「豊平公園」は農林水産省林業試験場の跡地を利用して1977年に開園。約7.4haの広い園内は各種バラ等を栽培している「花木園」や多くの山野花が楽しめる「野草園」などの美しい花壇・庭園のほか子ども達が遊ぶ「遊具広場」や「テニスコート」なども整備された市民の憩いの場です。温室を備えた「緑のセンター」では季節折々の花の展示会や各種教室・講習会なども開催されています。地下鉄東豊線「豊平公園駅」すぐですのでアクセスも極めて良好です。
本日は「豊平公園緑のセンター」で「ゼラニウム展」ほかの鑑賞です。きっかけは地下鉄東西線「円山公園駅」構内に掲示されていた「豊平公園」のイベント案内ポスターでした。5月3日から「ゼラニウム展」、5月6日から「春の風流盆栽展」が開催されており、また同園の「野草園」では多くの春の妖精たちの開花が進んでいる模様です。併せて近くの「豊平神社」では5月5日まで「花手水詣」で開催されていたので花もまだ残っているのではと期待して立ち寄りました。結果はゼラニウム、盆栽、春の妖精たち、チューリップにムスカリ、さらに花手水と豪華な散策となりました。
豊平公園緑のセンター「春の展示会」のチラシ。
【豊平公園緑のセンター】
「豊平公園緑のセンター」の外観。
「ゼラニウム展」
会場:緑のセンター1階アトリウム
日時:5月3日火曜日から5月15日日曜日
“豊平公園緑のセンターでは、コレクション約25品種30鉢ほどのゼラニウムを展示しております。長年育て上げたゼラニウムは花数が多く見ごたえがあります。その他販売品もご用意しております。数には限りがあるのでお買い求めの際はお早めにお願いします。花いっぱいのゼラニウム展を見に是非遊びにお越しください。”
「ゼラニウム展」の会場。
会場を2階から見たところ。
会場には色鮮やかなゼラニウムが展示されています。こちら細弁の八重咲種サーモンピンク色の《グラフィティダブルサーモン》。
チョコレート色の葉が珍しい《ブラックベルベット“コーラル”》。
「春の風流盆栽展」
会場:豊平公園緑のセンター2階講義室
日時:5月6日金曜日から5月8日日曜日まで(最終日は15時まで)
“展示品は風流盆栽会の皆さんの作品です。
盆栽の大きさや様式にこだわらず遊び心を取り入れつつ、かつ伝統的な技と技術で作り込んだ小品から大型の盆栽までを14の席飾りで展示。今回は松柏類の新芽が美しい席やサクラが主となる席もあり、春らしい盆栽の展示会です。水石だけの席もあり、変わった石もありますよ。”
会場は2階奥の講義室です。会場には風流盆栽会の会員の方による盆栽に関する相談コーナーの設置されていました。「写真撮っても良いですか?」とお聞ききすると「どんどん撮ってください!」とのお答えでした。
見事な盆栽の数々だったのですが写真も数が多くなりそうなので個人的に印象深かったのを紹介します。こちらサクラの見事な《富士桜》。
《イワウチ草》。
《ヤシャビシャク》。見事な小宇宙です。
珍しい石の《芦別 梅花石》。
【チューリップ花壇“ムスカリの小径”】
次の目的地「野草園」手前の「チューリップ花壇“ムスカリの小径”」には多くの人が集まり写真を撮っていました。
もうチューリップとムスカリの季節のようです。今週には「百合が原公園」にも出かけることとします。
【野草園】
「野草園」です。
「エゾエンゴサク」と「カタクリ」が群生していますが見頃は過ぎたようでした。
「カタクリ」も色が抜けたものが多くなっていました。
ただ「カタクリ」や「エゾエンゴサク」以外にも様々な春の妖精たちが見られました。
その一つ「ヒトリシズカ」です。
開花を期待していた「キバナカタクリ 」。
「シラネアオイ」も咲いていました。
さらに「オオバナノエンレイソウ」。
「フッキソウ」。
「ニリンソウ」。充実の春の妖精たちでした。
【豊平神社】
一旦「豊平公園」の外へ出て「豊平神社」へ。
「拝殿」。「豊平神社」は130年以上の歴史を持つ由緒ある神社で開拓の神・山林の神・衣食住の神がそれぞれ奉られており、商売繁盛や五穀豊穣、武運長久などにご利益があるそうです。
「手水舎」。「豊平神社」ではGW期間の4月29日(金)から5月5日(木)まで花詣を開催していました。期間は終了しましたが「手水舎」に花が見えます。
色彩豊かな数々の生花が奉じられていました。期待通りでした。
見事な「花手水」です。
たぶん花が色褪せるまで残されるのでしょう。ラッキーでした。
最後に「豊平公園」内を抜けて地下鉄駅は向かいました。紫陽花に囲まれる白樺林です。次に来るのは紫陽花の季節になると思います。
本日も充実の散策でした。当初予定していたゼラニウム展や盆栽展に加え、多くの春の妖精たちにチューリップとムスカリ、さらに花手水までと一粒で何度も美味しい気分です。とりわけ「野草園」の春の妖精たち(スプリング・エフェメラル)は予想以上の充実ぶりでした。来年も忘れず来たいと思います。この次は白樺と紫陽花の共演を楽しみに訪問します。ありがとうございました。
「豊平公園緑のセンター」
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間 8時45分から17時15分
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び年末年始(12月29日から1月3日)
電話 011-811-6568
https://www.sapporo-park.or.jp/toyohira/
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間 8時45分から17時15分
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び年末年始(12月29日から1月3日)
電話 011-811-6568
https://www.sapporo-park.or.jp/toyohira/
「豊平神社」
札幌市豊平区豊平4条13丁目1-18(国道36号線沿)
札幌市豊平区豊平4条13丁目1-18(国道36号線沿)
受付時間: 9:00 ~ 17:00
電話:011-811-1049
(2022.5.7訪問)