
John Romita親子の描いたvariantを買った。これ良いな。恐らく子供の方が鉛筆で書いて父親がインクを入れたと思われる。元々これはAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 250号の表紙をRomita Jrがself-homageしたもの。Green Goblinではなく、Hobgoblinとの戦闘シーンが描かれていた。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”) 850号のMike Mayhewが描いたvariantも同じ画がモチーフになっているんだよね。
さて今回は、そのASM 930(36)号を読み終えたのでレビュー。筋書をZeb Wells 、画をEd McGuinnessが画を担当。
粗筋を手短に紹介。忘却界がニューヨークの街に大使館を設置したことで、忘却界の怪物も街に出没。人々を困らせている。Peterに憧れる怪物Rekrapもその一人。彼を取り押さえるべくSPIDER-MANが捜査する。
今回も気に入ったシーンや台詞を気ままに書いていく。まずは、Disney Plusでも見ることのできるLuke Cageがいつの間にかニューヨークの市長になっていた。その前はKingpinなわけで、今彼はKingpinの尻ぬぐいをしてるんだね。Kingpinは法律を味方につけてヒーロー達を退けていたことをLukeが言及しているのは興味深い。
座っている椅子が小さいことにLukeが不平を言った後の忘却界の女王Madelyneの台詞。”It’s so (small that) you feel unimportant.” Wellsの紡ぎだす台詞は結構面白いがこの台詞も皮肉が効いていて好き。
同席したSPIDER-MANが協力をお願いする際の台詞とMadelyneの応え。”Assuming you’ve forgiven my little break-in the other day.” “I have not.” この台詞はこれまた面白い。大使館への侵入は今年のASMのAnnualの一件ながら、話がつまらなかったのでよく覚えていない。
忘却界から来た怪物を連れ戻すために召喚された怪物。何かSPIDER-MANを見てParkerと呟いた。Peterのことを知っている死んだ誰かが、怪物になったのか。それが次号へのcliff hungerでもある。気になるじゃないか。
もうひとつ気になるのは、Rekrapが捜査と称して人の家に押し入りPeterの家へと導く新聞記事を手に入れた件。Rekrapは何を捜査しているんだろう。
気に入らない点。背後に別の怪物がいるにもかかわらず、SPIDER-MAN Sense(第六感)が働かなかった点。怪物はRekrapが目的だからか。だが、その後に突如SPIDER-MAN Senseが利き始めるのは何故だ。Wellsに説明してもらいたい。