鱗粉の散布により感知能力がピークに達すると、更に空を覆い隠すほどの大量の鱗粉を漆黒のオーラの如く放出する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533409251225268224?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533409251225268224?s=19
それと同時に、頭部から紫色に明滅する一対の触角が生え、さらに翼脚をせり出して地に降ろし、六本脚で行動する体型へ変化。体色も黒から赤黒く、そして毒々しい紫色へ変貌する。
これはゴア・マガラ自身が「狂竜化」に浸蝕された状態であり、この状態となったゴア・マガラは、鱗粉の撒かれた範囲一帯をテリトリーとし、その領域に踏み入っている相手により激しい攻撃を加える。
この状態となると鱗粉を散布するために翼脚を使う必要がなくなるため、翼脚を積極的に攻撃に用いるようになる。
翼脚が発揮する膂力はかの雪鬼獣の剛腕をも容易く捩じ伏せてしまうほどで、翼腕に備わる鉤爪も獲物の傷口を抉り、治癒不可能とされるほどの致命的な傷跡を残すほどに殺傷能力は高い。
このように翼脚を「翼」ではなく「脚」として使うようになるのは、鱗粉が拡散している領域に留まるという意思表示の意味合いもあるようで、狂竜化状態の黒蝕竜は飛行して攻撃を仕掛けることこそあれど、長距離を飛行してその場から移動することは少ない(強い敵意を抱いている交戦相手が逃走を図った場合は追うこともある)。
狂竜化状態で展開される触角は、狂竜ウイルスに触れた動物の位置を敏感に察知するゴア・マガラの生命線とも言える受容器であるが、繊細な器官であるため脆く、また火や龍の属性への耐性も低いという弱点も持ち、ゴア・マガラにとって最大の弱点でもある。
狂竜化状態で過剰な反撃を受けた場合は触角を収納し、鱗粉の放出を抑えて狂竜化状態を解除する様子も確認されている。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533413310007169024?s=19
その他、外敵との戦闘で一度も狂竜化状態にならないうちに急激に追い詰められた場合、通常とは違う低い咆哮と共に感知能力を急激に上昇させて狂竜化状態となったという報告もある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533412335871590405?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533412335871590405?s=19
ただし、この方法を用いた場合、暫くはこの方法で狂竜化状態になることはないという。
・危険度、戦闘能力
敵対者の存在を確認すると、絶叫するような咆哮をあげて襲いかかってくる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533411008659615745?s=19
敵対者の存在を確認すると、絶叫するような咆哮をあげて襲いかかってくる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533411008659615745?s=19
戦闘においては、禍々しくも美しい紫紺色に輝くブレスを吐く様子が確認されている。
このブレスには前述した狂竜ウイルスと同様の効果があり、着弾点にはしばらくの間、そこを中心に狂竜ウイルスが円を描くように広がり、そのまま滞留する。
無論、この円に踏み入ったりブレスの直撃を受けたりした生物には、狂竜症の初期段階に見られる症状が発現する。
また、このブレスは大気中に拡散した鱗粉に反応して爆発を起こす性質を持っており、特に周囲に鱗粉が蔓延している狂竜化状態では、広範囲に連鎖的な大爆発を発生させる。
加えてブレスは地を這うように対象を追尾するものや、3方向に独特の軌道を描いて放たれるもの、前面を広く爆破するように薙ぎ払うものなど複数のパターンが存在し、多くのモンスターの放つ直線的なブレスとは大きく異なる性質を持つ。
優れた飛行能力から空中から攻撃を仕掛けてくる事も多く、滞空しながらのブレスは勿論のこと、攻撃対象を追尾しながらの滑空突進や、高く飛び上がってから強襲するように突撃する攻撃を繰り出すこともある。
肉弾戦においては尾を鞭のようにしならせて外敵を打ち据えつつ鋭利な鱗で敵の外皮を切り刻み、骨を抉ることでウイルスの侵蝕を容易にする他、左右に噛み付くようにしてジグザグの軌道を描く突進を繰り出す。
しかし、黒蝕竜の戦闘能力は狂竜化状態になってからその本領を発揮する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533411279586545664?s=19
しかし、黒蝕竜の戦闘能力は狂竜化状態になってからその本領を発揮する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1533411279586545664?s=19
狂竜化状態では前述の通りブレスの規模、威力共に大幅に上昇する他、翼脚を振り上げて勢いよく大地に叩きつける、敵対者を翼爪で捕縛する、連続で翼爪を叩きつけるなど、展開された翼脚による苛烈な攻撃を仕掛ける。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1532672225937018880?s=19
機動力も上昇し、縦横無尽に動き回りながら外敵を攻撃する、六足で駆け抜けて敵対者に突進するといった俊敏性を見せるようになる。
また、ゴア・マガラは通常では鱗粉によって把握した1体の標的を執拗に襲うと言われるが、この形態では複数の標的に対して行動を起こすという報告もある。
このように、狂竜化状態となると肉弾戦、ブレス攻撃共に威力、範囲が跳ね上がるために非常に危険度が高まる。
これらの脅威から、ギルドでは黒蝕竜の危険度を千刃竜などと同等とし、高い実力を認められたハンターにしか狩猟に挑むことを許可していない。
・利用
ゴア・マガラから得られる鱗は光沢のない漆黒に染まっており、その無尽の闇色は光の反射さえ起こらないほどだが、その独特な色に魅了される者も少なくない。
特に天鱗と呼ばれる希少な鱗は、武具に用いれば人を超越した力を得られると云われている。
しかし、翼脚に備わる鉤爪などは加工に携わっただけで病に侵されるなどとも噂されており、謎の病魔に侵される事を恐れて黒蝕竜の素材を忌避する職人は少なくない。
特に、触角は優れた武具素材となるにも関わらず持ち帰ることすら禁忌とされた代物である。
それらの素材は非常に希少で取り扱いも難しく、限られた熟練の職人のみが製作を許されている。
鱗を加工して生産された武具はやがては使用者をも飲み込む魔装と化すと云われ、甲殻を加工した武具を使う者は正気を保てる保証はないともされているが、それらの素材から生産された防具は災厄を治めた者を称える装備としても知られている。
防具をデザインした職人は 「黒蝕竜の特性を活かして新種の細菌に対する抵抗力は高まったが、反面火を嫌う特性を排除できず残念だ。すまないが火を使うモンスターには十分注意してほしい」と語る。
ゴア・マガラの素材を用いた武器は持ち主に慟哭の呪いを齎す、死を刈り取る者が好んで使う、屠られた黒蝕竜の無念が宿るといった不吉な噂が絶えない。その刃は相対する者を冥府へ誘い、闇を纏う一閃は光をも切り裂くと云われる。
謎に満ちた狂竜ウイルスだが、近年はそれについての研究が多少進んでおり、一部では意図的に狂竜症を発症しての狩猟法まで考案されている。
また、狂竜結晶と呼ばれる狂竜ウイルスが凝固したと思しき物体も確認されているが、その潜在的な危険性から現在ではギルドへの提出が義務付けられている。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
ハンター大全4 pg. 58.59.240.241
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.66〜71
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.142、143
https://youtu.be/FKECSNV5T-A
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます