The Alan Smithy Band

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サーズデイひろしは巨匠を懐かしむ

2014年05月15日 | サーズデイひろし
ふとツイートしたことで自分の中で盛り上がってしまった。

ひで氏です。

最近読んだこの本。


手塚治虫の原画を引っ張り出し、手塚プロが分析をする。

ひとつの作品を、いや一つのコマを書くのに一体どれだけの手間と労力がかけられていたのかがよくわかる内容になっている。

数々のボツ原稿。下書き状態の原画。決してペンを入れられることの無かったスケッチ。

よく音楽でもデモ音源をボーナストラックとしてCDに収録したりするパターンがあるが、
あれははっきり言ってアーティストにとっては拷問に近いと思う。完成品の前の姿を赤裸々に見せるなんて、あんな恥ずかしいことはない。

でも手塚治虫ともなれば、スケッチももはや作品と呼べるようなクオリティだ。

雑誌連載時はあらすじが書かれていたスペースを、単行本になるときにその部分を取り除いて一コマ入れたり、
それでもストーリが崩れることなく、むしろ広がりを増したりするのだから本当に魔法のようだ。

私も父や叔父が好きだったせいか幼少期から手塚治虫作品は深く慣れ親しんできた。

手塚治虫の私ひで氏にとっての魅力は、なんといってもあの輪郭線である。

子供を描くときや、女性を描くときに目立つ、独特の曲線。特に足元がすごい。
見てるだけで楽しい。

あと、何とも言えない題字が好きだ。
一目でそれとわかる独自のフォントだと言える。

手塚治虫氏が亡くなった時は本当にショックだった。
仕事ぶりや漫画の様子から、超人は死なないのではないかという妙な幻想があった。

喪失感がすごかった。

グリンゴの続きが読めない。。。ルードヴィヒ・Bの続きも、ネオファウストの先も、本当に読めないのだと思うと不思議で不思議でたまらなかった。同時に、病室でも最後まで書き続けていたというのを何かで読んだときは、その執念に感服して諦めがスッとついた。

あんな風に絵が描けたらどんな気持ちなのだろうと思う。

どんなに真似しても描けないが、私ひで氏が大好きな題字と輪郭線をあてはめると、久々登場のひろしもこんな風に。




真似すらできてないが、これだけで何かが起こりそうな感じに!










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2 コメント

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ひで画伯のヒミツ (のぞみ)
2014-05-16 11:10:07
は、ここにあったのでしょうか。

エピソードも素敵ですし、
この画、すっごく素敵ですー☆

原画があるなら
サイン入りで欲しいくらいに。
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Unknown (ひで)
2014-05-16 13:02:36
のぞみさん、
ありがとうございます。タイトルが入る一コマというのは開放感のある、一番の見せ場ですよね。ひろしもそんな連載が始まればいいのに。。。笑

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