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札幌・円山生活日記

台湾の人気スイーツ豆花(とうふぁ)と。~「十勝豆花(とかちとうふぁ)本店」

個性的な店が集まる「円山商店街」一角の「十勝豆花(とかちとうふぁ)本店」。北海道十勝産の大豆と北海道産てんさい糖をシロップに使用した台湾の人気スイーツ“豆花(とうふぁ)”の店です。台湾の代表的な大衆料理“魯肉飯(ルーローハン)”や“鶏肉飯(ジーローハン)”も食べられます。

今日は「円山商店街」にある「十勝豆花(とかちとうふぁ)本店」でランチです。この店は台湾旅行で人気スイーツ“豆花(とうふぁ)”に病みつきになったご店主が“豆花”を北海道にも広めたいと2020年に開いたという店です。“豆花”はかつての我が駐在国でも人気で懐かしさから一度店でテイクアウト購入したことがあるのですがイートインは初めてです。今は開店当初には無かった食事ものも出しておりお得な“豆花”とのセットをいただきました。店の場所は「円山商店街」の「ミニまるいちば」の向かい側、ハンバーガーとパンケーキの「Rana Maruyama(ラナ円山)」の少し先です(地図)。

「十勝豆花(とかちとうふぁ)本店」の店頭。

通りにはテイクアウト品とイートインのメニュー看板が出ています。

入店したところ。フロアの中心には大きな長テーブルが置かれ椅子はピアノ椅子を使っていてユニークです。
奥のキッチン前にはカウンター席がありますが使用しているかは不明です。長テーブル脇には香炉が置かれ良い香りが店内に漂います。
イートインである旨告げると「お好きな席へどうぞ」と案内されました。長テーブルは7~8人は座れそうですがランチョンマットは5人分置かれていました。密を避ける配慮なのでしょう。


イートインメニュー。「魯肉飯(ルーローハン)」680円(税込748円)、「鶏肉飯(ジーローハン)」680円(税込748円)、両方食べたい人向けの「魯肉飯+鶏肉飯 ハーフ&ハーフ」750円(税込825円)、そして+豆花とジャスミンティーが付いた「セットメニュー」1,000円~1,050円(税込1,100~1,155円)があります。「魯肉飯+鶏肉飯 ハーフ&ハーフ」のセットメニュー(税込み1,155円)を注文しました。

2020年1月の開店当初は“豆花”の専門店だったのですが「店内で食事もしたい!」というお客の要望に応え魯肉飯と鶏肉飯をメニューに加えたそうです。

まずは魯肉飯+鶏肉飯 ハーフ&ハーフ」とジャスミンティーが登場。ご飯には半熟の煮卵と青菜がトッピングされています。

「魯肉飯」サイド。「魯肉飯」は台湾の大衆飯甘辛豚バラ煮込みかけご飯」なのですが、私自身は台湾は出張で何度か出かけて小龍包はたくさん食べたのですが「魯肉飯」は桃園空港のANAラウンジでした食べたことが無いので本場の味を良く知りません。

ご店主の吉澤さんに聞くと台湾でも店によって「魯肉飯」も様々だそうです。使う豚肉の部位もバラ肉中心のコッテリ系から脂身の少ない部分も入れたあっさり系まで、また肉の形状も大きな肉がごろっとしているタイプからそぼろ状のものまであるとか。

吉澤さんの「十勝豆花本店」ではお年寄りや子供でも抵抗なく食べれるようにと、本場通り豚バラ肉を使いつつも煮込んだものを一晩寝かせることで余分な脂分を抜くとともに八角の使用を控えるなどの工夫をしているとか。
台湾料理は中華料理では最も日本人の味覚に合うと思われるのですが、加えてこうした配慮もあり大変美味しい「甘辛豚バラ煮込みかけご飯」になっています。

こちら「鶏肉飯(ジーローハン)」サイド。「魯肉飯」と同様に台湾の代表的な大衆料理で蒸した鶏肉を香り高いタレで食べます。フライドオニオンをベースにした甘辛タレも優しい味に仕上がっています。「魯肉飯」「鶏肉飯」両方とも美味しいですが個人的には星国のチキンライスに通じるものがある「鶏肉飯」の方がより好みかも知れません。


こちらが北海道十勝産を大豆を使用した「豆花(とうふぁ)」。十勝産小豆・マンゴー・イチゴ・パイナップル・グレープフルーツ等が付きます。

「十勝豆花本店」の「豆花」は豆乳を凝固させる時に本場台湾のように硫酸カルシウムを使うのではなく、ゼラチン・寒天を使用してやや柔らかめだとか。これもお年寄りや子供まで幅広い年代の方に食べて頂きたいというご店主の配慮だそうです。シロップの甘みにも北海道産のてんさい糖を使用しているというのも北海道産原材料へのこだわりです。色々な想いが詰まった料理でした。

「円山商店街」。「ミニまるいちば」の向いが「十勝豆花本店」です。右端の赤い壁の店がハンバーガーとパンケーキの「Rana Maruyama(ラナ円山)」。

大変結構な台湾大衆飯とスイーツでした。ご店主の本場台湾での経験と北海道産原材料へのこだわりに幅広い顧客層に対する配慮が詰まった料理です。「円山商店街」界隈におでかけの際には一度お試しをお勧めします。また台湾へも仕事ではなく是非プライベートで食べ歩きなどに行きたいものです。そんな想いも強くしたランチでした。ご馳走さまでした。
 
「十勝豆花本店」
札幌市中央区北1条西23丁目1-15
電話:070-3965-0711
営業時間 12:00〜18:00
定休日 火曜日
Email:tokachi.tofa@gmail.com
(2022.5.12訪問)

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