アメコミが到着するとSPIDER-MANとX-MENを交互に読んでいる。次はX-MEN Gold (“XG”)の順番。XG 25号、26号をレビュー。
筋書をMarc Guggenheim 、25号の画をPaulo Siqueira、Jose Luis、26号の画をMichele Bandini、David Marquezが担当。添付画像は、Phil NotoによるXG 26号の表紙も凄く良かったのだが、最近力をつけてきたRyan Stegmanによる25号の表紙を採用。
25号の中身を担当している二人、どこまでが誰かはわからないのだが、大変安定している。一方、26号ではMarquezの回想シーンは非常に品質が高い。しかし、もう一人の方はまだまだかな。何か日本の漫画のような表情を使ったりするところは面白い。
さて粗筋。Negative Zoneから来たオイラが嫌悪している神がパリで大暴れ、X-MENの控えのチームがそれを止めている一方で、Mesmeroの姦計で投獄されたX-MENも助けに駆け付けた。26号では婚約したKittyとCOLOSSUSがどうもシックリ行っていない。それにも関わらず、ラスベガスでバチェラーパーティーをX-MEN男子が決行。そこに現れた突然変異Sentinel。
お次は、いつものように気に入ったシーン、台詞を紹介。SPIDER-MANにおけるSilber Sable的にミュータントではないが、仲良しCAPTAIN BRITAINとMegganが再登場するのは嬉しい。パリってのはイギリス人にとっても憧れの場所なのかな。敵と戦っていてもパリはロマンチックと断言するCAPTAINは流石イギリス紳士。
昔Arthur Adamsが描いたやつだったかな。そこに登場したTHORの石鎚みたいなものをSTORMが再び使うシーンは懐かし嬉しい。ま、こんな巨大神に素手で戦おうって方が無理なので良いけど。しかし、この石鎚が恒常的に使われるのはどうかな。XG 26号で再登場してちょっとガックリ。
Mesmeroを影で操っていたミュータント嫌いのNance。彼女とSentinelの会話がちょっと好き。Mutationという言葉を使ったSentinelに、”I don’t care for that term.”
ミュータント嫌いで言えばKitty達を入れていた監獄の所長もミュータントに対する差別主義者だったのは、上手い演出。X-MENをアメリカ人がどう読んできたかわからないけど、こうやって差別に対する批判を続けているのに、差別は未だなくならない。(日本だって偉そうなこと言えないけど。)
それから、ICE MANが敵方にいたPyroを身内として扱っている点は好き。そしてそれを中々受け入れられないKittyという、対立とまでは行かないが意見の相違はものすごく自然で好きな演出の一つだな。
笑っちゃうのは誰が教えたわけでもないのに、Negative Zoneから来た来訪者の名前がマスコミで報道されている点。そりゃーないでしょう。
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