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札幌・円山生活日記

「和仏料理 手打蕎麦 坂」(その2)

日本料理の繊細さとフレンチの力強さを組み合わせ、旬の食材で季節の献立にてお客様をお迎えいたします」がコンセプトの「和仏料理 手打蕎麦 坂」。「和食のコースに前菜、メイン、デザートがフレンチ、そして、こだわりの蕎麦粉で打つ手打ち蕎麦」のコース料理とともに、蕎麦前でワインや日本酒を飲み蕎麦で〆る、そんな使い方も楽しそうな店です。

今日は週末の昼飲み&ランチに「和仏料理 手打蕎麦 坂」 にやってきました。前回来た際に「次は是非、土日祝限定の昼飲みに参りたく思います」と書いて1か月ほどがたちました。その際おつまみメニューを見せていただき大変楽しみでもう少し早く来たかったのですが、色々と他用もあり2月になっての訪問です。今日も自宅から「裏参道」を歩いて参りました。


「和仏料理 手打蕎麦 坂」 の入る「シーズンビル」1階の近影。中程の階段を上がったところが入口です。

ドアを開けビルに入った右側奥に店があります。店頭に「和仏料理 手打蕎麦 坂」 の小さな看板が出ています。
開店直後の11時30分過ぎに入店。すでに1組の先客がいました。いつもの通り、手の消毒をしてメニューを拝見。こちらがグランドメニューで・・。
日替わりの「和のつまみ、フレンチのつまみ」のメニュー。いずれも美味しそうです。

注文のあとカウンター内を改めて見ます。前回「カウンター上のワイングラスと(カウンター内で見えにくいですが)立派な和包丁がこの店の特長を物語っています」と書いた立派な和包丁。今回も少し判り難いかも・・。

まずは突き出しの「紫大根、青菜としめじの温かいおひたしに山かけ」。

和のつまみの「きつね焼き(海老きつね)」(600円+税、以下同じ)。油揚げに海老すり身を詰めて表面をパリっと焼き上げたもの。海老すり身がプリップリです。好みで醤油かポン酢を少しかけて。
同じく和のつまみの「しっとり鶏もも肉 胡麻だれサラダ」(850円)。鶏もも肉を皮目から焼いた身は確かにしっとり。リーフレタスやかいわれのサラダには細く刻んだ昆布が入っており、たっぷりかけられた胡麻が良い風味です。
フレンチのつまみの「丹波篠山天然猪のテリーヌ パン粉焼き」(700円)。 これは立派はフレンチの温前菜ですね。「フレンチの力強さ」でテリーヌの味はがっしりとしていますが気になる臭いは無くパン粉のカリっと感が良い感じです。

飲み物は「生ビール」(550円)から始めグラスワインの白(シャルドネ)」(750円)に続いて旭川の「男山 諸事情 辛口純米」(1,000円)。ボトルに「北米市場へ出荷予定のだった酒を数量限定・お値打ち価格で放出します。」「世界中で楽しく酒を酌み交わせる日が早くやってきますように。」と「諸事情」の記載がありました。
〆のそばで「山わさび おろし ぶっかけ」(1,000円)。蕎麦は蕎麦粉9に小麦粉1の九一蕎麦とか。すっきりしたのど越しの蕎麦に辛みの効いた山わさびをしっかり絡めて食べると酒の後の〆にぴったりの味わいです。満腹で大満足です。
こちらは「季節の蕎麦」の「きのこ蕎麦」(1,150円)。そばつゆは「少し濃いめの椀物の出汁」とでも言うような薄味。その分きのこの風味が良く出て美味しいです。好みでしょうが柔らかく〆たい時は良いかも。


最初から最後まで大変美味しくいただいたのですが店を入ったところに掲げてあった上掲の意味が良く判りました。サーブに時間がかかるのです。それもそのはずで、今日は我が家を入れて4人がアラカルトでつまみと蕎麦を頼みます。ワンオペのご主人が1品1品火を入れ心を込めて作りますが、つまみは量が少ないとはいえ普通の料理を作るのと手間はそれ程変わりませんから。アラカルトメニューを減らすとか「すぐ出る」メニューを増やすとか、勝手に色々考えたのですがいずれも店の魅力を損なうかと。やはりお酒を飲みながらゆったりと飲み食いする余裕を持って出かけましょう!

