「円山公園」に隣接する一軒家のフレンチ・レストラン「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」。ミシュラン・三ツ星の仏アルザスの名店『オーベルジュ・ド・リル』の札幌店です。仏北東部の建築をイメージしたという建物と欧州各国から取り寄せた調度品やカトラリーなどの高級インテリアに囲まれた上質な空間で北海道産素材によるフランス料理が楽しめます。レストラン・ウエディングにも人気のようです。
本日は我が家の合同誕生日ランチで「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」です。レストラン・料亭・カフェ・ホテル等を経営する「ひらまつグループ」の運営で、去年も同じ趣旨でランチをいただいた(ブログ開設前)のでほぼ1年ぶりの訪問です。本来はディナーが良かったのですが、まだ酒類提供に制限があり時間を気にしながらワインを飲むのも楽しくないのでランチを予約して参りました。場所は「円山公園」の正面入口の目の前ですので地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩5分もかかりません。
本日は我が家の合同誕生日ランチで「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」です。レストラン・料亭・カフェ・ホテル等を経営する「ひらまつグループ」の運営で、去年も同じ趣旨でランチをいただいた(ブログ開設前)のでほぼ1年ぶりの訪問です。本来はディナーが良かったのですが、まだ酒類提供に制限があり時間を気にしながらワインを飲むのも楽しくないのでランチを予約して参りました。場所は「円山公園」の正面入口の目の前ですので地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩5分もかかりません。
店の外観。立派な建物で思わず立ち止まって見てしまいます。奥が「円山公園」です。
店頭のバラが立派に咲いていました。
エントランス。門を入るとスタッフの出迎えがあり席に案内されます。
1階メインダイニングの奥の席に案内されました。開店の11時30分頃なのでこのエリアにはまだ我が家のみです。
奥の席から店内を見たところ。向かい側の窓の外が「円山公園」。
窓から噴水のある中庭が見えます。天気が良い時はこちらで食後のコーヒーもありだそうです。
如何にも高級そうな調度品が並んでいました。上質な雰囲気作りに貢献しています。
テーブル・セット。カトラリーはシルバーウェアの代名詞として有名な仏「クリストフル社」製。もちろんステンレス製もありますのでそのシリーズでしょう。
ランチのコースは4種類。「Menu Alsace(総額14,520円/サービス料10%と消費税10%含む)」、「Menu Saison(同9,680円)」、「Menu Illhaeusern(同6,655円)」、「Menu Français(同4,598円)」で最も皿数の少ない「Menu Français」×2で予約し、選択のメインは魚と肉をそれぞれお願いしました。
食前酒のシャンパン「Delamotte Brut Blanc de Blancs(ドゥラモット・ブリュット・ブランド ブラン)」。同2,420円。蔵元から「Hiramatsu」へ直送だそうです。
まずはアミューズ。左から牛脛肉の1口テリーヌ・レタスピューレ、葉型のパイ、プチシューに白ごまのサブレ・人参ピューレ。手渡されたメニューは仏語とカタカナ併記で説明も仏用語なので良く判らないところがあります。申し訳ありません。
1皿目の前菜の「ズッキーニのヌイユ 夏野菜のエスプーマ」。麺のように細切りにしたズッキーニの上に、鱈の冷製、ズッキーニ等のムース、ディルが乗っています。夏向きの爽やか味の前菜です。
白のグラスワインで次の料理に合うというお勧めの仏アルザス「Muscat Cuvée Particulière 2017(ミュスカ・キュヴェ・パルティキュリエール)。同1,815円。マスカットの香りのスッキリ味です。
2品目の前菜。目の前で冷製スープが注がれます。中の具材が判るようにとの配慮でしょう。
「甘エビのコンソメジュレと新じゃがいものヴィシソワーズ パルメザンチーズのチュイル」。じゃがいもの冷製スープは夏料理の定番ですが具材に甘海老をコンソメジュレで固めたもの、赤白のかぶ、インゲン、ブロッコリー等の夏野菜が入ります。トッピングが「チュイル」というパルメザンチーズを薄く固めたもの。
自家製焼きたてのパンです。
メインの魚料理「ハーブ香るソイのフリット アンディーブのラグーとコキヤージュのエミュルッション」。麺状のカダイフで巻いた「ソイ」をフリットしたものと茹でたアンディーブに貝のソースを泡状にしたものがかかっています。かなり手の込んだ料理です。
メインの肉料理に合わせた南仏コート・デュ・ローヌ「Coudoulet de Beaucastel 2015(クードレ・ド・ボーカステル)」。同1,936円。グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、サンソーのブレンドで香り豊かで旨味があり重すぎない飲みやすい赤ワインです。
メインの肉料理「仔羊のブーレット ジュのソース フルムダンベールのドフィノワーズ」。子羊肉をボール状に成型して焼いたもの(ブーレット)に肉汁のソースとフルムダンベール(ブルーチーズ)を使ったじゃがいもグラタンが添えられます。
仔羊のブーレットを割ると肉汁が溢れます。子羊肉に肉汁の濃いめのソースとブルーチーズの風味とコクが良く合います。夏を意識した爽やか味が続いたのですが最後にドシっとした美味しい料理でした。
「プレデセール」は「ライチのグラニテ」。
ここで「Happy Birthday」のメッセージ・プレートが用意されました。この後、デザート前にコースとは別にチーズにのワゴンが用意されます。チーズ好きではありますが赤ワインを飲み過ぎてしまいそうなので我慢です。
メインのデザートは「ペーシュドヴィーニュとフロマージュブランのムース」。赤桃のコンポートの上に、ヨーグルトのカスタード、チーズのムース、レモンのソルベが乗っています。酸味の爽やかさで〆るデザートでした。それにしても表記をもう少し判りやすくしてもらいたいものです。
最後にエスプレッソで小菓子(レモン・マカロンとフィナンシェ)をいただきランチ終了で会計です。
店内では我が家の入店後に次々と来客があり帰る頃にはほぼ満席でした。
最近の週末に店の前を歩いていると続いてレストラン・ウエディングがあったようなので帰り際に店の人に開催場所などを聞いてみました。1階のメインダイニングやテラスを貸し切りで行う場合のほか、少人数だと2階の部屋を、大人数だと地下の大フロアを使うとのことでした。写真奥はその2階と地下への階段でこちら側も立派な内装でした。なお話の流れで「ひらまつパリ祭2021」(7月12日~16日)に勧誘されました。魅力的な企画ですが2週続けては少し贅沢なので来年にとっておくことにします。
「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」を向い側から見た全景。地下もあったとは知りませんでした。
上質な空間で立派なフレンチをいただきました。お勧めのグラス・ワインも結構でした。それらも含め高級フレンチの非日常感溢れる店で記念日などの食事にぴったりの感じです。ただ判り難いメニュー表記が玉にきずです。さらに前回はマダム達の声高い会話が耳に触りました。それでも来てしまうのは総合点の高さでしょうね。またお世話になります。ご馳走様でした。
「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」
札幌市中央区南一条西28-3-1 050-5595-0982
営業時間 2021年6月21日(月)より当面の間、以下の通り。
ランチ 11:30~15:00(13:30L.O.) ※酒類は上記制限内で提供
ディナー 17:00~20:00(18:00L.O.酒類19:00L.O.) ※酒類は上記制限内で提供
ディナー 17:00~20:00(18:00L.O.酒類19:00L.O.) ※酒類は上記制限内で提供
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日が振替定休となります。)
(2021.7.7訪問)