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1か月前には大停電だったテキサスから、発送されてから2週間かからずに荷物が到着。ビックリ。今月もすぐに到着。Amazing SPIDER-MAN 861(60)号、862(61)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
筋書をNick Spencer、861号の画をMark Bagley、インクをAndrew Hennessy、John Dell、862号の画をPatrick Gleasonがそれぞれ担当。添付画像は、862号の表紙。これが話題のSPIDER-MANの新コスチューム。好みじゃない。1980年代に黒のコスチュームになった時の違和感以上だ。しかしこの表紙、キカイダーみたいでカッチョ良いな。日本人のオッサンは好きじゃないかな。標題はコスチュームが変ったことと鰍ッている。
粗筋から。861号。Mary JaneはPeterを使われなくなった劇場に誘いそこで、PeterのHarryに対する思いを洗いざらい話させる。862号ではKingpinがマフィアのボスを集めBoomerangの命を狙わさせる。一方SPIDER-MANはNorah Wintersの経営するネット新聞とネットで繋がったコスチュームを着せられ悪人との戦いを生放送。
861号では結局何か進展したのかと言えば何も進展していない。不満だ。しかしだ、最終コマで出てきた悪の張本人Mephistoにビックリだ。まだこいつはPeterを苦しめるつもりか。MJとの結婚をチャラにしてしまった過去のMephistoとの契約を何とかしてくれるのかという淡い期待を持っても良いのか、いやそんなに甘くないか。
もう一つ、MJのシリーズを読んでいないのでわからん。しかし、MysterioはPeterがSPIDER-MANと知っているのか。否、知らないと仮定する方が妥当だろう。そうでなければPeterをyour dateと言わない。MysterioとMJが組んでいることが今後どう展開していくかは楽しみ。
861号でBagleyが描いたMJは非常に良かった。どのコマも素敵な彼女でいっぱい。Spencerも彼女を上手く使っている。Mysterioは彼女を操っているつもりでも、彼女はそう思っていない台詞が良いな。”As your leading lady, I decided to take the lead on this one.”
862号。KingpinがBoomerangの名前を出した途端マフィアのボス全員が”I hate that guy.”と叫ぶコマは笑える。
SPIDER-MANに視聴者が考えたジョークを言わせる趣向は良いが、疲れる。
もう一つ笑えたのは、このコスチュームを着ることと引き換えに貰える金額にニンマリのPeterの図。Gleasonの画が冴えている。
今回Boomerangを始末したボスにはKingpinからGet-out-of Jail Free Cardが贈られる。何か時効警察の「誰にも言いませんよカード」みたいなほのぼのとした耳障りは何なんだろう。
そして、Hydro Man、Shocker、Speed Demonらを軽くあしらうSPIDER-MANであったはずが、最後のオチは絶体絶命の危機で終わる。流石Spencerだ。