
筋書きをCharles Soule、画をLenil Francis Yuが担当。表紙もYuが担当。添付画像はCW 3号のものを採用。Peter ParkerとSHE-HULK。中身と同じYuの作品。今回は、Peter Parker とJenifer Waltersの図。CW 1号の表紙と同様敵味方が1枚の画に収められていてよくできている。
アメリカ内でSteve Rogers (“Steve”)とTony Stark (“Tony”)の内戦は続いている。前者はアメリカの一つの価値観、自由を標榜している。そして後者は法と秩序を重視している。(何か民主党と共和党を匂わせているのかもしれない。)両社の和平仲介したMiriamという女性は暗殺された。その犯人を捜すべくSHE-HULKことJenifer Waltersが敵陣に潜入。一方長い戦いに倦んでいるPeter Parker (= SPIDER-MAN)は戦争の要因の一部をなくす装置の原料を求め敵地に潜入した。
いつものように、好きなシーンや台詞等を紹介。
今回もYuの画は凄いな。Doc Ockの触手を持ったKing Pinの画なんか凄い迫力。ちょっと気持ち悪いけどね。Yuと言えばマニラのコミコンでCW 1号にサインしてもらった。本当は、スケッチ注文したかったんだけど、事前のメールが上手く届かなかったみたいだ。残念。隣にいたのは奥さんかな。凄く綺麗な人だった。
昔のSteveの相棒BuckyがTony側についているのが面白いな。彼は国家に忠誠を誓っているって説明的な台詞で理由はわかる。Steveとの友情はそんなにちっぽけなもんなのかなって気もする。(もう少し理屈をこねないとダメかな。)
その後Tonyが自分のしてきたことをBuckyに裏書きしてもらうシーンも面白い。Tonyの自信が揺らいでいる証拠だ。
そもそも、このCWの発端となった事件の当事者SPEED BALLの登場も良いな。そして、彼の弁護士は他ならぬJeniferだった。敵と味方に分かれた犯人とその弁護士という構図は良し。
前回のCWに関する記事での疑問の(3)、「何故VenomはSteveの側についているのか」に関しては、解決。今はClint Burton(この話の中ではHAWKEYEではない)に寄生しているんだねSymbioteが。(前回の記事のリンクは下記参照。)
http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/1130.html
3号の最後で死んだはずのBLACK PANTHERが出現したのが、意外だった。ビックリだったのは、彼が和平の仲介者を殺した首謀者だったこと。さらには、4号で、その彼はSkrull星人であったこと。三段階のビックリだ。FANTASTIC FOURの宿敵の一つSkrullは好きだな。だから、このオチは面白いな。
Tonyの座右の銘が面白い。Make Love Not War. (敢えて訳さないけど。)
4号の最後にSteveが自らを囮に戦いを挑むシーンは好きだ。将軍としての自分より一兵卒である方が彼の本当の姿であるみたいな台詞も彼らしい。
Steveの側が治めている地域はエネルギー、食糧不足であるという設定は些か無理があるかな。確かに諸外国との交易ができないにしろ、米国の西側って石油だって取れるし、食品の生産だって盛んだからね。