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札幌・円山生活日記

月替りのセレクト・コーヒーとペアリング・スイーツの隠れ家カフェ~「THE RELAY (ザ リレー)」~

全国各地のロースターと札幌を繋ぐコーヒー豆のセレクトショップ&カフェ「THE RELAY (ザ リレー) 」。“もっとコーヒー好きを増やしたい!もっと色んなコーヒーを知ってほしい!もっともっとコーヒー好きの輪を大きくしたい!”との想いから誕生した店だそうです。店内では全国から月替わりでセレクトされたロースターのコーヒー豆を購入できるほかロースターのレシピで抽出したコーヒーをペアリングを考えたスイーツとともに楽しむことができます。

本日は「ミニ大通」沿いのビル3階のカフェ・珈琲豆販売「THE RELAY (ザ リレー)」です。カフェ本で知った店でコーヒーメディアサイト「コーヒーヲタク(COFFEE OTAKU)」の運営会社がオープンし全国からセレクトしたコーヒーを月替わりで提供しているとか。丁度我が家のコーヒー豆の在庫が無くなったので豆の物色も兼ねて出かけてきました。場所は地下鉄東西線「西18丁目駅」から北へ向かい「北海道道立近代美術館」を超え「北3条通」と「北5条・手稲通」の中間にある「ミニ大通」に面したビル3階です(地図)。

「THE RELAY(ザリレー)」の入る「吉田ビル」。「ミニ大通」に南向きに面しています。
「吉田ビル」は凡そ古いオフィスビルな外観でカフェが存在するとは思いもよらない様子ですが道に面して「THE RELAY」の看板が出ています。コーヒーメディアサイト「コーヒーヲタク(COFFEE OTAKU)」の運営会社である「コモノ㈱(commono inc.)」がオープンした店だそうです。
ビル入口の表示では3Fは「THE RELAY」ではなく「COMMONO」となっています。
ビル3階に上がったところ。黒い無機質な鉄の扉ですが・・。
表に小さな「THE RELAY」の表示が出ています。


少し躊躇しますが思い切って扉を開けるとお洒落なカフェスペースが登場。

初めての客は「カウンセリング・シート」への記入を求められます。店でのコーヒー体験は①カウンセリング➡②飲みたいコーヒーをセレクト➡③ロースターのレシピで抽出する様子をカウンターで見学し、④スイーツとともにコーヒーをいただくという流れになります。
「カウンセリング・シート」には「一日に何杯コーヒーを飲みますか?」「好みの焙煎度合いはありますか?」「コーヒーに合わせて食べるものはどういったものが多いですか?」「ご自身で抽出はされますか?(コーヒーメーカー・エスプレッソマン一ン・ハンドドリップ・その他)」「お好きな産地はありますか?」などに回答します。


当初は「カウンセリング・シート」での回答を基に「貴方にお勧めのコーヒーはこちらです」と勧められるかと思ったのですが違っていました。2月のセレクトコーヒーとして熊本県熊本市のロースター「Layers coffee」さんの豆4種類がカウンター上に用意されており説明を受け匂いを嗅がせてもらい好みの豆を選択します。

熊本市のロースター「Layers coffee」さんの看板。用意された豆は「Guatemala(グアテマラ)/ Finca El Cedral(浅煎り)」「Costa Rica(コスタリカ) / La Candelila(浅煎り)」「Ethiopia(エチオピア) / Uraga(浅煎り)」「Mexico(メキシコ) / El Pilar(中煎り)」の4種類。 


まずは「Costa Rica / La Candelila」を選択。2種類の飲み方で650円。
“鮮やかで優しい口当たりに加え、オレンジのようなフルーティさとマカダミアナッツのような余韻が特徴的なコーヒーです。
優しい口当たりが印象的ではありますが、フレーバーはしっかりと後半にかけて伸びてくる印象でした。後半には液体全体として甘みが感じやすくなり余韻を楽しめるコーヒーです。” 
カウンターに座って抽出方法などの説明を受けます。
中粗挽きされた「Costa Rica / La Candelila」の豆15g。
抽出のレシピ。持ち帰ることは出来ませんが写真撮影はOKです。
0:00- ドリッパーに挽いた豆を入れ、お湯(60cc)を満遍なく注ぐ。

0:40-40秒蒸らし終えたら、再びお湯(60cc)を注ぐ。
1:30- お湯(120cc)を満遍なく注ぎ、ドリッパーを軽く回し,ドリッパー壁についたコーヒー豆をお湯に触れさせる。
-2:30 投入したお湯が全て、落ちきったら抽出完了。
忠実にレシピに従って抽出されます。今回の豆4種類の抽出は同じレシピですがロースターによっては豆毎にレシピが異なることもあるそうです。
抽出されたコーヒーは2種類の「カップの形状違い」で飲み比べできるよう提供されます。左のカップはフルーティーなフレーバーを感じやすく、右のカップは甘みを感じやすいそうです。微妙な違いまで感じ取れるほどのコーヒー上達者ではないですが華やかな印象のコーヒーでした。

スイーツが登場。用意されているのは3種類で先ず注文したのは「生バスクチーズケーキ」(680円)。他の2種は「rich chocolate cake」(350円)と「coffee jelly mousse」(950円)。

「生バスクチーズケーキ」。
“なめらかな舌触り、今にも溶け出しそうな断面のトロトロ、濃厚かと思いきや甘すぎず、後味はさっぱりとしたバスクチーズケーキです。”
「THE RELAY (ザ リレー)」のスイーツはコーヒーとのペアリングを考えた味わいとなっており、浅煎りコーヒーはスイーツと合わせることで酸質の変化を楽しめるそうです。

チーズケーキを食べ終え少し店内を見学。
店内の奥側の様子。
奥の壁にはコーヒーフィルターが貼ってあります。これまで来店されたロースター担当者のサインやショップカードなどが飾られています。
壁側から見た入口方向。
「ミニ大通」に大きく開かれた窓で店内には明るい光が差し込んでいます。
店内にはコーヒー機器も展示・販売されています。
こちらの立派なポットは「Kalitaドリップポットスリム700SS」。金属加工技術で有名な新潟県燕市によって作られた『Made in TSUBAME』のものだそうです。
こちらでは前2~3か月に取り扱ったロースターのコーヒー豆が販売されています。コーヒー上級者ではないので深煎りが好きなのですが販売豆は全て浅~中煎りなので今回は販売を諦めました。次回以降は店のSNSを良くチェックして好みに合いそうな豆が取り扱われる際に再訪することにします。

試飲に使用された「オリガミ(ORIGAMI)」のカップやドリッパーも販売されていました。


さてカウンター席に戻り2杯目のコーヒーを注文。豆はこの日のラインアップで唯一の中煎りの「Mexico / El Pilar」。
“しっかりとしたボディとともに、程よく感じるレモンのような味わいのコーヒーです。現在取り扱うシングルオリジンの中で、唯一の中煎りのコーヒー豆です。中煎りにしたことにより、エキゾチックな酸味のバランスがよくなり
1杯を通して様々な表情を見せるコーヒーです。”


1杯目と同様にレシピに沿った抽出を拝見した後でカウンター席からテーブル席へ移動。「ごゆっくりどうぞ!」と案内されます。こちら2つのカップの方が形状の違いがよく判ります。左の口元がくびれたのがピノフレーバーカップでフルーティーさと酸味のバランスが感じられる形状、右がバレルフレーバーカップ。岐阜県東濃の陶器メーカー「オリガミ(ORIGAMI)」製のカップだそうです。

スイーツの「coffee jelly mousse」が登場
「coffee jelly mousse」の中層のコーヒーゼリーには「Mexico / El Pilar」の豆が使われておりペアリングでお勧めだとか。コーヒーゼリーの下はエスプレッソ入りのムース、上にはオレンジ香る生クリームにコーヒー風味のチュイールのトッピングです。

拘りのコーヒーのみならずそのコーヒーの美味しさを更に引き上げるようなスイーツ類も良い味わいでした。


先客1組が退出した後は男性1人と女性2組客がやってきました。皆さん駅周辺の専門学校の学生さんのような会話でした。

「THE RELAY (ザ リレー)」は“もっとコーヒー好きを増やしたい!もっと色んなコーヒーを知ってほしい!もっともっとコーヒー好きの輪を大きくしたい!”との想いが伝わるような店でした。コーヒー好きのコアなファンが定期的に通うような通好みの店であるとともに、穴場の隠れ家的なカフェ店としても楽しむことのできるような感じです。懐の深い店で大変結構でした。ご馳走様です。

「THE RELAY (ザ リレー)」の入る「吉田ビル」前の「ミニ大通」。

「THE RELAY (ザ リレー)」
札幌市中央区北4条西17-1-11 吉田ビル 3F
営業時間;12:00-17:00/lo16:30
営業日はカレンダー
 
 https://www.facebook.com/relay.coffee.sapporo/
https://www.instagram.com/_relay_coffee_sapporo/
(2023.2.10)

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