![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/7a/dc2f51cf11878b130d71148b387b1682.jpg)
公開最初の週末に映画SPIDER-MAN Far From Homeを観たので早速レビュー。
粗筋から。大型サイクロンに襲われたメキシコの街に到着したNick Fury達、そこでMysterioに出会う。一方SPIDER-MANことPeter Parkerは学校の同級生とヨーロッパへ旅行に行くことになる。最初の訪問地ベニスにてMysterioと怪物が戦っているのに遭遇する。愛の告白などしている場合でないSPIDER-MAN。
気に入ったシーン、台詞を順不同で紹介。(いつもそうだけど、台詞は大概忘れる。)Tony Starkを始めとする戦いで命を落としたAVENGERSの追悼番組を校内放送でやるのは凄い。
今回のPeterのヨーロッパでの計画がMichelle Jones (“MJ”)への愛の告白ってのが楽しい。そのMJ。凄く良い役者さんだ。オイラの知っているMJじゃないけど、ただ悪人から逃げるだけの娘じゃない点は、オイラの知っているMJと共通だ。また、彼女はPeterの正体に気付くのもMJだ。ハッタリをかけて、Peterに認めさせる手口はナイス。彼女曰く67%の確信だったらしい。
一方、彼女がどうしてPeterの正体を見破ったかという点も重要。二人の間の距離がどんどん近づいていく後半は、彼等の子供らしい愛に観ていていて清々しかった。
原作と違うという意味では、NedとBettyもなのだが、彼らが一瞬付き合うのはご愛嬌。(原作では結婚する。)
Flashが今回も良い味を出している。そして、ちょっと時間の関係で何故彼が意地悪なのかがわかるようなシーンもあって、次回作に繋げて欲しいな。
綺麗なMay伯母さんは今回も健在。というより可愛い。Happyの気持ちがわかる。
Peterが音楽を知らない設定はComic Bookそのまま、かかっていたBack in Blackを演奏しているのは Led ZeppelinではなくはAC/DCだからね。
Nick Furyの車だったか、バスだったかのナンバープレートにASMと書いてあったな。Comic BookのタイトルAmazing SPIDER-MANね。
Peterの科学知識をベラベラと喋り本題になかなかいかないことを謝ったPeterに対し、この場にいる誰より頭が良いことを謝らなくても良いと慰めたQuentin BeckことMysterioはいい奴じゃんと思ったら、やっぱり裏があった。前半は本当凄く良い奴だった。
Ending Credit最後はCAPTAIN MARVELにも出ていたSkrull人登場。どうも今回Nick Furyがオチャラケているなと思ったら偽物じゃん。(SPIDER-MANだからちょっと役を柔らかく演じていたのかと思ったら…。)
Ending Credit中程のCliff hungerでは、今回の黒幕Beckの仲間がSPIDER-MANを中傷するデッチ上げをリークした。しかも正体まで暴露。そして、そのニュースを読んでいるのはJ Jonah Jameson。演じているのはSam Raimi版SPIDER-MANでも同じ役を演じていたアカデミー賞役者J K Simmonsだ。ウォー。
黒いコスチュームが良かった。SPIDER-MAN Noirの実写版みたいだったよ。
アクションシーンでは、列車に轢かれるSPIDER-MANなんかは結構好き。どうも劇中でもAugmented Realityなんだか、特撮なんだかは、SONYらしくゲームの世界のようだ。目に見えているものが真実とは限らないみたいな台詞が確かあったと思うが、そんな感じ。ちょっと判り辛いシーンもあったけどね。前半部分ではSpider-senseはどうなったんだと思うぐらいウスノロなSPIDER-MANにイライラした。その点は後半戦で挽回するのだが。
この辺から気に喰わない点。最大の疑問。赤の他人のBeckにTony Starkから引き継いだ眼鏡を簡単に渡すか。ハイテクな武器とかそういうことじゃないくて、Tonyに対する思い入れは人一倍のPeterが、形見の眼鏡をね。
それから、自分の正体を晒し過ぎ。原作でも正体Peterがバラす都度、不満を述べているオイラ。今回の映画のバレバレし過ぎにはアレルギー反応。May伯母さんにだって知られるべきではない。
不満はあるが、Marvel映画らしく明るく面白かった。勝手格付けA-。