2004年から2006年にかけての調査により、レンブラントのオリジナルと確定された作品。
この作品はトローニー、つまり当時の服装と関係のない想像上の服装をした架空の人物像である。「レンブラントのモナリザ」と呼ばれているそうだが、モナリザより美人!!
本作には、この時期にレンブラントが試みた「だまし絵」の特徴が見られる。少女の両手は、納まるべき額縁から飛び出して描かれているのである。
1944年、カロル・ランツコロンスカ伯爵夫人(1898-2002)より、貴重なヨーロッパ絵画35点がワルシャワ王宮に寄贈された。そのうち16点はポーランド最後の国王スタ二スワフ・アウグスト・ポニャトフスキ(1732-1798)のコレクションに収められていたもので、この肖像画もその一部である。
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