アメコミとラーメン

連番が飛んだ、Uncanny X-MEN 639~640号



本文に行く前に、標題の話。いつもこのブログではUncanny X-MEN (UX) の番号をLegacy Numberで紹介しているのだが、前回のレビューのUX 634号、635号で、今回レビューするUX 639(17)号と640 (18)号。連続番号のはずが飛んでいる。最初買いそこなったかと思って、ガックリ来たがそうじゃない。UX War of Realmsの1号~3号までが、Legacy Number 636~638号らしい。そりゃないだろう。そもそもそういうやつ買って得した経験が全然ないし、話そのものに興味ない。

さて、本題。筋書をMatthew Rosenberg、639号の画をCarlos Gomez、640号の画をCarlos Villaが、両号の彩色をGuru-eFXが担当。添付画像はWhilce Portacioが描く640号の表紙。やっぱ良い画家の表紙は見ていて気持ち良いな。中身のGomezも中々上手い。全体的に人物を細身に描くきらいがあるが、合格点。特に彼の描くWOLVERINEが好き。 Villaは今一歩。

粗筋から。メンバーに一人RhaneことWOLFSBANEが殺された。CYCLOPSは葬儀を行う一方、WOLVERINEは犯人を殺そうと計画する。最後には考え方の違いからCYCLOPSとWOLVERINEは喧嘩の末、WOLVERINEがチームを去る。640号ではMarauders、Mr. Sinisterと戦闘。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。今回もMadroxが彼のもう一つの姿、私立探偵っぽい働きをして、関心。Rosenbergはちゃんとキャラクター設定を理解している。

そんなMadroxに葬儀用の黒いスーツを着ているWOLVERINEに対する質問と返答。”Where ’d you get it?” “Off a dead man.” WOLVERINEらしい答えに笑う。

日本語で会話するWOLVERINEとKwannonに対して、駄目な弟振りを発揮しているHAVOKが言った台詞。”Really cute. You two think you’re the only one who speak Japanese?”この次に当然日本語で話すと思いきやトンチンカンなことを言って、全然わかってないんじゃんとわかる。流石Rosenberg。

CYCLOPSがEmmaのことを忘れているのには、ちょっと驚かされた。640号で段々とわかってくるが、どうもEmmaは全てのX-MENから記憶を奪い去っているな。昔Professor Xが良かれと思ってやったやつだ。(CYCLOPSと Prof Xの断絶の端緒。)

Emmaの性根の悪さが現れそれはそれで良し。やるんだったら、徹底的にやってほしい。

MAGIKとチームを離れるWOLVERINEの台詞。”You run a school to teach kids about making a better world.” “Yeah. Then those kids were killed.” WOLVERINEの絶望が感じ取れる良い台詞。

Chamberの死体を見たMr. Sinisterの台詞。”What a shame. Such a uniquely gruesome specimen. 確かにSinisterにとっては、全てのミュータントが標本みたいなもんだが。Dark Beastの笑えない冗談かと思ったよ最初は。

全体的に、何か終わらせるための話の展開で、暗いな。どんどん人が死んで、死なないまでもチームを離れていく。Rosenbergが入って面白くなってきたのに(特に印象的な台詞が多い点は評価高いんだけどな)。
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