柱|-')
子供の頃ね・・ 5~6歳の頃から
よく夢を見たんです 不思議な夢ですよ
訳わからないけどね・・
真っ暗~い夜なんです 独りぼっちです
怖いんです 後ろ振り返りながら走ってるんです
だって・・黄色と橙色交じりの周りが真っ赤な火の玉が追いかけて・・
来るんです・・
大きくなったり 急に近づいたり 少し離れたりしながらね
ユラユラと燃え上がる長~い尻尾があるんです
怖くて息も出来ないくらい懸命に走るんですよ・・なのに・・
走ってるその廊下はいくら走っても続いているのです・・何故なの~~
真っ直ぐの廊下だけど時々部屋の角を曲がってみるの けれども・・火の玉もチャンと曲がって追いかけて来るの
それはもう怖くて声も出ません ただ走ってるだけ・・
散々走って力尽きるころ目が覚める
本当に怖かった
けど・・本当に怖いのは・・この夢を毎晩見てしまうことだった