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札幌・円山生活日記

「日本料理 潤花(るか)」

「道端で咲いているお花を見ると心が和む・・そんな気持ちになれるお料理をお届けし日本料理を通じて皆様が笑顔になれますように」を理念とする「日本料理 潤花(るか)」。円山・裏参道で季節感溢れる本格的な日本料理を楽しめます。

今日は円山・裏参道の「日本料理 潤花(るか)」で和食ランチです。新年度初めにあたり和のコースを食べようと思案していたのですが店のウェブサイトを見ているとご主人の出身が同郷の大阪・堺だとか。実はこの店は同じビルに入る「和仏料理 手打蕎麦 坂に来る度に気になっていたのですが何かの縁と予約して参りました。店は地下鉄東西線「円山公園駅」から裏参道に出て東の「西18丁目駅」方向へ5分程歩きスープカレーの「マタレー 円山店」の前を通り交差点を超えたところにあります。

 
「日本料理 潤花(るか)」の入る「シーズンビル」の近影。手前の階段を下りたところが入口です。
地下1階の入口。落ち着いた感じです。
店内は味のある設えのカウンター席6席と(当日は不使用)・・。
4人~6人掛けのテーブル席3卓に個室風の4人掛けテーブル席2卓があります。当日は個室風テーブル席に案内されました。暫くしてもう1組客が仕切りの奥の席にやってきました。ランチは「つばき【全8品】」(税込み5,500 円)~で本日は「つばき」×2で予約しました。さらに税込み8,250円と11,000円のコースがあり金額が上がると品数は変わらず素材や器がランクアップするようです。

飲み物を注文し先ずは「先付け」が登場。ごま豆腐、ほうれんそう、たこ柔らか煮、煮黒豆に出汁のジュレ。爽やかな春らしい味わいです。
続いて「お椀」は、ホタルイカの真薯に桜の人参と大根、ウグイス昆布と隠元、手前は舞茸で羅臼昆布と鮪節で出汁をとった吸い地。出汁のしっかりした関西風の良い味です。またウグイス形の昆布や桜の花びら形の人参と大根など春を感じさせる演出です。
「お造り」は、縞鯵、ボタンエビ、鮫鰈、生本鮪。私は「青魚アレルギー」と伝えた関係で縞鯵に代えて帆立貝です。このような長い器で一つ盛りで出てきました。
取り皿に分けたお造り。こうして見るとボタンエビがデカい。
「蒸し物」は、カスベの飯蒸しと蒸かした餅に生海苔の餡。温かく胃臓に響くような良い味わいです。美味しいです。
次の「焼き物」の取り皿。春らしいお皿が温められて用意されます。
「焼き物」八寸は、銀鱈の幽庵焼きに桜長芋の甘酢漬けと薩摩揚げ(中央)、うるいのお浸しに桜エビ(貝殻の器)、インカの目覚めの煎餅(左上)と自家製豆富に湯葉、フキノトウの味噌(円い小さな器)。
「焼き物」八寸を取り分けたところ。隣の客への説明が聞こえ「焼き物」は「鰆の幽庵焼き」とか。何で?と思ったのですが私が「青魚アレルギー」と伝えたことへの配慮のよう。鰆は好きなんですが・・。もちろん「銀鱈の幽庵焼き」も美味しく良いのですが「春」=「鰆」で用意いただいたのかと思うとアレルギーも正しく伝えるべきと反省しました。
気を取り直して「蓋物」は、じゃがいもと鱈の饅頭の五色あられ揚げ、桜生麩、菜の花と大根にとろろ昆布の出汁餡。こちらも春を意識した料理でとろろ昆布の餡が良かった。
そして「土鍋ご飯」は、鰤と牛蒡の炊き込みご飯。客のペースに合わせて一組ずつ土鍋で炊いているとか。炊き立ての熱々です!
ご飯とナスの汁と香の物。ご飯はおかわりもいただき満腹です。

それでも「甘味」の本葛にきな粉と黒蜜、卵の黄身で作った濃厚プリンを美味しくいただき・・コーヒーでランチ終了です。満腹で春らしい美味しい料理に大満足です。趣向を凝らした夫々の器も楽しめました。

季節感溢れる素材と器に確かな技で整えられた料理の数々が大変結構でした。日本料理の良さを改めて実感できる良いお店でした。大満足で四季折々に訪問したくなりました。ご馳走様でした。

なお、店ではお花見や各種行事に合わせた弁当の注文も受けているようで(税込 2,160円、3,000円、4,000円の3種)今日も受け取りにこられた方がいました。コロナがなければ花見などにも良さそうです。

「日本料理 潤花 (るか)」
札幌市中央区南一条西22丁目2番15号 シーズンビルB1F
営業時間:昼12:00~15:00(LO13:30)、 夜18:00~22:30(LO20:30)
定休日:月曜
ご予約・お問い合わせ: 011-213-8518
http://nihonryouri-ruka.net/
(2021.4.1訪問)

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