通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

5分でイライラ。待てない人々、増加

2007年11月23日 | 気になるニュース
こんばんは
勤労感謝の日の休日、やっぱり忙しかった。
父を来週転院される方向で検討している。回復期リハビリの期間が過ぎたため、転院せざるを得ないとは分かってはいるんですが。

そりゃー自宅に連れて帰りたいのは山々ですが、トイレに一人で行くことが出来無いために、家族で検討したが自宅介護は無理と判断しました。

世間体とか、父の思いを考えれば病院をたらい回しするのは忍びないのですが。

今日のニュースは、『待てない人』の話。

シチズンホールディングスが平成15年、首都圏のビジネスパーソン400人を対象に行った「待ち時間」に関する意識調査。通勤電車の遅れが「5分」でイライラするという人は10年前の17.6%から56.6%へと急増した。加速する“せっかち度”が各所で摩擦を引き起こす。

懐石や鍋のコース料理がメーンのある日本料理店。落ち着いた雰囲気が売りだが、店長は「お客さまと店側の時間意識のズレ」に頭を悩ませる。前菜に始まりメーンの料理を提供するまでの所要時間は「昼10分・夜15分」と決めている。しかし、時間内にスムーズに料理を出しても苦情が入る。テーブルセッティングのための1、2分の時間すら待てない客もいる。受付で「少しお待ちください」と言うと、「待てるか!」と声を荒らげ、トイレに入った連れの女性を残したまま帰った中高年男性もいた。

「子供の成長を親がじっくり待てない」。東京都内の私立保育園。30年近いキャリアを持つ保育士がそう感じるようになったのはここ10年ほどのことだ。
3歳児に母親の絵を描かせると、首がなく顔とスカートが直結した絵を描く子も少なくない。そんなとき、以前なら「みんなと描いて楽しかったね」などと温かく見守る親が大半だったが、最近は様子が違うという。「横から『そうじゃないでしょ』といって子供をせかす。せかされた子供は萎縮して弱々しい線で小さな絵を描いてしまう。じっと見守っていれば、じきに普通の絵を描けるのに…」と保育士。
情報が氾濫し、他の子供と比較して焦る親が増えたのだという。

国内のネット利用者が初めて1000万人を突破した平成9年。博報堂生活総合研究所は「直訴する社会-待てない人々・触れたい人々」というリポートで、利便性の向上を指摘する一方、すぐ結論に飛びたがる。我慢強さの低下-といったマイナス面を挙げ「待てない人々」の増加を予見した。

それから10年。コミュニケーションツールはさらに高性能になり、「宅配便の配送状況やバスの待ち時間もネット上で確認できる。漠然と何かを待つことはほとんどなくなった」と、リポート作成に携わった知識創造工房ナレッジ・ファクトリーの林光代表は話す。

目白大学の渋谷昌三教授は、そんな「待つ必要がない社会」の到来を複雑な思いで見つめる。「パソコンや携帯を駆使して即座にほしい情報が引き出せる。だから、物事がさくさく運ばないと耐えられずに、暴力的な言動に出てしまうこともある。『待たせない』サービスに慣れすぎたがゆえの皮肉な現象かもしれません」

【メモ】シチズンホールディングスは平成15年に首都圏のビジネスパーソン400人を対象に「待ち時間」意識調査を実施した。各項目で、最も多くの人がイライラすると回答した待ち時間の“リミット”は次の通り。
・総合病院30分 ・通勤時の電車の遅れ5分・スーパー、コンビニのレジ3分 ・パソコンが立ち上がるまで1分・インターネットのコンテンツにつながるまで10秒

確かにこう書かれると、確かに”待てません”ネ。せっかちになったのでしょうか。


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