今回はX-MEN 2号、3号がまとめて到着したので、まとめてレビュー。
筋書をJed MacKay 、画をRyan Stegman、インクをJP Mayerが担当。添付画像は、J Scott Campbellによるvariant coverでMAGIKとROGUEの図。2号と3号を連結してみた。ちょっと待て、ROGUEはX-MEN誌に登場するメンバーじゃないんだけどな。
今回も粗筋をサラッと紹介。サンフランシスコでミュータントが現れた。同時に宇宙から侵略者が到着。どうやら宇宙人は新しいミュータントの仕業らしい。3号では米国政府がX-MENの基地に潜入した。リーダーCYCLOPSが政府機関の重鎮と会合中の隙を狙ってのこと。政府の狙いはミュータントの存在を感知することの出来る装置Cerebroだ。
気に入ったシーン、台詞を紹介。サンフランシスコのミュータントBenの力Reality Warping。現実を歪めて非現実な状況を作り上げることができる。宇宙人船団をサンフランシスコ出現させるのは凄いな。
もう一つちょっと聞き捨てならない単語が政府の重鎮Lungdqvist(最早なんて発音するか想像も付かない)がミュータントは感染力があるとCYCLOPSが問い詰められた。通常ミュータントは思春期にその力を顕在化させるはず。しかし成人してから顕在化する事例がX-MEN 1号で紹介された。そしてBenもそうだ。それらの事例からそう結論付けたのか。面白い布石だ。
BEASTにROGUE他の別行動しているミュータントを翻意させるよう言われたCYCLOPSの台詞。”Tell ROGUE, GAMBIT, JUBILEE and WOLVERINE, possibly four of the most pigheaded mutants ever existed that they’re wrong?” pigheadedは頑固なという意味。無理って言っているのだが、こういう英語ならではの表現が好きだね。
生意気な未成年(恐らく)ミュータントQuentinとCYCLOPSの会話。”It’s KID OMEGA, Summers.” “You know I hate call you that.” “Which is why I insist.” OMEGAはミュータント能力の中でも一番強力なレベル。相当凄いんだろうが言い方が失礼なのが面白いね。最後はCYCLOPSが不承不承そう呼ぶところが笑える。
さて、3号での大爆弾cliffhanger。CYCLOPSが一時呼吸困難に陥っている。それも仲間のいない場所に移動してそれを隠している。どういうことだ。次号も目を離せない。
今回はレビューしないが、同時に到着したX-FACTOR 1号(CYCLOPSの弟HAVOKが所属)が結構面白かった。