またまた半年振りにFANTASTIC FOUR(以下“FF”。)を書こう。最近は、FFを買い始めては、やめ、やめては、また買い始めるといった具合。前回は、FFの創設時のメンバーJohnny Stormが死んでどうなるだろうという興味本位で買い始めた。今回は、雑誌名をまたFANTASTIC FOUR に戻し、昔の番号に戻し、さらには600号って記念号になって出版されたんで、つい買っちゃった。しかし、定価$7.99は高い。ご用達Milehighで$7.19で買ったもののまだ高い。
筋書きをJonathan Hickman、画をSteve Epting他が担当。表紙を描いているのは、ちょっと誰だかわかんないな。サインが読めない。Steveの画は、相変わらず良いね。SHE-HULKの表情が特に好きだな。
さて、筋書きの方は、どうもいろいろな事があちこちで発生しているようで、把握するのに戸惑っている。Kree星人の親玉Supreme Intelligenceが蘇って、地球攻撃を始めたり、Negative Zoneの破壊王Annihilusが入り口から地球へ入ってこようとしたり、Inhumansも、Kree星人に包囲されたり、あちこちで、ピンチ盛り沢山。そして、クライマックスは死んだはずのJohnnyがこの号で復活を果たすこと。早過ぎないかという、突っ込みをすぐ入れたくなるが、そこは我慢して、読み続ける。
一番気に入っているのが、第一話目の最後のコマ。現在FFとして活動中のSPIDER-MANに、再開してうれし涙を流すと思いきや、Johnnyが開口一番、「一体全体何を着てるんだ」と質問するところ。やっぱりこのSPIDER-MANの白いコスチュームは変だよね。筋書き担当のSteveもこのデザインに対して内心変だと思ってたんじゃないかな。
それから、第一話目の中で出てくるKree星人の地球征服を目的に作られたロボット。FFの生みの親Jack Kirbyが描いたようなデザインだ。良いね。流石600号記念にふさわしい。
2話目以降は1話目の裏話が語られている。Johnnyがどうやって復活したかとかね。その中でも気に入っているのがInhumansのBlack Bolt(以下”BB”)とMedusa夫妻の話。いきなり、どこからともなく現れたBBの奥さん達軍団に戸惑い、憂鬱なMedusa。だけど、BBの気持ちはMedusaにあると知ったMedusaは、あっという間に元気になっちゃうっていうもの。なんか現金だな。(ちょっと言葉の使い方が違うか。)ちなみにこの話の画はMing Doyleって人が描いている。人物のクローズアップは結構良い。
Galactusの話は今後の伏線だと思う。最後のReedとSueの息子Franklinの話がよくわからん。この話に出てくるおっさん誰?
おっと忘れてたSPIDER-MANと同じでタイトルの上にキャッチコピーが付き始めた。The World’s Greatest Comic Magazine!だ。(というよりこのコピーは復活したという方が正しい。)その昔1980年代のJohn Byrneが画を(それと筋書きも彼だと思う。)担当していた時にはこのコピーがついてたんじゃないかな。Byrneが辞めるまでFFを買い続けてたのを思いだした。
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