いったいどうなっているんですかね、この国は。
虐待死事件が絶えません。
強いものに媚びを売り、弱いものに牙をむく。
社会全体がそんな風になっているような感じがします。
厚木乳児虐待死
当時未成年の母親、傷害致死で書類送検
厚木市の自宅で2016年12月、生後1か月の男児が、脳に大けがを負い、半年後に死亡した事件。
父親による暴行を目撃したが、黙認した疑い。
父親と共謀して16年12月中旬ごろ、同市の自宅アパートで、長男の頭を激しく揺さぶるなどの暴行を加え、外傷性脳損傷による脳機能障害を負わせ、17年6月13日に生後7か月で死亡させた。
出産直後の女児遺体放置、容疑の女を逮捕(東京・池袋)
生後間もない女児の遺体を自宅マンションの押し入れに放置したとして、警視庁池袋署は死体遺棄容疑で、東京都豊島区東池袋、無職、実原祐実容疑者(24)を逮捕した。「育てる自信がなかった」などと容疑を認めている。
同署によると、実原容疑者は昨年12月初旬に自宅で女児を出産。「赤ちゃんの泣き声がして、手足も動いていた」と話しており、同署は殺人容疑も視野に、女児が死亡した経緯について調べている。
逮捕容疑は今月19日までの間、タオルにくるんだ女児の遺体をポリ袋に入れ、自宅マンションの押し入れに放置したとしている。
同署によると、実原容疑者は約3年前から現場のマンションでルームシェアしており、家賃を滞納したため19日に荷物を残したまま退去。
マンションの持ち主で、同居人だった40代男性が部屋を調べたところ、押し入れから遺体が見つかった。
司法解剖の結果、遺体は身長約50センチ、体重約4キログラムで、死後1か月以上が経過していた。
はあ・・・
そして、
今、一番騒がれている事件・・・・
千葉県野田市 小学4年生 栗原みあちゃん虐待死事件
自宅浴室で、父親に冷水を浴びせられるなどの虐待を受け死亡した事件。
事件後の調べで、学校側、教育委員会、児童相談所、役所など、様々な機関での不手際が明らかになるなど、助けられた命なのでは・・・との批判が起こっている。
父親の虐待を止められなかったという理由で、DVを受けてた母親も共犯として逮捕されるなど、問題の複雑さが連日報じられている。
虐待は何年も前から日常的に行われていたと見られており、司法解剖では、胃の中は空っぽで食事もろくに与えられてなかった事が明らかになっている。
肺の中に水が溜まっているのも確認されており、死因も溺死の可能性が大きい。
そして、なんとこの父親、虐待の様子や、ぐったりした様子を動画に収めていたとのこと。
まさに鬼畜
これを『しつけ』と言ってはばからないこの神経からは、この父親自身の生い立ちにも、何か問題があったのではないかという疑いまでもってしまう。
こういった虐待が増加傾向にあるという事で、安倍総理は、児相の職員を大幅に増やすと発表していた。
児童相談所が人手不足で対応できてないという理由かららしい。
しかし、
この対応はとても短絡的で、根本的な解決にはならない。
虐待というのは、子どもを保護することも大切だが、その前に親の教育が最も大切だ。
それが出来ないうちは、虐待は何度も繰り返される。
子どもを育てやすい環境づくりや、法整備も必要となる。
一朝一夕には成しえない。
とても難しい問題である。
国が本気で取り組み、もちろんそれにはかなりの税金の投入も必要だろう。
くだらないオンボロ飛行機や武器を買ってる場合ではない。
それと、
日本の、この虐待に関する量刑も軽い。
最高でも12年くらいで出てくる。
それ以上は、私は見たことがない。
これがアメリカだと、
150年とか130年とかは当たり前。
最高は死刑だ。
それほど虐待の罪は重い。
虐待する親なんぞ、社会に必要ないから二度と出て来るな!
・・・くらいの気持ちなんだろう。
日本も真剣に考えるべきだ。