古い本だとお思いでしょうが、古いヤツほど古いものを欲しがるもんでゴザイマス。
まあ、古いのは本だけでなく、人間の方も古くさくてあれから何十年経とうと、臭くて堪らないのが世界の医療というもんでゴザイマス・・・ぷっ!
あ! つま楊枝と一緒に入れ歯まで飛んでイッチャッタ~~!!
と言うわけで、ハンスリーシュ著
が再び登場するのでありました。
なんと言っても、あれから何十年・・・変わったのは女房、亭主の容貌のみ。
世界の医療は質的にはnot at all(ちっちも)変わっていないからであります。
従って、この古い本を読み返しても、現在にもぴったり当てはまるのではないかと思いまして。
僕自身は全面賛成かどうかはいまだ迷っているという状態ですが・・(モゾモゾ)
判断は貴女のハイヤーセルフ・サービスにお任せ致します。
(貴男はどうしたって? ・・・・・イランY)
以下印欧ーーーーーーーーーーー
日本語版に寄せて
ハンス・リーシュ
私は出版社から日本の読者のために特に「まえがき」を書くよう依頼され、嬉しさと当惑と両方の気持を持っている。本書はその表題からもわかるように、私だけのものではなく、私と考えを同じくする1000人の、そして更に多くの医師達のものである。
私はただ嬉しいどころか飛び上がるほど嬉しいのだが、それは世界のいずこの国に於いても動物実験の悪を進んで暴露する出版社は稀であることが分っているからなのだ。
私の当惑について言えば、私も日本へ行ったことのない他のほとんどの西欧大と同様、ヨーロッパで数は少ないが美しい日本の映画を見て、ほんの僅かに日本の国と人々について知っているだけだという事である。
どういうわけか、私かいつも漠然と個人的な概念として心にいだいているのは、東洋は知恵の在所であり、一方西欧は誤りの、しかも極めて重大な誤りの、源なのだ。サウジアラビアを舞台にした私の或る小説の中で、一人の遊牧民の長にこんな風に言わせるところがある、
「太陽は別として善はすべて東から来るが、雨は別として悪はすべて西からやって来る」と。
ともかく、うまく説明できないがこの信念がいつも私にまといついて離れない。
私は非常な興味をもって、甲田光雄博士の本書への序文を読んだ。甲田先生の理論と方法をもっと詳しく知りたいと思う。
ほとんどの人は自然の知恵のおかげで生まれながら健康であることに、先生も同意されると思う。それどころか、先生は「病気の大半は誤った生活が原因」と言っておられる。
一つだけ御批判申し上げたい。
先生は「動物実験の必要性を感じていない」と書いておられる。これは私に言わせれば、動物実験に反対する言葉としてあまりにも弱過ぎるのだ。
考えある人々が増えて来て、私もその人達と意見を共にするが、動物実験は「不必要」であるばかりかそれをはるかに超えて、むしろ医学、したがって人類、に対する猛烈な害の絶えざる源となっているのだ。
何故なら動物実験は、その信頼すらできない間違った答を、鈍感な自称「医学研究者」に与え続けているからなのだ。
ヨーロッパの人口の半分を一掃した腺ペストのような中世の大疫病は、密集地域に住む人々の不衛生状態から起こったのだが、今日、人類を脅かす新しい病気のほとんどが動物実験場から発したものであるということは明らかなのである。
一九九六年十二月二十六日
ーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーー
というわけで二五年前のハンスリーシュ氏の日本人へのおたよりですが、これは今デショの内容でも通用するかも知れませんね。
甲田光雄博士の推薦文は次に続きます。
乞う御期待!
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