わたしんちの医学革命と雑多な情報

「医学革命」とは薬からの解放への「個人の気づき」の事である。雑多な情報も「取捨選択」&「鵜呑み厳禁」はセルフサービスにて

薬のことを知らない?{医者、薬剤師 「悪の製薬」より

2019年01月21日 | 薬害、医療資料集

「ニセ医学にだまされないために」という本があるようです。

しかし、ニセでない方、つまり正当な医学の方はエビデンス(科学的根拠)が全部公開されているのか?

というと、そうでは無いというのです。
それなら、ニセ医学も正当医学のどちらも「欺されてはいけない」という同じ穴のムジナとなってしまいます。

果たしてその薬は正しいのか間違っているのか

誰も知らない  のですから。


 

「誰も知らない」ということの意味。

それは全く知らないのではなく、「全部を知らない」のだ。

 

 答は簡単だった。

 

製薬企業(薬の製造元)が全てを公表しないからだ。

 

もちろん、公的規制機関はあっても機能していない。

 

それが現実だという。(欧米事情)

 

日本はべつものか?
それは調べてみれば分かるだろう。

 

医者より薬剤師の方が薬のことを知っている。

 

しかし、その薬剤師も全部を知らない。

 

当然だ。それを公表しないのが製造元の製薬企業だからだ。

 

薬の本当のところを「誰も知らない」のだ・・・

 

そんな薬を日々医者が処方し、薬局が提供し、患者(アナタ)が飲んで居る。

 

果たしてこれは科学的根拠があるのだろうか? 効くのだろうか? 安全だろうか?

 

それを誰も知らない。

 

 

 

こんな事を聞いたり知ったりしても、全然不審がらないのはもう薬毒中毒で思考が中断しているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

「悪の製薬」

 

内容紹介

 

規制機関と業界の癒着、治験結果の改ざんと隠ぺい、
研究論文の代筆とねつ造、臨床試験のアウトソーシング化、巧妙なマーケティング戦略……。
これはなにも特別な犯罪の話ではない、日常茶飯に製薬業界で行われていることなのだ!
知るのが恐ろしい、でも知らないほうがもっと恐ろしい製薬業界の闇。
信じていた医療の裏切りの実態に、気鋭のジャーナリストが切り込む。

 

 

 

より

 

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 

ある臨床試験で、心臓発作を起こしたことがある少数の~一〇〇人未満の ー 男性を対象に、新たな抗不整脈薬ロルカイニドの利用価値を探る検査が行われた。

プラセボを与えられた四七人から出た死亡者が一人だったのにくらべて、ロルカイニドを投与された四八人中、九人が死亡した。
まだ開発サイクルの初期段階だったので、この臨床試験からほどなくして、薬の開発は中止された     ー 商業上の理由により。



薬が市場に出回らなかったので、この臨床試験を公表することなど誰ひとり考えもしなかった。
研究者たちは、それをロルカイニドの特異性と見なし、そこから先に考えを進めなかった。


もし彼らが公表していたら、わたしたちは、ほかの抗不整脈薬を心臓発作経験者に試すことにもっとずっと慎重になっていただろうし、とんでもない数の死者 

- 一〇万人を超える人びとが、早すぎる死を迎えてしまった ー 

が出ないうちに歯止めをかけられたかもしれない。


一〇年以上経ってから研究者たちは、ようやくあの調査結果を公表し、正式な謝罪とともに、自分たちが結果を早く伝えなかったがために被害を招いたことを認めた。



  一九八〇年に臨床試験を実施したとき、わたしたちはロルカイニド投与群に見られた死亡率の上昇を偶然誤差と考えました。
ロルカイニドの開発は商業上の理由により中止され、したがって、この臨床試験は一度も公表されませんでした。


それが今や 「公表バイアス」 の好例です。
ここに記した結果は、前途に待ち受けるトラブルへの早期警告になっていたかもしれません。


 このあと簡単に説明するように、未公表データの問題は、その規模と害が疑問の余地なく実証されてきたにもかかわらず、医療のあらゆるところに、いや実のところ学界全体にはびこっている。32p



本書では、癌の基礎研究・タミフル・コレステロール低下薬のブロックバスター〔売上げが年間一〇億ドルを超え、破壊的影響力がある新薬〕、肥満治療薬、抗鬱薬などを、医療の始まりから現在にいたるまでのエビデンスや、広く使われている薬剤

  -本書を読んでいるあなたがたの多くが、今朝飲んだと思われる薬-


の、今なお・まさに本書を執筆しているこの時にもまだ隠されつつあるデータとともに考察しよう。


また、規制機関と学術団体が何度もこの間題に対処しそこなっている理由も検討する。



 研究者は、自分が隠したい結果を自由に葬り去ることができるから、患者は、医療全体をつうじて ーー研究に始まり、診療にいたるまで-- 驚くほどの規模で危害にさらされる。


医者は、自分が投与する治療薬の本当の効果について知ることができない。


この薬は本当に一番よく効くのか、それともわたしにデータの半分が与えられていないだけか?

 誰にも分からない。


この高い薬には値段なりの価値があるのか、それともたんにデータが操作されているだけか?


 誰にも分からない

この薬は患者を殺すだろうか?
 それが危険だという証拠はあるのか?


 誰にも分からない。



 これこそ、医療に起こっている信じがたい事態だ。


そもそもこの学問分野では、あらゆるものが科学的根拠に基づいているはずであり、日常の診療が法医学上の懸念と密接に結びついている。

人間の営みのなかでも最も統制された領域の中に居ながら、わたしたちは飛んでくる球から目を離し、診療の決め手となるエビデンスが汚され歪められるのを許してきた。


普通ではおよそ考えられない。
この間題がいかに根探いかを、今から説明しよう。



ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

さて、日本ではどうだろうか?

 

ひょっとして、医者も知らない薬剤師も知らない薬が日常的に提供されており、それを何の疑いなしに飲んで居るアナタがそこに居るのかも知れない。

 

 

 

そして、上の例のように10年以上も経ってから「あれは間違っていた」と発表され、既に10万人以上がその薬で死亡していた・・・などといううわさを、もしかしたらあの世で聞くかも知れない・・・

 

知らないという事は恐ろしい事だ。

 

しかし、誰もそれを知ろうとしないし、知りたくもないのだろう。

 

 

 

 

 

 

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