アメコミとラーメン

大風呂敷を広げたわりに終りはあっさり、X-MEN


今回は、到着したアメコミの中から、All New X-MEN (“ANX”) 35号、36号について書こう。

筋書きをBrian Michael Bendis、画をAhmud Asrarが担当。添付画像はSara Pichelliが担当。Pichelliは最近お気に入りの画家。最近の彼女はなにやらプライベートであったらしく創作活動に支障をきたしているらしい。ここ1週間で漸く活動を再開した。才能ある画家なので頑張ってほしいな。できれば、海外漫画フェスタに来てほしい。

さらっとANX 35号、36号の粗筋を紹介しておこう。別次元Ultimate Universeに飛ばされた若きX-MEN達。そして彼らは新しい世界でバラバラになってしまった。Jean GreyはMiles Morales (Ultimate SPIDER-MAN)とこの世界のX-MENの力を借り、一人また一人とX-MENを集めていく。そして最後にBEASTを化学物質で洗脳したDr. Doomの城へ向かい、彼と一大決戦を試みる。そして、今回の事件を起こしたミュータントCarmenを説得し、元の世界へ戻る。

まずは、刊行スケジュールについて。36号の後ANXは38号、39号と続き、37号に戻るという順番。なんじゃそりゃ。

さて、いつものように、好きなシーン台詞を書いていく。ANX 35号から。Kitty PrydeとANGELとの間の噛み合わない会話を6コマ使って描いているシーン。Milesの居心地の悪そうな態度が楽しい。

X23の台詞も良いな。Why can’t we accidentally visit a place that’s better than ours? もし彼女の言うように自分達の世界より素晴らしい場所を訪れたら、X-MENは決して面白い話にはならないよね。

X-MENやMiles達を殲滅したDr. DoomがMilesに行った台詞が不気味。Milesを解剖してやるってやつ。Doomはよっぽど解剖が好きなんだな。一昔前のTHORでもAsgardの人を解剖してた。

Jean Greyのテレパシー攻撃を意に介さないDoomだが、戦術面では若いJeanの方が一枚上手ってところが良いな。

Carmenなる若いミュータントが自分の世界に戻るべく新たな道を拓いていくのだが、どうもうまくいかない。その過程で、年老いたWOLVERINEとFANTASTIC FOURのThe THINGとの戦いの世界や、Apocalypseの4人の僕にWOLVERINEやSCARLET WITCHが成り下がっている世界等不気味なシーンが楽しい。

気に入らない点。Bendisは大風呂敷を広げる割に終りがあっさりしすぎているな。これDan Slottにも当てはまるかな。

コメント一覧

管理人
Nobody winさん:

コメントありがとうございます。

Bendisの自分の作品に対してのHomageだったんですね。

邦訳は最近トンとご無沙汰です。
しかし4月に買う予定です。
できれば、レビューを書きたいですね。

また、映画は今年も後悔めじろ押しなので、またレビューしますよ。もう暫くお待ちください。
Nobody win
前にアベンジャーズで
アャJリプスの四騎士に
ウルヴァリンとスカーレットウィッチがいたような?と検索してみたら有りました
http://marvel.wikia.com/Avengers_Vol_4_3

別の時間軸から来た連中だったので
ひょっとしたらベンディスは同じ時間軸の連中を再登場させたんでしょうか?

こちらのブログで、最近は邦訳やアメコミ映画のお話が少なめなように感じておりますが
出来たらそちらの話題もお願いしたいです。
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