「和」も「仏」の一品料理も「手打ち蕎麦」も楽しめる「坂」は貴重で大変良い店です。平日の昼夜のコース料理と土日祝日限定の昼飲みメニューは趣旨・目的を使い分けるのが良いかと。「今日は午後の予定は何~んもない!」という日は「和仏料理・手打蕎麦 坂」でご主人渾身の品々を蕎麦前に楽しみましょう!ご馳走様でした!これからも宜しくお願いします。

「和仏料理・手打蕎麦 坂」
札幌市中央区南1条西22丁目2-15シーズンビル1F 
011-688-5117 
営業時間 11:30~14:00 (ラスト入店) 18:00~22:00 (ラスト入店)
 土日祝日、昼の蕎麦屋 11:30~14:30 (L.O) 
定休日 不定休(ご予約頂けましたら営業致します)
(2021.2.6訪問)

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(その1)(2020.12.30訪問) 
年末の雪の中ですが本日のランチに「和仏料理 手打蕎麦 坂」 にやってきました。春先に新居の手続きで札幌に来た際に夜に利用して以来です。今年最後の外食を「蕎麦で〆る」のも良いかと予約して参りました。店は地下鉄東西線「円山公園駅」から裏参道に出て東の「西18丁目駅」方向へ5分程歩きスープカレーの「マタレーを超えた角を左折した向かい側のビルの1階に入っています。店が通りに面していませんし看板も小さいので表からは判り難い店ではあります。

「和仏料理 手打蕎麦 坂」 の入る「シーズンビル」の外観。
中央の階段を上がってドアを開けビルに入ると落ち着いた風情の店「和仏料理 手打蕎麦 坂」 が現れます。
予約の11時30分過ぎに入店。入店すると手の消毒を求められます。案内されたカウンター席から入口方向を見た店内。テーブル1卓2席にカウンター6席のこじんまりとした店です。カウンター席間はアクリル板で仕切られています。カウンター上のワイングラスと(カウンター内で見えにくいですが)立派な和包丁がこの店の特長を物語っています。
店のメニューは夜が7品の「フルコース7,500円(税別、以下同じ)」と5品の「軽めのコース5,600円」。ランチは「先付・前菜・椀・メイン・蕎麦・デザート」の6品のコースで5,000円。土日祝日限定で「昼呑み蕎麦屋」のメニューとなります。本日は平日ですので飲み物に「グラスワインの白(シャルドネ)750円」を頼んでランチコースの料理の登場を待ちます。
まず先付は「小松菜としめじの温かいおひたしに山かけ」。
前菜は「牛タンのハム仕立て」。蓮根、紫白菜、赤玉葱と赤玉葱のソースが添えられます。「牛タンにこんな食べ方があるんだ!」とまず驚きです。レアの牛タンは柔らかく確かにハムらしく仕上がっています。タンそれだけでは胡椒と塩が欲しいところですが添えらてている野菜類と一緒にサラダ感覚で食べると美味しく味わえます。

椀は「玉子豆腐にヒラタケ」。吸い地は旨味たっぷりの清汁です。椀種の玉子豆腐、ヒラタケ、金時人参、生キクラゲにあしらいの柚子の香りが添えられて確かに和食の椀物のしっかりした味わいで大変良い感じです。 
メインは「鹿児島産黒豚頬肉」。併せて「グラスワインの赤(ピノ・ノワール)」(800円)をいただきます。頬肉はほろほろになるまで良~く煮込まれています。グレービーソースがしっかりした味わいで付け合わせの野菜と食べると「フレンチの力強さ」を感じます。これまで「和」⇒「仏」⇒「和」⇒「仏」の順番で出てきているのですが味の主張は一貫としていて「素材の旨さ」で食材と調理法の違いはあれ素材の味を活かした統一感のあるコースとなっています。
「手打ち蕎麦」は新そば特有の青みがかった蕎麦で香りと腰のしっかりした良い味です。大盛りにしたいところですがシニアの胃袋はそろそろ満杯です。
最後のデザートは「仏」で「チョコレートのテリーヌ、りんごのキャラメル煮に紅茶のアイスクリーム」。濃厚この上ない「チョコレートのテリーヌ」はじめ一つ一つ丁寧に作られています。最後に「和」の熱い日本茶が出されてコース終了です。

大変満足した食事でしたがもやもや感が一つ。ランチの価格設定です。以前食べた夜の「軽めのコース」の5,600円は夜でもあり何の違和感もありませんでした。このランチはそれよりも椀物が1品多くて5,000円なのでお得なのでしょうが3,500円でフランス料理のコースを食べさせる店が近在にある中では一般的な顧客心理上競争的ではないのではと。余計なことかも知れませんが品数が減ってももう一つ安いコースがあっても良いような気がします。

なお、土日祝日限定のアラカルトでの昼飲みは定番メニューに加え、日替わりで和のつまみやフレンチのつまみを用意しているということですので、ワインや日本酒の飲みながら蕎麦前を楽しみ、最後に蕎麦で〆るという食べ方が楽しめそうです。

色々と書きましたが、
大変結構な年内最後のランチでした。
次は是非、土日祝限定の昼飲みに参りたく思います。
店の真価をより理解できるのではと楽しみです。
ご馳走様でした。今後も宜しくお願いします!

「和仏料理・手打蕎麦 坂」
札幌市中央区南1条西22丁目2-15シーズンビル1F 
011-688-5117 
営業時間 11:30~14:00 (ラスト入店) 18:00~22:00 (ラスト入店)
 土日祝日、昼の蕎麦屋 11:30~14:30 (L.O) 
定休日 不定休(ご予約頂けましたら営業致します)
(2020.12.30訪問)

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