「巨獣」
ガムート
Gammoth
牙獣種
長鼻目 頭殻亜目 ガムート科
全長約2002.24〜2617.48cm
全高約1400cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1696113087211028622?s=19
・狩猟地
雪山、氷海、極圏
・概要、特徴
寒冷地に生息する牙獣種の大型モンスター。
赤と青の鮮やかな体毛と頭部を冠のように覆う複雑な形状の頭殻、反り返るように伸びた豪壮な牙と長大な鼻、鼻の内側に生え揃う棘が特徴。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1653254982597218305?s=19
そしてそれら以上に目を見張るのが、超大型モンスターに比肩するほどの巨躯である。
全高14m、全長20m以上と、確認されている牙獣種の中では最大の種であり、その圧倒的な佇まいから「巨獣」とも呼ばれ、一部では『不動の山神』の異名でも知られている。
その雄大さから、ガムートの纏う氷を食べればその強さを得ることができる、という噂もある。
・生態
草食性であり、その巨躯から並大抵の動物は歯牙にもかけないが、一度外敵と看做した相手は巨体を活かした一撃で叩き潰してしまう。
その巨体を支えるために大量の食糧を必要とするため、群れを作らずに日々移動し続け、鋭敏な嗅覚で雪に埋まった植物を探り当ては掘り出して食べる。
食料が不足すると凶暴化し、食糧難に陥った個体が雪山付近の村に侵入、木造の家屋を破壊して食したという事例もある。
また、確認されている個体の大多数は雌である。
鼻で吸い込んだ雪を吹き付けることで尾や四肢に雪を纏う性質を持ち、付着した雪は脚から出る成分によって堅固に固まり、溶けにくくなる。
この雪を纏う行為の目的は防御ではなく外敵の排除であり、踏みつけで飛ばす雪の塊は、ドスギアノス程度のモンスターなら一撃で昏倒させるほどの威力を持つ。
脚は甲殻により雪を纏いやすい構造になっており、爪も新雪の上を歩きやすいような形状になっている。
成体のガムートは分厚い体毛や堅牢な甲殻、圧倒的な巨躯から殆どの捕食者を歯牙にも掛けず、たとえ背後からの攻撃でも、尻尾の毛が外敵の爪牙を滑らせてしまう。
それらの事から、本種はティガレックスの爪牙をものともしない数少ないモンスターとして知られる。
しかし幼体は捕食者に狙われることも少なくないため、幼体の毛皮は真っ白であり、雪山の保護色となっている。
その最大の天敵は前述のティガレックスで、幼体時にティガレックスに植え付けられた恐怖が大きいほど、 成体になった際のティガレックスに対する攻撃性が激しくなるという。
子育て中のガムートは基本的に母と子の二頭だけで生活を送るが、一時的に同じ長鼻目に属する近縁種である、ポポの群れに混ざることがある。
その際母親は子供をポポの群れに紛れさせてもらう代わりに、ポポの群れを積極的に外敵から守る。
そのためポポの群れを見つけては助けて共存しようとする習性を持ち、その姿は民を守る英雄のようにも見えるという。
ポポの群れに混ざることのメリットは、敵の狙いを分散させ、幼体の生存率を上げることができるほか、親ガムート1頭では対処し切れない可能性のある、複数で襲いかかる捕食者に対して有効であるためと推測される。
一方、普段は母子だけで生活しているためガムートの親子は深い絆で結ばれており、特に母親は子供を狙う外敵への排撃がとりわけ激しく、どんな肉食動物よりも凶暴となる。
鼻は大地につけることで外敵や仲間の存在を振動でキャッチでき、それによって周囲の状況を探るという。
・食性
草食性。樹木などを食べる他、雪の下にある木の実や薄い木の皮などを食す。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1495219699189125120?s=19
・危険度、戦闘能力
自身の身を脅かす外敵と看做すと鼻を高らかに持ち上げ、大音量の咆哮でもって威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1495219170966859781?s=19
巨体故に動きは鈍重であるが、圧倒的なタフネスと一撃で悉くを押し潰す破壊力とを持ち、狂暴なモンスターではないものの、ひとたび怒り狂えば誰にも手のつけられない脅威となる。
片足を振り下ろすだけで大地を揺るがし、ボディプレスや鼻を叩き付けた一撃は外敵を雪原諸共砕き割る。
驚くべきことに、後脚だけで立ち上がってのボディプレスを繰り出すこともある。
また長大な鼻は小型の動物を捕える器用さと大型飛竜すら易々と抱え上げて投げ飛ばすことができるほどの圧倒的なパワーを併せ持ち、周囲を薙ぎ払う、しがみ付いた敵を引き剥がすなど、攻防共に隙の無い強力な武器となる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1495230895942344704?s=19
また、鼻棘と呼ばれる鋭利な棘が鼻の先端付近に4対存在し、これによって鼻で器用に物を捕えることが可能。
非常に硬く、硬い地面は勿論、上質なものは岩盤すら穿つほどの鋭さを持つ。
また、雪を丸めて作り上げた雪玉を投擲する、鼻息で吹雪を巻き起こして一帯を吹き飛ばすなど、雪を用いた多彩な攻撃も操り出すことが確認されており、近距離では巨体を使った豪快な一撃、遠距離では鼻と雪を用いた大規模攻撃と遠近共に隙が無い。
強靭な肺活量で敵を吸い寄せてから攻撃を見舞うこともあり、高い知能を持つと推測されている。
また、四肢に纏う雪を自ら破砕することで破片を炸裂させて攻撃してくることもある。
力と頭脳、技術を兼ね備えた攻撃の数々と巨体から繰り出される脅威から、ギルドでは危険度を斬竜や電竜に比肩するものとしている。
・利用
ガムートから得られる素材はいずれも頑強であり、耐久性に優れる。
体毛は耐久性、防寒性、衝撃吸収性に富んだ優秀な素材として知られ、特に最高級なものは柔軟性も併せ持つ。
甲殻は雪を固着させる構造が武具の要として利用され、特に屈強な個体から得られたものは優れた強度と衝撃吸収率を持つ。
牙は丈夫で加工がしやすく、武具素材として珍重されているが、上質なものはあまりの硬さに加工が困難となる。
また、頭殻も加工は困難であるが、その堅固さは折り紙つきであり、優れた武具の素材となる。
それらの素材を用いた装備は昔々、山神に仕えた衛士達とその聖職者が身につけていたという伝承があり、その伝承では外の国から襲来した禍つ神に勇敢にも立ち向かった衛士達とその戦死、その事への悲嘆と懺悔、絶望を語り継ぐ防具であるとされている。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書
https://s.famitsu.com/news/201602/08098975.html?page=2&s=09
https://twitter.com/CAPCOM_MHB/status/698476971710242816?t=T9KngMdGjvs8hnG5XRn33A&s=19