市民の台所「さっぽろ朝市」。北隣にある「札幌市中央卸売市場」から仕入れる鮮度バツグンな魚介類をはじめ、水産加工品、精肉、野菜、生花などの商品を全て卸値で販売しています。近くには「さっぽろ青果館」や「札中卸センター」などもあり札幌での生活をより豊かにする上で大変重宝なエリアです。
今日は「さっぽろ朝市」ほかで年末の買い出しです。前回は8月に「フルーツほおずき」を買いにこの界隈に来て以来ですので随分久しぶりです。東京で豊洲や上野のアメ横に「正月の買い物客で一杯だ!正月だ!」と感じに行くのと同様に年の瀬気分を味わうための恒例行事です。アクセスはいつもと同様に地下鉄東西線で2駅乗って「二十四軒駅」から歩いて参りました。
地下鉄「二十四軒駅」を降りて「さっぽろ朝市」への途中にガイドブック等で有名な「札幌市中央卸売市場場外市場」を横切ります。最近では「北海道神宮」などでも観光客の姿が目立ちますので後ほど様子見に来ることにします。
「市民の台所さっぽろ朝市」に到着。「どなたでもご自由にお買い物ができます」と大きく表示されています。駐車場は車で一杯です。さすがは年の瀬の朝市です。
「さっぽろ朝市」には入口・通路が三か所あります。
先ずは「さっぽろ朝市」といえば「今野食品」ですので中央の通路へ直行。
「今野食品」は揚げ蒲鉾等の練り物の製造・卸・小売り店で一盛(大盛り)税込み500円の揚げ蒲鉾「お得盛り」が人気です。
本日は8時前に到着ですので無事に「お得盛り」がありました。この時はまだ余裕があったのですが朝市を一回りして出る時には残りはわずかでした。人気商品なので先手必勝です。
「今野食品」隣の「珍味センター」。8月に来た際には「てまり麩」が無く正月向けに12月に入荷するとのことでした。
「生麩」が並ぶ冷凍ケースを見ますがは「てまり麩」は見つかりません。もう売り切れたのか一瞬思ったのですが・・。
その隣のケースに「てまり麩」が一つだけ残っていました。即座に買いです。
何か良いものはないかと・・中央から左側の通路。
「(有)マルタカフーズ」で目を惹く活きた《毛ガニ》。
同じく《タラバガニ》も元気です。
この通路で忘れてはならないのは入り口すぐの牡蠣専門店「有限会社長石商店」。社長さんはオイスター協会の「グランオイスターマイスター」との資格をお持ちだそうです。
店頭で小学校高学年くらいの男の子がお手伝い。良い実のしまったプリプリの牡蠣を選んでくれました。
さらに店の前には生本まぐろの《カマ》が出ていました。35㎝×25㎝ほどの箱にはみ出そうな⦅カマ》が税込み1,500円で思わず購入しました。
最も右側の通路に入ると海鮮寿司屋の「丼兵衛」の前に長い行列がありました。
「聖地巡礼」客のようで相変らずの長い列です。
人気の海鮮丼のメニュー。
更に奥に進むと「(株)サワスイ」。
生まぐろは諸物価高騰と年末なのでこの価格です。隣には危険部位を除いた「身欠きふぐ」を売っていました。昨年に比べこちらも値上がりで1パック8,000円でした。今回は遠慮します。
右側通路の奥には花屋もありました。
しめ飾り各種です。以上で「さっぽろ朝市」は終了。
次の目的場所「札中卸センター」へ向かう途中で「札幌市中央卸売市場場外市場」に戻ってきました。朝が早いのでそこそこ人出です。ランチ時などには大型バスが乗り付けるのでしょうか。
それに合わせ店頭に大量に並ぶ茹で蟹・・。
こちらも湯気の上がる茹で蟹です。売れるのでしょうね。
そして「北のグルメ」では活けタラバ蟹を計量していました。約4.3㎏の大蟹。値段は1kgあたり12,000円と出ていたので約5万円の蟹です。
「札中卸センター」です。
センター内に入ると「さっぽろ朝市」と同じくこちらも多くの買い物客で一杯です。1本だけの通路の両側に魚介類等の食料品、酒類、衣料等の店が並びます。「さっぽろ朝市」に比べ食品のポーションや品揃えなどでこちらの方がより一般買物客向けです。
目当ての鶏卵、厚焼き玉子・ゆで玉子・液卵の製造販売の「(株)ビッグエッグ札幌市場店」です。
鶏卵専門店の「伊達巻」(同800円)を購入しました。「焦げ目が香ばしくて美味いよ!」だそうです。正月に食べます。
最後は札幌中央青果協同組合運営の「さっぽろ青果館」。
口の字型に青果店を中心に店が並んでいます。
「さっぽろ朝市」や「札中卸センター」より人出は少ないですが大量に野菜を購入する人が目立ちました。
【本日の戦利品】
「今野食品」の「お得盛り」(同500円)。紅ショウガ、インゲン、烏賊ゲソ、コーン等の入った大小の揚げ蒲鉾が合計11点ほど。いずれもプリプリで文字通りの「お買い得」です。
「有限会社長石商店」で購入の生本まぐろの⦅カマ》(同1,500円)。
《カマトロ》とねぎトロ等用の《すき身(中落ち)》が合計550gほどとれました。脂ののった食感の良い生マグロすき身でした。
同じく生食用の牡蠣。一つ一つ産地を明示してくれます。手前より反時計周りに北斗の「峩朗(がろう)」(1ケ同160円)、森町の「布袋(ほてい)」(同150円)、釧路の「仙鳳趾(せんぽうし) ミルク」(同200円)、宮城・松島の「鳴瀬さくら」(同150円)。
実が良く詰まった牡蠣です。特に「さくら」は立派な実入りでした。
そして「珍味センター」の「てまり麩」(同1,265円)、「ヨモギ麩」(同484円)に「生麩(小)」(同297円)でした。
今回も良い買い物ができました。特に生本マグロの⦅カマ》はヒットです。数が限られますのでラッキーでした。なお「さっぽろ朝市」の営業は年内は12月30日(金)まで「初競り」は1月5日(木)です。ありがとうございました。
「さっぽろ朝市」
札幌市中央区北12条西20丁目1番2号
011-643-4090 https://www.asaichi-maruka.jp/
営業時間 5時~11時、土日祝休み・水不定休
札幌市中央区北12条西20丁目1番2号
011-643-4090 https://www.asaichi-maruka.jp/
営業時間 5時~11時、土日祝休み・水不定休
「札中卸センター」
札幌市 中央区北12条西23丁目1-2 011-621-5947
「札幌中央青果協同組合さっぽろ青果館」
札幌市中央区北12条西23丁目2‐7
営業時間 5:00~15:00
休業日日・祝日、市場休(月0~3回程度の水曜日)
(2022.12.28訪問)