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札幌・円山生活日記

「Locandino Zio Vittorio (ロカンディーノ ツィオ ビットーリオ)」

宮の森のイタリアン「Locandino Zio Vittorio (ロカンディーノ ツィオ ビットーリオ)」。“Locandino=まかないつきの宿”の意味でオーナーシェフが修行したイタリア本土最南端に位置するカラブリア州でお世話になった“ZioVittorioヴィットリオおじさん”が店名の由来だとか。のどかで、温かくって、陽気な南イタリア・カラブリアの郷土料理とワインを家庭的な雰囲気で提供するというコンセプトの店です。

この店は「本郷新記念札幌彫刻美術館」などに行く際に「北1条・宮の沢通り」を歩いていて見つけました。ネットで検索すると店のウェブサイトがあり南イタリアの郷土料理の店ということでブックマークしておきました。そんな折『発見!タカトシランド』(UHB北海道文化放送)で宮の森エリアを紹介しているのを見ていると番組に同店が登場。人の良さそうなご夫婦で経営されているようで「それではこの機会に行ってみるか!」と予約して出かけてきました。場所は「北1条・宮の沢通り」を「北海道神宮」前から西区の方向へ歩いていったことろで「宮の森フランセス教会」の少し手前、「ケンタッキーフライドチキン」の道を挟んだ隣の「宮の森STATUS」という建物の1階です(地図)。地下鉄駅からだと東西線「西28丁目駅」からでも「円山公園駅」からでも徒歩15分ほどでしょうか。積雪の中ですので予約の際にマダムからも「足元にお気をつけお越しください」と案内されました。

「Locandino Zio Vittorio (ロカンディーノ ツィオ ビットーリオ)」の店頭。

店内。左の大きなテーブル席にキッチンに面したカウンター席と・・。
・・大きな窓に面した4人用テーブル席×3と2人用×1です。


ランチメニュー(11:30~13:30)。Aコース(税込み2,090円)、Bコース(同2,750円)にメイン1皿(魚 or 肉)が付いたCコース(同5,200円)の3種類。Cコースは前日までの要予約でした。AコースとBコースを各1注文しました。

 
Bコースの本日のスープは「桜エビとちぢみほうれん草のスープ」。甲殻類出汁系のスープと甘さが際立つちぢみほうれん草のスープです。桜エビは乾燥もので香ばしさを加えています。美味しいスープです。
 
グラスワインの白。同770円。「トレッビアーノ種」の爽やか味です。

Aコースの季節のサラダ。リーフレタス、トマト、ブロッコリー、さつまいもにラタトゥイユとピスタチオ入りのハム・モルタデッラと盛りだくさんです。小さなサラダを予想したのですが嬉しい誤算の充実の前菜感あるサラダでした。

焼きたてのフォッカチャ。ふわふわでお代わりが欲しい味わいです(お願いすればあったのかも知れません)

Bコースの本日の前菜の盛り合わせ。左下より時計回りで、さくら鱒のフリット、(その下に)毛ガニのサラダ仕立て、カリフラワーのポタージュを固めたブランマンジェ、ナスの揚げ団子ポルペッティ、ラタトゥイユに一口ライスコロッケのスップリと帆立です。
いずれも味わい深い前菜です。特にさくら鱒のフリットとその下の毛ガニのサラダ仕立てが良かったでしょうか。シェフの持てる技量を感じる充実の盛り合わせでした。

グラスワインの赤。同770円。マダムに「ミディアム位の飲みやすいもので宜しいですね」と出されたサンジョヴェーゼ種。軽やかな赤ワインです。


Bコースの本日のスパゲッティで「厚岸の牡蠣とポロネギのパスタ」。1皿分の料理を2人用に別々の皿に分けて提供いただきました。

プリプリで濃厚旨みの厚岸牡蠣と甘いとろけるポロネギの塩味パスタ。麵の強いコシを感じるアルデンテで食べ応えのあるパスタ料理でした。

Aコースのピザ「クワトロフォルマッジ」。チーズの香り高い1品です。
一緒に提供された「オレンジの花の蜂蜜」。ピザの耳部分にかけて食べるとデザート感覚で良い感じでした。

Bコースの本日のデザート盛り合わせは、(左より)ジェラートとアップルパイとイチゴに松の実のタルト。手前のキンカンのマリネは種を除いていただきました。いずれも良い味のデザートでした。


Aコースの本日のデザートは「ナッツのアイス」。フルーツが添えられます。

食後のドリンク「エスプレッソ」です。カップ等が個性的で楽しいです。以上でランチは終了です。入店から1時間30分が経過していました。料理は大変良いのですがサーブ時間に少し以上に時間がかかったのが気になりました。


なお店のディナータイム(18:00~21:00)はアラカルトにコース料理(同8,800円)があるようですが素材等がキッチン横の黒板に書かれていました。いずれも魅力的で夜の再訪を考えさせるに十分な内容でした。

陽気な南イタリア・カラブリアの郷土料理をうたうイタリアン「Locandino Zio Vittorio」は良い店でした。地の利が少し悪いのと提供時間が気にはなりましたがシェフの食材への拘りと高い技量の一端をうかがわせていただきました。予約してランチのメイン料理やディナーのアラカルト料理などを試してみたくなりました。機会を見て再訪したいものです。ご馳走様でした。

「Locandino Zio Vittorio(ロカンディーノ ツィオ ビットーリオ)」
札幌市中央区宮の3条10丁目3-3宮の森ステータスビル1F
TEL 011-590-1290
営業時間 Lunch/11:30〜13:30 (L.O.)/Dinner/18:00〜21:00 (L.O.)
定休日 毎週水曜日・第3木曜日、毎週木曜日のランチ
(2022.2.15訪問)

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