伝子、精巣、卵巣への影響は徐々に明らかになった。
少子化は進んでいるが子どもは生まれている。
核爆弾は、その後人間だけを殺傷してコンピューターシステムを残す攻撃、人間への被害よりもコンピューターシステムへ特化した放射線攻撃へ進化した。
同時に鉛防御壁や生殖医療の進化も促した。
戦争は今もある。子どもの元気に遊ぶ場が戦地から遠い事を願います。
ベートーヴェンはドイツ人の誇る大作曲家。耳が聞こえない時にピアノに付けた棒を歯でかじり、骨の伝導で作曲活動を続けた。
第九は最期の大傑作だが、観衆の盛大な拍手喝采に気が付かない指揮者ベートーヴェン自身が、舞台から観衆側を振り向かない様子が伝わっている。
耳が聞こえない、あるいはなにかが届かない障害者やバリアの向こう側と
こちらのしあわせを結ぶ歌だ。